明主様御垂示 「御神体奉斎と精神病」 (昭和27年3月16日)
信者の質問
「M川T(男性)、今月一日より胃部と肺部が同時に痛み出し、長い時は七、八時間激痛があり、御浄霊一時間くらいで鼠蹊部の方に下り、楽になり、下痢をいたします。
痛み出す前には臍の上部が固くなってまいります。
一昨年十一月より昨年四月まで、今年よりは軽い御浄化をいただいており、その節御垂示いただき「薬毒だから長くかかる」とのお言葉でございました。
これは二カ月ほどで全快いたしました。
二十三年三月入信。大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎、御資格をいただき、自宅でお道に御奉仕させていただいております。
なお、左下腿切断いたしております。父は胃潰瘍で死亡しております。
本人は戸主でございますが、妹に養子をとり家を出ており、生家も父のお祀りをいたしております。
生家の養子も入信いたし、たいへん協力いたしておりましたが、昨年六月自然農法をいたし、村人や親戚の反対に興奮状態でおります時、古寺の整理があり、屋板藁を堆肥にすべく買い取りましてより、精神異常となり、親戚が入院させましたが一週間で退院いたしましてより、信仰を強制的に止めさせられ、御屏風観音様もお祀りできず、本人がお預かりさせていただいております。
生家または父の霊と関係がございましょうか。今後の処置および御浄霊の箇所につき御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「屋根藁を堆肥に・・・これはちょっといかんですね。かわいそうなものだな。
この屋根藁なんて、たいへん間違っているですね。つまり自然ということを忘れるんで、こういうことになるんですね。
もし屋根藁が堆肥にして良いものなら、これから方々の屋根藁を取って堆肥にしなければならない。
たいへんなことです。やはり、こういうことはたいへん間違っている。片っ方の足を切断しているんですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「とにかくまわりで反対しているんでしょう。」
信者の発言
「亡くなった父と関係が・・・」
明主様御垂示
「お父さんの霊とは関係がありませんよ。」
信者の発言
「入信いただいた時薬毒が・・・」
明主様御垂示
「そんなことは良いけれども、現在本人は家にいるんですか。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「精神病というのは誰ですか。」
信者の発言
「実家の妹の主人でございます」
明主様御垂示
「精神病はこの人とどういう関係があるんですか。」
信者の発言
「生家の妹の婿でございます」
明主様御垂示
「信仰に入っておりますか。いつですか。」
信者の発言
「入っておりますが、判りません」
明主様御垂示
「精神病のいる家は、側が反対しているんですか。」
信者の発言
「親戚が反対で、御屏風観音様をM川がお預かりしております」
明主様御垂示
「夫婦二人きりで、亭主が精神病ですね。光明如来様は・・・。」
信者の発言
「まだでございます」
明主様御垂示
「それじゃしょうがない。妹というのは信仰に入っているんですか。いつですか。大体で良いですよ。」
信者の発言
「大体、二十三年ごろと思います」
明主様御垂示
「しかし、まだ信仰に入ってないじゃないですか。光明如来様をお祀りしなければ、信仰に入ってないんですね。屏風観音様は止したんですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「それじゃ治りっこない。それは、あなたが浄霊に行っているんですか。」
信者の発言
「いたしておりません」
明主様御垂示
「浄霊してなくて尋ねるんですか。」
信者の質問
「M川の御浄化と精神病と関係が・・・」
明主様御垂示
「関係ない。薬毒ですよ。先に薬毒と言ったでしょう。
だから、やっぱりそうじゃないか。長くかかると言ったんだろう。その通りですよ。聞く必要ないですよ。
だからいったん治ったが、それは治ったんじゃなくて、一時的なんだから、こういうのは、やはりいくども、治っては悪くなり、治っては悪くなるんです。
薬毒だからね。だから痛い所を浄霊すれば良いんだからね。痛い所に浄化が起ったんだからね。気長にやれば良いです。」