美ら海水族館
先月29日、日高山脈の最高峰幌尻岳で2人の方が亡くなった。
心からお悔やみ申し上げます。
この遭難事件で、
私は44年前の幌尻登山を思い出した。
27歳の時友人と二人で幌尻登山を目指した。
車から降り糠平川の急流を沢登りをして、
幌尻山荘を目指す。
その山荘に一泊して、翌日山頂を目指したのだ。
かなりの急流で、かなりの深みのある沢登は、
危険極まりないコースだ。
胸までつかる深い沢を2時間近く歩いたような記憶がある。
山荘に着いた時は、もう薄暗くなっていたような気がする。
その日は雨だったから、糠平川は増水していた。
山荘で一夜を過ごすが、雨は止まず強くなるばかり。
結局登山を断念して、翌朝帰宅するのだが、
今回の遭難事件は、正にその沢下りで3人が足を滑らせ、
2人の方が命を落としたようだ。
この事件で、昔の体験が鮮明に甦ってきた。
もし登山後の体力消耗した後の急流の沢下り、
危険極まりない。
私たちはまだ若かった。
雨で増水した沢でも登山していない分体力があった。
44年前の登山しない判断が正解だったことを、
改めて思わされた。
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