巷を騒がせているジャニーズ問題ですが、被害者
の皆さんへの救済や会社の分社化などで事態は
収束に向かうと思われたのですが、ここにきて
新たな問題も発覚し、収まりそうにありません。
個人的に加害会社と同罪だと思うのは今まで見て
見ぬふりをしてきた大手TV局、そしてマスコミの
方たち。
報道ぶりを見ていると表面上では自分達にも問題が
あったのを認め、反省している素振りをしてますが
見て見ぬふりを続けて犯罪の片棒を担ぎ続け、結果
ここまで被害者の方が増えてしまったという、犯罪
を助長してきた一方の当事者だという意識はまだ
希薄だと感じます。
先日、大手TV局の一角の日本テレビは自らの報道番組
の中で20分近くの尺をとり、自らの問題を検証する
放送をしましたが、他の大手TV局はやってません。
人の記者会見を叩く前にまず自分達がやってきた過去
の過ちに対して記者会見を開き、もっときちんとした
検証とその結果の公表を行うべきではないでしょうか。
自分達が何故ここまで問題を隠蔽、臭いものに蓋を
して事態を放置したのかの説明が必要です。
あと今問題になっているようなことは氷山の一角で
しかなく、ほんの一例ですがある女優さんが大手の
事務所を退所したら自分の本名を使えなくなり
仕事もいわゆる干された状況になったのに、忖度
しTVドラマなどの番組には起用せず黙認をし続け
ています。
日本の大手TV局やマスコミの得意技は「忖度」
「長いものには巻かれる」です。
そんな体たらくなのに恥知らずにも口を開けば
綺麗ごとを言っているようですが、今回改めて
明らかになったように、実際は強者には媚び
へつらい、いざとなれば弱者には見向きもせず
見て見ないふりを続け切り捨てるという、本来
なら公正中立であるべき報道機関としての矜持
など全くありません。
この際、全てひっくるめてそういう悪しき体質と
きっぱり縁を切るためには、問題と正面から向き
合っての検証が必要です。
それをせず口先だけの、上っ面だけの反省の表明
だけで乗り切れると思っているのならそれは
大きな間違いで、大衆の信頼を損なったことは
間違いなく必ず後で痛いしっぺ返しとなって
返ってきて、自らの首を絞める事になるのでは
ないでしょうか。
信用はほんの一瞬で失ってしまいますが、信頼を
得る為には、とても長い時間がかかるというのを
改めてもっと自覚すべきです。
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