姉の本当の離婚原因を、私は最近まで知らなかった。
母に尋ねた事もあったが、母も詳しくは知らなかった。
姉は、離婚後も母(と実家)を避けていた。
「それみたことか!信心しないからそうなる(離婚)のよ」と、言われるのが、いやだったんだろう。
(もしくは「良かった、私、祈ってたのよ!」)
離婚後の姉は、実家のある県に引っ越して一人で暮らしている。
母は何度か御本尊様を受けるように言ったようだが、姉は断固拒否。
姉は母の心配・悩みの一つで、それがまた学会活動に向かう原動力になっている(悪循環)。
姉の結婚期間、実家とは離れた場所で生活しており、母と彼が直接かかわる事は一切なし。
新聞を贈呈で入れるとか、組織の人を差し向けるような事も、していなかった。
親戚づきあいも一切なし。
姉も彼もアンチなんだし、誰ひとりとして姉夫婦の仲に介入しようともせず放置状態。
離婚の原因が宗教問題じゃないことは確かだと思っていた。
だったら何が原因?
私の想像は、彼が浮気・借金・職を失ったとか?価値観のずれ?程度しか思い浮かばず。
でも、姉にそれを確かめる事はしなかった(できなかった)。
先月、そんな姉と長電話をした。
ある件を相談するために電話をしたが、私が組織脱会を考えている事を告白したら
姉は驚愕していた。うそでしょう?と何度も聞かれた。
信じられない、とも(笑)。
姉から見れば、母と私は一心同体。自分とはわかりあえない、宇宙人だと思っていたらしい。
つい最近、私の家に遊びに来たのだが、そのとき初めて離婚理由を教えてくれた
姉の元旦那は、子供を欲しがっていた。
その理由のひとつが、孫が出来れば実家(とくにうちの母)と、信心なしでも和解できるという発想。
これは結婚当時から、相手が考えていた事で、姉にもたびたび「孫が出来ればお母さんは変わるよ」
と言い続けていたらしい。
どんなに結婚に反対しても、孫の顔みたさで和解するという、世間一般よくあるケースをうちの母にも
彼は、あてはめていた。
が、姉は母の性質はよく解っており、孫程度じゃ無理だよ、と相手に常々言っていたとの事。
姉は、母と解りあえる事は一生無いと、早い段階で(結婚前に)割り切っていた。
自身も信心をするつもりが無く、組織の活動をするなんて考えた事も無く、脱会したかったという。
彼と結婚して築いた家庭が心地よければそれでよく・仕事も好きで、共働きをしながら
夫婦仲良く暮らせれば、親の反対なんて気にしない。それで十分だったという。
もともと、実家は仲良しファミリーじゃなかったから、家族に対してドライな考え方を姉は持っていた。
姉にとったら、大好きな父と繋がっているから、母と反目してたってそれほど問題ではなかった、と。
余談だが、私も姉と同じような考え方をもっていた。
私も家族の中で、母とは仲が良かったが、父ときょうだい2人とはそうでもなかった。
だけど、母とつながってるから他の3人に関しては距離があってもそれほど気にならなかった。
はなから、仲良しじゃなかったので、特に気に留めなかったという感じ。
ただ、友人は姉妹仲の良い人が多く、結婚後は女友達感覚でつきあっているとの話をよく耳にし
それが私には無い事が、ちょっと残念で、さびしいなと思う事はあった。
かといって、仲良くしようと自ら働きかけることはなく。
私自身も、姉が信心・学会理解をしない限りは、わかりあえないだろうなという思いをもっていた。
姉も私も、機能不全家庭で育ってしまっていたから、そんな偏った考え方で、それで平気だった。
温かい・円満な家庭を知らないが故の弊害。
彼は、子供のころ事故で母親を亡くした経験の持ち主だったせいか
仲良し家族への憧れが、強かったらしい。
姉が一人で実家を訪ねていたお正月。実は、彼も家の近くで待機していたと知った。
彼は、期待していたらしい。「あれっ?旦那さんは?」と、うちの両親or私が姉に尋ねる事を。
「近くに居るよ」「だったら呼んであげなさいよー」こんな展開を、彼は待っていたらしい。
が、残念ながら、誰もそんな事を言いださなかった。
遂に彼は不妊治療を姉にもちかけた。
姉は職場で部下もいる立場。私生活が充実していたので、そこまでして子供が欲しいとは考えず。
治療なんてしなくても、授かりものでいいじゃないと姉は伝えたが、彼が子供をもうけることに
執着したとのこと。
彼は、純粋に二人の子供が欲しいと姉に訴えていたようだが、
その奥にあるものが「実家(主に母)との雪解け」だと、姉は疑っており、その点をつくと
彼は「誤解だ」と言い、喧嘩になる事もあったという。
姉自身、母を遠ざけたかったので、そのこと(子供のころから、組織命の母親が苦手で、
組織の一員であり続ける限り、理解しあえないという思い)も彼に何度も話したが
相手は母親を失った経験者なせいか、理解してもらえなかったらしい。
「そうはいっても、君の母親だろう?親子なんだろう?」と、不思議そうだったと言う。
二人が幸せだったらそれでいいじゃん、という考え方の姉と・ある意味、一家和楽を求めた彼。
子作りの件で、喧嘩が増えるようになって行き、しまいに姉の方から離婚を切り出したという。
機能不全家庭に育った二人の考えは、一致を見なかったという事。
姉は、不妊治療を持ちだしてまで、一家円満をはかろうとする彼を受け入れられなかった。
それが離婚の直接原因。
全く、私が予想していた事情と違ったので、驚いてしまった。
特に彼が、母との和解(信心無しで)を望んでいたというのが、ものすごく意外だった。
彼は、世間一般の法にあてはめて考えていたんだと思う。
だが、創価脳の親はそんなに甘くない。
仮に二人のあいだに子供が生まれていたとしても、彼の組織理解や母への謝罪が無ければ
母はそっけない対応をしただろうと思う。
私も、お祝いくらい送っただろうけど、距離感は変わらずだったと思う。
父だけが、普通に接しただろうなって、想像。
もし、母が猛信者でなければ・信心をやっていなければ、
姉夫妻の結婚は祝福され、円満にいったのかもしれない。
母は組織が標榜する「一家和楽」にこだわり、家族全員(配偶者までも)が組織理解をし
信心をたもつことが「一家和楽」だと信じて疑わずに、活動をしている。
実際はそのこだわりで、家族がバラバラになっていることに、まったく気が付いていない。
そういう私だって、今年9月まで気が付いていなかった。
そして猛信者でなければ、母や私が、彼を排他的に扱う事は、なかったと思う。
そのことだけは、彼に申し訳なく、彼はそんな私たちと関わってしまって、不幸だったと感じる。
私の実家が、機能不全家庭になってしまった大きな原因は、創価にあると私は思っている。
組織の直接の教えには無い事を、母と私はやっていた。
「子供がアンチの外部者と結婚すると言った場合は、反対しなさい」とか
「アンチの人を冷たくあしらいなさい」というような指導は聞いたことが無い。
だけど、創価を悪く言う者は排除していく、それを家庭軸にまで持ち込んでいる会員は
わりに多いと思う。
私の身の回り(親族以外)にも、そんな不幸な例がいっぱいある。
外部でも、アンチでなければえびす顔で応対するが、アンチだと分かれば敵視し態度を豹変させる。
この排他主義は、組織にプロパガンダされたものに間違いない。
だって、組織の人はみんな、このテの攻撃性を持っているから(私もそうだった)。
また、親が子を従属物のように捉えている家庭も非常に多い。
子供の自主性を無視して「うちの宗派は創価なんだから」と、子供だけでなく配偶者にまで
押しつけようとする。
背く事は罰だという考えで、脱会するなら親子の縁を切るという人も少なくない。
なんでそうなってしまうのか。
組織の教えに「脱会する子供とは縁を切りなさい」なんて、無いと思うけど?
全ては、排他主義のせいだ。
「教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候いけるぞ」
組織のサイトには
争いの時代を変革するためには、一人ひとりが「自他の仏性」を信じ、「人を敬う」行動を続ける以外にない。
「人を敬う」という、人間としての最高の振る舞いを説き、万人が同じ実践を貫くように教えたのが仏教だ、というようなことが書いてあった。
自他の仏性を信じ、人を敬う礼拝行と・組織の排他主義、全くつじつまがあわない。
組織に都合の悪い事を言う人間はすぐ「仏敵」と呼んで攻撃姿勢。
相手に仏性があると信じるなら、そんな発想にはならないはずだけど?
テンテーの仇打ちを自分たち青年がやる!とか、青年部時代によく聞いた言葉だけど、これもありえない。
仇打ちって、ナニ?(笑)。
都合良く日蓮大聖人の言葉を使い分けて、会員利用。
たてまえ・綺麗事ばっかり並べるのは、もうやめてほしい。
そして、Xデイがくるならば、会員をもういいかげん、自己矛盾の呪縛から解放して欲しいと願う。
母に尋ねた事もあったが、母も詳しくは知らなかった。
姉は、離婚後も母(と実家)を避けていた。
「それみたことか!信心しないからそうなる(離婚)のよ」と、言われるのが、いやだったんだろう。
(もしくは「良かった、私、祈ってたのよ!」)
離婚後の姉は、実家のある県に引っ越して一人で暮らしている。
母は何度か御本尊様を受けるように言ったようだが、姉は断固拒否。
姉は母の心配・悩みの一つで、それがまた学会活動に向かう原動力になっている(悪循環)。
姉の結婚期間、実家とは離れた場所で生活しており、母と彼が直接かかわる事は一切なし。
新聞を贈呈で入れるとか、組織の人を差し向けるような事も、していなかった。
親戚づきあいも一切なし。
姉も彼もアンチなんだし、誰ひとりとして姉夫婦の仲に介入しようともせず放置状態。
離婚の原因が宗教問題じゃないことは確かだと思っていた。
だったら何が原因?
私の想像は、彼が浮気・借金・職を失ったとか?価値観のずれ?程度しか思い浮かばず。
でも、姉にそれを確かめる事はしなかった(できなかった)。
先月、そんな姉と長電話をした。
ある件を相談するために電話をしたが、私が組織脱会を考えている事を告白したら
姉は驚愕していた。うそでしょう?と何度も聞かれた。
信じられない、とも(笑)。
姉から見れば、母と私は一心同体。自分とはわかりあえない、宇宙人だと思っていたらしい。
つい最近、私の家に遊びに来たのだが、そのとき初めて離婚理由を教えてくれた
姉の元旦那は、子供を欲しがっていた。
その理由のひとつが、孫が出来れば実家(とくにうちの母)と、信心なしでも和解できるという発想。
これは結婚当時から、相手が考えていた事で、姉にもたびたび「孫が出来ればお母さんは変わるよ」
と言い続けていたらしい。
どんなに結婚に反対しても、孫の顔みたさで和解するという、世間一般よくあるケースをうちの母にも
彼は、あてはめていた。
が、姉は母の性質はよく解っており、孫程度じゃ無理だよ、と相手に常々言っていたとの事。
姉は、母と解りあえる事は一生無いと、早い段階で(結婚前に)割り切っていた。
自身も信心をするつもりが無く、組織の活動をするなんて考えた事も無く、脱会したかったという。
彼と結婚して築いた家庭が心地よければそれでよく・仕事も好きで、共働きをしながら
夫婦仲良く暮らせれば、親の反対なんて気にしない。それで十分だったという。
もともと、実家は仲良しファミリーじゃなかったから、家族に対してドライな考え方を姉は持っていた。
姉にとったら、大好きな父と繋がっているから、母と反目してたってそれほど問題ではなかった、と。
余談だが、私も姉と同じような考え方をもっていた。
私も家族の中で、母とは仲が良かったが、父ときょうだい2人とはそうでもなかった。
だけど、母とつながってるから他の3人に関しては距離があってもそれほど気にならなかった。
はなから、仲良しじゃなかったので、特に気に留めなかったという感じ。
ただ、友人は姉妹仲の良い人が多く、結婚後は女友達感覚でつきあっているとの話をよく耳にし
それが私には無い事が、ちょっと残念で、さびしいなと思う事はあった。
かといって、仲良くしようと自ら働きかけることはなく。
私自身も、姉が信心・学会理解をしない限りは、わかりあえないだろうなという思いをもっていた。
姉も私も、機能不全家庭で育ってしまっていたから、そんな偏った考え方で、それで平気だった。
温かい・円満な家庭を知らないが故の弊害。
彼は、子供のころ事故で母親を亡くした経験の持ち主だったせいか
仲良し家族への憧れが、強かったらしい。
姉が一人で実家を訪ねていたお正月。実は、彼も家の近くで待機していたと知った。
彼は、期待していたらしい。「あれっ?旦那さんは?」と、うちの両親or私が姉に尋ねる事を。
「近くに居るよ」「だったら呼んであげなさいよー」こんな展開を、彼は待っていたらしい。
が、残念ながら、誰もそんな事を言いださなかった。
遂に彼は不妊治療を姉にもちかけた。
姉は職場で部下もいる立場。私生活が充実していたので、そこまでして子供が欲しいとは考えず。
治療なんてしなくても、授かりものでいいじゃないと姉は伝えたが、彼が子供をもうけることに
執着したとのこと。
彼は、純粋に二人の子供が欲しいと姉に訴えていたようだが、
その奥にあるものが「実家(主に母)との雪解け」だと、姉は疑っており、その点をつくと
彼は「誤解だ」と言い、喧嘩になる事もあったという。
姉自身、母を遠ざけたかったので、そのこと(子供のころから、組織命の母親が苦手で、
組織の一員であり続ける限り、理解しあえないという思い)も彼に何度も話したが
相手は母親を失った経験者なせいか、理解してもらえなかったらしい。
「そうはいっても、君の母親だろう?親子なんだろう?」と、不思議そうだったと言う。
二人が幸せだったらそれでいいじゃん、という考え方の姉と・ある意味、一家和楽を求めた彼。
子作りの件で、喧嘩が増えるようになって行き、しまいに姉の方から離婚を切り出したという。
機能不全家庭に育った二人の考えは、一致を見なかったという事。
姉は、不妊治療を持ちだしてまで、一家円満をはかろうとする彼を受け入れられなかった。
それが離婚の直接原因。
全く、私が予想していた事情と違ったので、驚いてしまった。
特に彼が、母との和解(信心無しで)を望んでいたというのが、ものすごく意外だった。
彼は、世間一般の法にあてはめて考えていたんだと思う。
だが、創価脳の親はそんなに甘くない。
仮に二人のあいだに子供が生まれていたとしても、彼の組織理解や母への謝罪が無ければ
母はそっけない対応をしただろうと思う。
私も、お祝いくらい送っただろうけど、距離感は変わらずだったと思う。
父だけが、普通に接しただろうなって、想像。
もし、母が猛信者でなければ・信心をやっていなければ、
姉夫妻の結婚は祝福され、円満にいったのかもしれない。
母は組織が標榜する「一家和楽」にこだわり、家族全員(配偶者までも)が組織理解をし
信心をたもつことが「一家和楽」だと信じて疑わずに、活動をしている。
実際はそのこだわりで、家族がバラバラになっていることに、まったく気が付いていない。
そういう私だって、今年9月まで気が付いていなかった。
そして猛信者でなければ、母や私が、彼を排他的に扱う事は、なかったと思う。
そのことだけは、彼に申し訳なく、彼はそんな私たちと関わってしまって、不幸だったと感じる。
私の実家が、機能不全家庭になってしまった大きな原因は、創価にあると私は思っている。
組織の直接の教えには無い事を、母と私はやっていた。
「子供がアンチの外部者と結婚すると言った場合は、反対しなさい」とか
「アンチの人を冷たくあしらいなさい」というような指導は聞いたことが無い。
だけど、創価を悪く言う者は排除していく、それを家庭軸にまで持ち込んでいる会員は
わりに多いと思う。
私の身の回り(親族以外)にも、そんな不幸な例がいっぱいある。
外部でも、アンチでなければえびす顔で応対するが、アンチだと分かれば敵視し態度を豹変させる。
この排他主義は、組織にプロパガンダされたものに間違いない。
だって、組織の人はみんな、このテの攻撃性を持っているから(私もそうだった)。
また、親が子を従属物のように捉えている家庭も非常に多い。
子供の自主性を無視して「うちの宗派は創価なんだから」と、子供だけでなく配偶者にまで
押しつけようとする。
背く事は罰だという考えで、脱会するなら親子の縁を切るという人も少なくない。
なんでそうなってしまうのか。
組織の教えに「脱会する子供とは縁を切りなさい」なんて、無いと思うけど?
全ては、排他主義のせいだ。
「教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候いけるぞ」
組織のサイトには
争いの時代を変革するためには、一人ひとりが「自他の仏性」を信じ、「人を敬う」行動を続ける以外にない。
「人を敬う」という、人間としての最高の振る舞いを説き、万人が同じ実践を貫くように教えたのが仏教だ、というようなことが書いてあった。
自他の仏性を信じ、人を敬う礼拝行と・組織の排他主義、全くつじつまがあわない。
組織に都合の悪い事を言う人間はすぐ「仏敵」と呼んで攻撃姿勢。
相手に仏性があると信じるなら、そんな発想にはならないはずだけど?
テンテーの仇打ちを自分たち青年がやる!とか、青年部時代によく聞いた言葉だけど、これもありえない。
仇打ちって、ナニ?(笑)。
都合良く日蓮大聖人の言葉を使い分けて、会員利用。
たてまえ・綺麗事ばっかり並べるのは、もうやめてほしい。
そして、Xデイがくるならば、会員をもういいかげん、自己矛盾の呪縛から解放して欲しいと願う。