冷えは万病のもと １７

３．食の在り方
　何をどう食べるかという認識がないと、口に入りさえすれば何でもいいということになりかねません。そこで、こんな食べ方はどうかという、食べ方を考えてみたいと思います。それは、歯の構成に従って、よく噛んで食べるという方法です。
　人間の歯の構成は、穀類を食べるための臼歯が２０本で全体の６２．５％、野菜や果物を食べるための門歯が８本で２５％、肉や魚を食べるための犬歯は４本の１２．５％になっています。
　この構成からみてみますと、植物を食べるための臼歯と門歯を合わせると８７．５％になり、残りの１２．５％が動物という比率になりますから、この比率に従って食べるのが、一番健康的な食べ方ということにならないでしょうか。
　動物が植物を食べるというのは、光合成によって集約された、太陽のパワーを食べるということになります。地球上のすべての生き物の生命が、太陽の光によって保たれていることになりますでしょう。