I believe

間違いに気づいたから、やり直そうと思います。

矛盾

2013年02月08日 | 現在進行形
妊娠が契機で仕事を辞め、専業主婦になって早や7年。
子供が小学校に入ったらまた仕事をしようと思っていたが、二人目が生まれて
下の子が小学校に入る頃には、私は50歳近くなっている。
主人の転勤もあるだろうし、おそらくもう、働く機会はないかもしれないと最近思っている。
年のせいか何か一つやると一つ忘れてるなんてことも多くなったし、ケアレスミスも多い。
仕事をしていた時は、もっとちゃきちゃきやれたのにと、退化に不安になることもある。
平和ボケしすぎたかもしれない。

同い年で子供をもち、社会の第一線でいきいきと働く兼業主婦の友人たちを本当に尊敬する。

この地域に来てすぐに再就職を決めて働き始めた時、
婦人部員からたいそう驚かれたのを思い出した。
「早くお仕事、辞められるようになればいいわね」
まるで我が家の経済状態がよろしくなくて、仕事に出ているような言いがかりをつけられた事も(笑)。
組織の婦人部は、専業主婦で昼間は活動にいそしむのが当然!という思考回路からくる言葉に
何度辟易したか知れない。

また、出産後に専業主婦となっても、組織の活動に一切出ない私に向かって
「暇でしょう?一体昼間、なにやってんの?」と聞く婦人部員もいた。
私はこの問いかけに驚いた。
子供の習いごとの付き添いや送迎、公園に行ったり、友人と会ったり、ランチや買い物に行ったり、
何かと出かけているから昼間暇だなんてありえない。
そういった一切の行動・機会を組織に奪われてしまって、それが当たり前になっている婦人部員からすれば
きっと想像もつかないことなんだろうな、かわいそうな人達、そう思った。

先日、実家母と電話。
私も昔からよく知っている先輩(女子部の幹部だった)の子供が、不登校児であると聞いた。
そうなった原因はいじめではない。高校受験ができないとの事。
私はその子供が赤ちゃん~幼児期だった頃を知っている。
鮮明な記憶があって、法戦のとき。
投票当日、拠点宅で婦人部がえんえん御題目をあげている(うるさい)部屋の片隅で
座布団の上に寝かされていた。
昼間だろうが、夜の会合だろうが、どこにでも連れて来られていた。
実家母は、気の毒だという感じで
「いつ拠点に行っても(親子で)いたからねぇ。あの子は小さい時、公園なんて連れてって
 もらってないだろうね」と。
確かにそうだろうな、と思った。
親の都合で引っ張り廻されて、子供らしい時間まで奪われた。
その歪みが不登校という形で出てしまったんじゃないのか。
子供は完全なる犠牲者。

私の母は、夜の会合は殆ど出ていなかったが、昼間は出ずっぱりの婦人部員。
私が子供時代、学校から家に帰っても母は不在がちで、母が専業主婦にもかかわらず
「カギっ子」だった。
夕飯に総菜が並ぶ事も少なくなかったし、学校関係のいろんな準備が間に合わなくて困った事も
多かった。
そういった不満を、私以外のきょうだいは父にすぐ言いつけて問題化していたが
私はどんなに迷惑こうむっても、父に言う事はせずに母を庇っていた。
組織がらみで父から怒られる母を見るのが嫌だったから。
私が多少嫌な思い・寂しい悲しい思いをしても、母が怒られるのを目の当たりにするよりましだと
考えて。
いま思えば、子供時代の私も完全なる被害者だった。
また、家の事もろくに出来ないのに(こなさずに)組織の活動に時間を忘れて夢中になってしまう母も
マインドコントロールの被害者なのだと思う。

また、組織の婦人部は専業主婦であることをドヤするわりに、暮らしぶりはそれほど裕福じゃないのも
よくわからない。どういった了見なのかと。
中には裕福な方もいらっしゃるけど、大半はパートに出た方がいいんじゃないの?と思うような
いでたちの人だし。
組織内ではそれが当たり前だから、恥ずかしいとも思わないのかな(笑)。

婦人部員が、兼業主婦を見下げていた事を、本当に滑稽に思う。
自分たちがどれほど偉いと思い上がっているのか。
組織にていよく騙されて、たいして余裕があるわけでもないのに仕事もせずに
テンテーの為に!と走りまわり、時間もお金も奪われて。
子供の世話も相手もろくにしないで、それのなにがどこが「一家和楽」なのかと。
本気なのか?あんたたち?と疑う。
このような状態を「洗脳」と言わずして、何と呼ぶのだろう?

そういえば、私が折伏した友人はワークだが
結婚後、移住した先で婦人幹部が振込用紙を持ってきたとき
「OOさんは忙しくて活動に出られない分、財務で組織を支えていかなきゃね」と言われたとの事。
何口するのか、暗に聞かれたと。
彼女は幹部の問いかけに閉口したが、その幹部は
「XXさん(同じ地域で、彼女と同じ職に就いてる婦人部員)は、普段活動が出来ないぶん財務で
闘ってるの。そういったワークさんが多いのよ」と言ったという。
まるで”昼夜の会合に出られない分、稼いでるんだから金をよこせ”って言ってるようなものだ。
普段は兼業主婦を「昼間の活動が出来なくて可哀相」などと見下げておきながら
「組織を支えるために金よこせ」よく平気でそんなこと言えるな。呆れる。
私が兼業主婦だった頃、いまの地域の婦人部からこんな事は言われなかったけど、地域性も
あるんだろう。
彼女の住んでる地域は、財務に必死な幹部が多い印象がある。
(そんな友人も、脱会をひそかに決意していたようで、来月会うのが待ち遠しい)

私は婦人部員としての活動歴が殆ど無く、籍を置きながらも傍観者の立ち場だった。
バリ活婦人部と触れ合うたびに、変なの、と思う所や違和感は山ほどあったが、そのような偏見を
もってはいけない・同志を悪く見ては行けないという「洗脳罰論」に縛られていた時は
それほど、異常だとは感じていなかった。
だけど、はっきりと覚醒した今は、婦人部員というものはバリ活になればなるほど、おかしいと思う。
組織の発展が自身の幸福、家族の幸福にもつながるとか、ありえないし。
まずが日蓮大聖人はそんなことを一言も仰ってないのを自覚・自認すべき。
カウンセリングを受けるなりした方がいいよ、ほんとに。

Xデイのあと、心理カウンセラーは大忙しになるんじゃないかと思う。
今から勉強・資格取って開業しようかな、なーんて(笑)。