Shpfiveのgooブログ

主にネットでの過去投稿をまとめたものです

来月から「令和元年」です。

2019-04-01 18:22:13 | 政治・社会問題
平成31年4月1日

本日、新しい元号が「令和」と発表されました。

勿論、実際には随分前から決まっていたんでしょうけど、本日、正式発表となりました。

ネットではバカ面さげて新元号は安倍首相の「安」の字が入るなどと適当なことを言っていた人たちがいましたが

常識的に考えて、そんなわけないだろう、と思っていました。
(まあ、当人たちも真面目にそう思っていたわけじゃないでしょうけど)

実は「昭和」についても新元号として決まる前に「光文事件」というものがありました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%96%87%E4%BA%8B%E4%BB%B6

これについては

当時の宮内省が情報が漏洩したことに腹を立て、内定した「光文」から「昭和」に急遽変更したという説がある。このことは猪瀬直樹著の『天皇の影法師』で触れられている。

1956年(昭和31年)9月17日、NHK総合テレビのクイズ番組『私の秘密』に出演した中島利一郎(元宮内省臨時帝室編修局編修官補)が、「大正天皇崩御の際、次代の年号は私の選んだ『光文』と決まりましたが、事前に新聞に発表されたため、『昭和』になりました」と証言している。

当時、宮内省内に番記者として張り付いていた、東京日日新聞(現:毎日新聞)で長く皇室記者を務めた藤樫準二の回顧によれば[6]、社会部長から「政治部から、「元号が『光文』に決まった」という話が来たのだが」という問い合わせに対し、藤樫は「何も報告を受けていない」と返事したものの、その間に「新元号・光文」と刷られた早刷りの朝刊が配られた、ということである。

新元号案作成の中心に当たっていたのは当時の宮内省であり、一木喜徳郎宮内大臣の命を受けた図書寮編修官の吉田増蔵が起案した。それとは全く別個に内閣でも元号案を作成し、若槻禮次郎内閣総理大臣の命を受けた内閣官房嘱託の国府種徳が起案した。「光文」は宮内省案には全く存在せず、内閣の元号案に提示されているのみだった。宮内省の第3案まで残っていたのは「昭和」「神化」「元化」の3案であり、当時の枢密院議長・倉富勇三郎の日記によれば、その後の調整で1926年(大正15年)12月8日時点で「昭和」を最終候補とし、「元化」「」を参考とする最終案が決定していた事が明らかになっている[7][8][9]。「光文」は選ばれるはずがなかった内閣案の一つが選定作業中に漏れたにすぎず、記者がろくに検証しないまま飛びついたとされる。


といったもので、私自身「光文」から「昭和」に急遽変更されたという説には懐疑的ですけど、いずれにしても「新元号」には複数の候補が用意されていますので、例えば「次は(安倍首相が自らの一字をとって)安久と名付けようとしている」などと悪い意味で話題になった候補は、例え本当に候補だったとしても、無条件でボツになるに決まっています(笑)。

だから、そんな戯言をいうようなネット民は利口には見えないなと思うわけです。

さて、新元号「令和」は

2019年5月1日から施行 「令和(れいわ)」は万葉集より出典 万葉集32集序文「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」より

というものです。

それなりに考え抜かれた、いい元号だと思うのですけど、いかがでしょうか?

それはともかく

一日たち「新元号」について様々な反響が出ています。

何やら中国では既に「令和」という語句が商標登録されており、我が国の進出企業にも影響を与えかねないという話題もあります。
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2019040201002554.html


 【北京共同】1日に発表された新元号「令和」と同じ語句が、中国で昨年10月にアルコール類の商品名として商標登録されていたことが2日、分かった。中国政府系のウェブサイトで明らかになった。

 今回の「令和」の商標登録は偶然だが、新元号の発表を受け、中国で「令和」に関する商標登録の申請が相次ぐ可能性もある。


もしかしたら、こうしたことを機に企業などで「西暦に統一すべし!」という声があがるかもしれません。

けれども「令和」に限らず、元号というのは別に民間に使用を強制されるようなものではありません。

元号は、その使用に関してであれば基本的に各々の自由で、私文書などで使用しなくても罰則などは特に定められていないんです。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/087/0010/08704270010013a.html


国務大臣(渋谷直蔵君):私に対する質問は二問ございますが、一つは、ただいま法務大臣からも御答弁がありましたように、市町村における戸籍上の届け出、住民登録、印鑑登録など、現在法的根拠がないにもかかわらず強制しておるのではないかと、こういう御質問でございます。現在の住民基本台帳、それから印鑑登録のそれらの様式は、いずれもこれは市町村が自主的な判断で定めておるわけでございますが、一般に元号が使用されておりますけれども、これはもう御承知のように、従来からの慣行によって行われ、協力を求めておる、強制するというものでないことは言うまでもございません。このことによって別に不都合なことは生じておらないと考えております。


どうしても西暦以外は使いたくない、という人がいるなら、あくまでも「私的な範囲」でそうすればいいだけの話。

それで何かが変わるものでもありませんけど。
 
とは言え、個人的には

一月一日を「新年の始まり」とするように、令和元年を「新しい時代」の始まりと思っています。

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