F活動をしていた当時、あからさまに拒否・否定された経験は無いと思っていたが
後にも先にも1回だけ、激しく拒否られたことがあったのを思いだした。
おそらく活動家時代、この経験は「負の記憶」だから、消そう忘れようとしてたんだと思う。
今となっては、激しく否定してくれたその人が、まともに思えてくるから不思議だ。
20代はじめに活動家になって初の選挙戦で、学生時代のバイト先の元上司にお願いをした。
元上司と言っても年齢は1つ上。
相手は高卒社員だったので上司だった。
バイトのまとめ役であり、バイトのミスをフォローしてくれる頼もしい存在。
シフトの無理も随分聞いてもらい、ほんとうに「いい人」だった。
元上司は、私と同じ時期にバイトしていた短大生女子に片思いをしており、私がバイトを辞めることに
なったとき、これからは友人として自分の恋愛に協力して欲しいと申し出てきた。
私は、バイト仲間の中でその短大生女子と一番仲が良かったから。
しかし、女子には片思いの相手が居て、役者志望の男性でものすごいイケメンだった。
正直、元上司じゃ勝負にならない(ルックスの点において)し、タイプも違いすぎる。
元上司はまじめで明るく、気さくな「いい人」タイプだった。
諦めた方がいいと思いますよ、と私は伝えたが、元上司は諦めきれないと言い、
短大生女子と、その男が付き合っていないなら、自分は振り向いてもらえるまで待つ(頑張る)と
言い張り。
その後、私が就職するまでの間、数回カラオケやボーリングに彼女を誘いだす役目を引き受けた。
彼女は、二人きりでは会わないと元上司に伝えていたから。
懇親会という名のもと、実際は元上司の為のイベントになっていた。
私は就職を機に、元上司の連絡を絶つようにした。
家族に電話を取り次がないようお願いをして。
当時は携帯もメールも無く、連絡手段は家の電話か手紙のみ。
短大生女子とはその後もたまにお茶や飲みに出かけていたが、彼女もバイトを辞めて元上司や
バイト仲間とも疎遠になっていった。
私の自宅にかかる電話も途絶え、もうあきらめたんだな、と勝手にそう解釈していた。
その翌年正月に、元上司から年賀状が届き、仕事を辞めて隣県の実家に帰った事を知る。
最後に会いたかったが(私が電話に出ない&掛け直さなかったので)相当忙しいみたいですね、
身体を壊さないように頑張ってくださいと書いてあり。
それを読んだ時、申し訳なく思った。
送別会の一つも開いてあげたら良かったなと。
私は思わず、はがきに書いてある電話番号に電話をかけた。元上司は、喜んでいた。
そして、観光地でもあるその土地にみんなで遊びに来てと言った。
短大生女子にも、最後に会いたかったけど、連絡がつかなかったとも。
だめもとで、元バイト仲間に連絡をとると、一人が車を買ったばかりで、遠出がしたかったので
丁度いいとその企画にのってくれた。
短大生女子を含む5人で元上司の住む町へ遊びに行くことに。
温泉地でもあり、1泊し、楽しく過ごした。
元上司は大喜びで観光案内をしてくれ、次は自分がそっちに遊びに行くからまた集まろうと話し。
だけど、その計画は実現しなかった。
短大生女子と、車の持ち主で運転をかって出てくれた青年が、この旅行を機に付き合うことになったから。
青年も、元上司からたびたび恋愛相談を受けており、短大生女子に思いを寄せている事を知っていた。
元上司に悪いので、交際の事は言わないで欲しい・今後、集まりがあっても自分たちは参加しない旨を
私に連絡してきた。
ややこしいことになりそうだ、と思い、私も再び元上司やバイト仲間との連絡を絶った。
その後、私は活動家に転身し、初めての選挙戦のF取りに、バイト仲間だった人全員あたることにした。
学会宣言すらしたことのなかった私にしたら、不安だったが、案外みんな頼まれ慣れていて
「うんうん」「わかった」と耳当たりの良い返事。
内心どう思っていたかは不明だけど、私に対してハッキリと否定するようなことを言って来る人は誰もいなかった。
リストの中に、元上司の名前はなかったが、比例区でお願いしようと思い、久しぶりに電話をした。
元上司は、私の連絡が遅いと怒っていた。電話をなんどもかけたのに、コールバックが無かったじゃないかと。
私は御無沙汰を詫びて近況を聞いたが、元上司はバイト仲間の数人に連絡をとっても、そっけない
態度をとられたとかで御立腹だった。
この状況で頼むのは厳しいなと思ったが「今日はお願いがあって電話しました」と伝える。
おねがいごとなんて珍しいなぁ、何か買ってくれとか、借金はダメだぞと冗談めかして元上司は言った。
私は、そういうお願いじゃなくて選挙なんですと言った。
元上司は一瞬間を置いて「どこの政党?」と聞く。
私が「公明党を」と言い終わらないうちに
「お前、何をやってるんだよ?そんなこと、みんなに電話してるのか?」と怒り出した。
私が、バイト仲間の連絡付く人全員にお願いしたと伝えると
「馬鹿!そんなことすんなよ。お前、とんでもないことやってるな。友達なくすぞ?」と言った。
私は否定された事が無かったので、頭の中がまっしろになった。
「なんでそんな事言うんですか?他の人は皆、わかったよって普通に聞いてくれましたけど」
と答えると、元上司は深いため息をつき
「そんな事を頼むって言うのは、友達を大事にしてない証拠だし、お前も友達から大事にされてない証拠だよ」と言った。
私は頭にきて「そんなことありません!」と言い返した。
その後、あれやこれやと言い争ったが、元上司は組織や、私のF活動を非難した。
そして「もういいです、OOさんにはもう二度とお願いもしないし電話もしませんから」と
一方的に電話をガチャ切りした。
当時の私にしてみれば、あんたの恋愛、応援してやったのに。なんでFのひとつくらい気持ち良く
「うんうん、わかった考えとくよ」と返事が出来ないのか?
頭ごなしに組織や私を否定してくるのかと、元上司の心の狭さが腹立たしかった。
でも、これでいいと思った。
元上司の恋愛を応援する事はもうない(出来ない)し、私が接点をたもちつづける事は、実はマイナスかも
しれない。
こうして、相手の本性(アンチ創価)がわかったから、元上司との縁は切って正解だ!と思っていた。
その後、2-3年の間、元上司からは年賀状が自宅に届いた。
ひとこと「元気か?」と書いてあるだけ。私は元上司に年賀状を送る事も無ければ、電話もかけなかった。
Fを断られたことで、完全に縁切りしたと、こっちは勝手にそう決めていた。
以降、元上司がどうしているのかは全く知らない。
バイト仲間とも自然に連絡が途切れ、いまでも年賀状をやりとりしているのは1人だけになった。
マインドコントロールの解けた今、冷静に振り返ると、元上司は本当にイイ人だったんだなぁと思う。
私はF活動を否定されただけで、相手をシャットダウンしてしまったが、元上司はそれでもなお
年賀状は送り続けてくれた。私には、そういう事ができなかった。
組織を否定された時点で、敵に変わっていたのだ。
そこには対話の姿勢なんてなかった(元上司の創価嫌いぶりが、はんぱなかったのもあるんだけど)。
組織では「F活動で、相手の本性が出る」と度々聞かされた。
否定する人・素直に聞く人・馬鹿にする人etc
それぞれ、境涯の高い低い・仏に近い生命の人or地獄に近い生命の人、などと立て分けられていた。
組織にとって好意的な人は「仏に近い尊い存在」で、組織を誹謗中傷する人は「地獄・餓鬼・畜生・修羅」という教え方。
そうやって、否定された相手は見下せばいいって組織ではおしえていた。
テンテーは「悠々と、みおろしていけばいい」と指導してたな。
どこまでも組織に都合のいい教えだった。
この場合で言えば、元上司は四悪道の人ってことになる。
だけど、本当はそうじゃない。
冷静に「F活動なんかやるな、友達なくすぞ」と忠告してくれていたんだから、せめて人界じゃないかなって
今はそう思える。
ほんと、F活動なんて、くだらない。
実際、私は候補の事・党の事、ほとんど理解もしないまま外部にすすめてたし(笑)。
党員でもないのに応援活動してたんだから。
そんな女子部員が、大半だった。
紹介DVDをちょっと見たくらいじゃ、何も分からない。ただ、功徳を積むためにと、やってる人が大半。
「功徳がある」と会員を煽って、選挙支援活動をさせる組織は、完全に悪だと私は思う。
やるもやらないも、人の自由だけど、上から言われて仕方なくなら、F活動なんて、やらなきゃいいじゃん。
報告数なんて、てきとーに言ってりゃいいんだよ(笑)罰なんて、ぜったい当たりませんから。
後にも先にも1回だけ、激しく拒否られたことがあったのを思いだした。
おそらく活動家時代、この経験は「負の記憶」だから、消そう忘れようとしてたんだと思う。
今となっては、激しく否定してくれたその人が、まともに思えてくるから不思議だ。
20代はじめに活動家になって初の選挙戦で、学生時代のバイト先の元上司にお願いをした。
元上司と言っても年齢は1つ上。
相手は高卒社員だったので上司だった。
バイトのまとめ役であり、バイトのミスをフォローしてくれる頼もしい存在。
シフトの無理も随分聞いてもらい、ほんとうに「いい人」だった。
元上司は、私と同じ時期にバイトしていた短大生女子に片思いをしており、私がバイトを辞めることに
なったとき、これからは友人として自分の恋愛に協力して欲しいと申し出てきた。
私は、バイト仲間の中でその短大生女子と一番仲が良かったから。
しかし、女子には片思いの相手が居て、役者志望の男性でものすごいイケメンだった。
正直、元上司じゃ勝負にならない(ルックスの点において)し、タイプも違いすぎる。
元上司はまじめで明るく、気さくな「いい人」タイプだった。
諦めた方がいいと思いますよ、と私は伝えたが、元上司は諦めきれないと言い、
短大生女子と、その男が付き合っていないなら、自分は振り向いてもらえるまで待つ(頑張る)と
言い張り。
その後、私が就職するまでの間、数回カラオケやボーリングに彼女を誘いだす役目を引き受けた。
彼女は、二人きりでは会わないと元上司に伝えていたから。
懇親会という名のもと、実際は元上司の為のイベントになっていた。
私は就職を機に、元上司の連絡を絶つようにした。
家族に電話を取り次がないようお願いをして。
当時は携帯もメールも無く、連絡手段は家の電話か手紙のみ。
短大生女子とはその後もたまにお茶や飲みに出かけていたが、彼女もバイトを辞めて元上司や
バイト仲間とも疎遠になっていった。
私の自宅にかかる電話も途絶え、もうあきらめたんだな、と勝手にそう解釈していた。
その翌年正月に、元上司から年賀状が届き、仕事を辞めて隣県の実家に帰った事を知る。
最後に会いたかったが(私が電話に出ない&掛け直さなかったので)相当忙しいみたいですね、
身体を壊さないように頑張ってくださいと書いてあり。
それを読んだ時、申し訳なく思った。
送別会の一つも開いてあげたら良かったなと。
私は思わず、はがきに書いてある電話番号に電話をかけた。元上司は、喜んでいた。
そして、観光地でもあるその土地にみんなで遊びに来てと言った。
短大生女子にも、最後に会いたかったけど、連絡がつかなかったとも。
だめもとで、元バイト仲間に連絡をとると、一人が車を買ったばかりで、遠出がしたかったので
丁度いいとその企画にのってくれた。
短大生女子を含む5人で元上司の住む町へ遊びに行くことに。
温泉地でもあり、1泊し、楽しく過ごした。
元上司は大喜びで観光案内をしてくれ、次は自分がそっちに遊びに行くからまた集まろうと話し。
だけど、その計画は実現しなかった。
短大生女子と、車の持ち主で運転をかって出てくれた青年が、この旅行を機に付き合うことになったから。
青年も、元上司からたびたび恋愛相談を受けており、短大生女子に思いを寄せている事を知っていた。
元上司に悪いので、交際の事は言わないで欲しい・今後、集まりがあっても自分たちは参加しない旨を
私に連絡してきた。
ややこしいことになりそうだ、と思い、私も再び元上司やバイト仲間との連絡を絶った。
その後、私は活動家に転身し、初めての選挙戦のF取りに、バイト仲間だった人全員あたることにした。
学会宣言すらしたことのなかった私にしたら、不安だったが、案外みんな頼まれ慣れていて
「うんうん」「わかった」と耳当たりの良い返事。
内心どう思っていたかは不明だけど、私に対してハッキリと否定するようなことを言って来る人は誰もいなかった。
リストの中に、元上司の名前はなかったが、比例区でお願いしようと思い、久しぶりに電話をした。
元上司は、私の連絡が遅いと怒っていた。電話をなんどもかけたのに、コールバックが無かったじゃないかと。
私は御無沙汰を詫びて近況を聞いたが、元上司はバイト仲間の数人に連絡をとっても、そっけない
態度をとられたとかで御立腹だった。
この状況で頼むのは厳しいなと思ったが「今日はお願いがあって電話しました」と伝える。
おねがいごとなんて珍しいなぁ、何か買ってくれとか、借金はダメだぞと冗談めかして元上司は言った。
私は、そういうお願いじゃなくて選挙なんですと言った。
元上司は一瞬間を置いて「どこの政党?」と聞く。
私が「公明党を」と言い終わらないうちに
「お前、何をやってるんだよ?そんなこと、みんなに電話してるのか?」と怒り出した。
私が、バイト仲間の連絡付く人全員にお願いしたと伝えると
「馬鹿!そんなことすんなよ。お前、とんでもないことやってるな。友達なくすぞ?」と言った。
私は否定された事が無かったので、頭の中がまっしろになった。
「なんでそんな事言うんですか?他の人は皆、わかったよって普通に聞いてくれましたけど」
と答えると、元上司は深いため息をつき
「そんな事を頼むって言うのは、友達を大事にしてない証拠だし、お前も友達から大事にされてない証拠だよ」と言った。
私は頭にきて「そんなことありません!」と言い返した。
その後、あれやこれやと言い争ったが、元上司は組織や、私のF活動を非難した。
そして「もういいです、OOさんにはもう二度とお願いもしないし電話もしませんから」と
一方的に電話をガチャ切りした。
当時の私にしてみれば、あんたの恋愛、応援してやったのに。なんでFのひとつくらい気持ち良く
「うんうん、わかった考えとくよ」と返事が出来ないのか?
頭ごなしに組織や私を否定してくるのかと、元上司の心の狭さが腹立たしかった。
でも、これでいいと思った。
元上司の恋愛を応援する事はもうない(出来ない)し、私が接点をたもちつづける事は、実はマイナスかも
しれない。
こうして、相手の本性(アンチ創価)がわかったから、元上司との縁は切って正解だ!と思っていた。
その後、2-3年の間、元上司からは年賀状が自宅に届いた。
ひとこと「元気か?」と書いてあるだけ。私は元上司に年賀状を送る事も無ければ、電話もかけなかった。
Fを断られたことで、完全に縁切りしたと、こっちは勝手にそう決めていた。
以降、元上司がどうしているのかは全く知らない。
バイト仲間とも自然に連絡が途切れ、いまでも年賀状をやりとりしているのは1人だけになった。
マインドコントロールの解けた今、冷静に振り返ると、元上司は本当にイイ人だったんだなぁと思う。
私はF活動を否定されただけで、相手をシャットダウンしてしまったが、元上司はそれでもなお
年賀状は送り続けてくれた。私には、そういう事ができなかった。
組織を否定された時点で、敵に変わっていたのだ。
そこには対話の姿勢なんてなかった(元上司の創価嫌いぶりが、はんぱなかったのもあるんだけど)。
組織では「F活動で、相手の本性が出る」と度々聞かされた。
否定する人・素直に聞く人・馬鹿にする人etc
それぞれ、境涯の高い低い・仏に近い生命の人or地獄に近い生命の人、などと立て分けられていた。
組織にとって好意的な人は「仏に近い尊い存在」で、組織を誹謗中傷する人は「地獄・餓鬼・畜生・修羅」という教え方。
そうやって、否定された相手は見下せばいいって組織ではおしえていた。
テンテーは「悠々と、みおろしていけばいい」と指導してたな。
どこまでも組織に都合のいい教えだった。
この場合で言えば、元上司は四悪道の人ってことになる。
だけど、本当はそうじゃない。
冷静に「F活動なんかやるな、友達なくすぞ」と忠告してくれていたんだから、せめて人界じゃないかなって
今はそう思える。
ほんと、F活動なんて、くだらない。
実際、私は候補の事・党の事、ほとんど理解もしないまま外部にすすめてたし(笑)。
党員でもないのに応援活動してたんだから。
そんな女子部員が、大半だった。
紹介DVDをちょっと見たくらいじゃ、何も分からない。ただ、功徳を積むためにと、やってる人が大半。
「功徳がある」と会員を煽って、選挙支援活動をさせる組織は、完全に悪だと私は思う。
やるもやらないも、人の自由だけど、上から言われて仕方なくなら、F活動なんて、やらなきゃいいじゃん。
報告数なんて、てきとーに言ってりゃいいんだよ(笑)罰なんて、ぜったい当たりませんから。