daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

明日対局

2009-12-14 08:43:52 | 日記・雑談
合宿はとても楽しく指せました。スタッフの皆様に、この場にて厚くお礼申し上げます。
厳しい手合いも多く、また予想通り平手でも1局負けてしまいました。楽しかっただけでなく、将棋の内容でも得るところの多い2日間でした。結局3面指しで計25局指してたぶん19勝6敗。子どもたちの側から見ると、勝てる将棋を落としたのが多くこういう数字になりました。あとで余裕があるときに、図面とかUPしたいと思っています。

こちらはその合宿の、地元紙に出た記事です。「日光・県北版」のページに取り上げていただきました。

終了後宇都宮経由で4時過ぎに帰京。すぐに着替えて知人の結婚式二次会に向かい、軽い三次会を経て0時前に帰宅。なかなかハードな土日でした。
二次会の席上では生まれて初めて青汁を(イッキで)飲むという出来事がありました。新郎新婦だけでなく、出席者の健康にまで気を遣っていただき、幹事の某夫妻には深く感謝します。


さて明日は順位戦です。このところ家でゆっくり勉強する機会は少なかったですが、将棋自体は指しまくっているので気持ちの面では調整万全です。
多面指しのようなポカや手拍子に気をつけて、良い将棋を指せるよう頑張ります。

合宿

2009-12-11 08:01:48 | 日記・雑談
今日はお昼ぐらいから宇都宮に行きます。今夜は如水先生のお宅でひと晩お世話になり、土日は鬼怒川で将棋合宿の予定。昨年は行けなかったので、楽しみにしています。
子どもたちへの指導、という点では同じですが、平手が多くなりそうなので、カンを取り戻せそうです。こちらが教わらないように、気をつけます(笑)


昨日の挑決は里見さんの勝ち。もう、うかつに「かなちゃん」とかブログで書けなくなりましたね。勢いと力強さのぶつかりあいを感じさせる熱戦でした。
里見さんは「高校生のうちに女流名人になりたい」と何度か発言されているので、清水さんとの対決は楽しみです。

またA級は谷川九段の勝ち。パッと見たとき、これは攻めきれないのでは?と思ったのがあっという間に寄ってしまい、やっぱり「光速」はすごいなあと思いました。

今日もA級が一局、それとB2も行われます。
また先日トラブルのあった大和証券杯の指し継ぎも今日、行われるようです。


また昨日書くのを忘れましたが、銀河戦の解説が放映日だったようです。通常通りですと近いうちに再放送があるはずですので、興味のある方はぜひ。ファニー君の誕生日だなあ、と思っていたのですが当然のように忘れてしまいました(^^;

明日は遠征中のためお休み。次回更新は月曜日となります。

将棋まつりの告知など

2009-12-10 08:11:01 | 日記・雑談
来年初頭に行われるとちぎ将棋まつりですが、地元紙にも告知記事が出ましたのでご紹介します。

本当に豪華メンバーです。ぜひお越しください。

今日はA級順位戦に加えて、女流名人位戦挑決も中継されるようですね。
里見ー岩根は関西同士ということもあって、よく当たっているようです。


昨日の児童館は区の施設が一緒になったところで、とてもキレイで広いところでした。児童館というのもいろんな形態があるのですね。この1年ぐらい、ずいぶんと自分に縁のないところに行かせてもらいました。

昨日の1時間半で、だいたいひと通りのルールは覚えてもらえたと思います。今日は先生に挑戦!ということで多面指しの予定。
将棋って厳密な意味でルールを間違えないように最後まで指すのはけっこう大変。なので短い時間の中では、体験・実践を重視してやっています。あとは、周りの(将棋ができる)大人や子どもたちが、フォローしてくれるとありがたいです。

指導の日々

2009-12-09 08:07:03 | 日記・雑談
昨日は区内の小学校へ。授業や放課後の遊び場に棋士が行って指導するのは、ここ数年将棋連盟が力を入れている事業のひとつで、続けることで確実に効果が出ると思います。以前では考えられなかったことで、少なくとも「プロに教わる」という点ではいまの子どもたちは恵まれているなあと思います。

僕の行っているところには「放課後広場」という名前がついていて、だいたい10人ぐらいを見ています。いまの棋力は「10枚落ち(王様と歩だけ)で勝てる」と「10枚落ち卒業」の中間ぐらいの子が多いです。
(ニュアンス、伝わるでしょうか・・)

このレベルですと「駒をタダで取られない」「二枚以上の駒で玉を攻める」ことを徹底すればすぐ結果に表れますが、この先はどうしていいのかまだ未体験ゾーンなのでよくわかりません。
良い教材が、ないんですよね。とりあえず1手詰ハンドブックを1冊置いてきましたが、みんなやってくれるかな~。
9枚、8枚にして金を取らせてあげても、その金をうまく打てない子がまだ多いので、そのあたりから入ってみようかなと思っています。詰将棋だと打てても、実戦だといいところに打てないんですよね。

もっとも、子どもたちというのは彼ら自身が教材で、こちらは補助なのかもしれません。将棋は「あの子には勝てない」となってしまうケースが非常に多くて、それが「あの子に教えてもらえば強くなれる」に変われば理想なんですが。
年度内にどれだけ強くなるか(強くしてあげられるか)僕も楽しみです。


終わったあと、近くにあるそこそこ有名なつけ麺屋でなぜかカレーを食べて、順位戦観戦に。0時前に連盟を出て、すこしだけ飲んで帰宅。
今日・明日は児童館で指導です。こちらは未経験者がほとんどのはずなので、2日でちゃんと指せるようになるのが一つの目標です。

最近、あまり平手を指していません。最初は冗談で言っていたのですが、このふた月ぐらいは本当に冗談ではなくなってきました。
原因は両面ですが、まあ長いプロ生活の間にはこういう時期があっても良いのかもしれません。どんなところにも、自分が勉強するためのヒントは落ちていますからね。

笑う門には

2009-12-08 08:07:55 | 日記・雑談
昨日は書道部で、終了後先生を囲んで忘年会でした。
この二日間、本当によく笑いました。楽しかったです。やっぱり笑顔が一番です。メンバーみんなに、福が来ると良いですね。
今年2度目の「良いお年を」でした。来年もよろしくお願いします。

夜はすっかり寒くなりましたね。昨日はあまりに風が強くて参りました。


今日は近くの小学校に教えに行きます。
終了後余裕があれば、順位戦を観に行く予定です。
行けるかどうかは、原稿しだいですかね。

おめでとう

2009-12-07 09:43:55 | 将棋
昨日はめでたすぎて飲みすぎました。これからも、お互い頑張りましょう。


図面は最近見た将棋から。いい勝負ですが、先手陣にはちょっとおかしなところがあります。分かりますか?


今日は今年最後の連盟書道部です。若手棋士の皆様をお待ちしています。

経営

2009-12-05 07:52:53 | 日記・雑談
昨日は「経営と囲碁」というセミナー、というか交流会に参加してきました。
これはグロービスという経営学校の社長さんが囲碁ファンであることに端を発しているようで、参加者も若い経営者の方が多く、大きな刺激を受けました。

将棋は経営者・財界人への認知度が囲碁に比べて大きく劣っていると感じています。
それに加えて、最近の囲碁界は「IGOAMIGO」という梅沢さんを中心とした集まりがあって、僕たちと同世代のこれから社会で活躍して行こう、という世代への普及も進んでいます。関西でも、同様の取り組みが進んでいるようです。

将棋も何か、動いていかないと、と思っています。それには棋士が頑張るしかないわけで、勉強の日々です。どこかで、行動に移さないといけないと思ってはいるのですが、僕は明らかに動くより考えるタイプですし、いまはまだ、力をためているところです。いずれは、何か大きなことをやろうという気持ちはあります。

またあとで、昨日のお話を思い出して追記するかもしれません。とりあえず今日の更新は以上です。

明日はファニー君の結婚式です。おめでとう。

将棋世界

2009-12-04 08:38:31 | 日記・雑談
今日から通常営業に戻ります。

まずは月頭なので将棋世界の話題。
実は本号から約半年ほどの予定で、コンピュータ将棋についての連載をします。
これは実際に将棋プログラムを作っている山本君という後輩が持ちかけた話で、基本的に彼が主役です。
ただ彼一人で連載をするのは難しいので、僕ともう一人の後輩(ライターの松本君)を含めて3人で進めていきます。

今月はコンピュータ将棋の「強さ」「読み」について。
強いことは分かりきっているわけですが、将棋の「強さ」というのは結果以外のことからはなかなか分かりにくいと思うので、具体的に「どこがどう強いのか」解説を加えたつもりです。
次号からはこれに「なぜ」「どうやって」といった内容に踏み込んで、僕の疑問に答えていってもらいます。

羽生王座の特集を読んで改めて思いましたが、「なぜ強いのか」「どうして強くなったのか」ということを語るのは、本当に難しいです。繰り返し行われてきている試みであり、問いかけだと思いますが、僕自身はまだこれぞという回答に出会ったことはありません。
あるいは、コンピュータはその一助となるのではないか?最近はそんなことも考えています。

目についた記事としては、連載最終回の野月さんのコーナーで長考の中身について触れられていた部分。これは棋士なら頷ける話であり、また棋士でないとなかなか理解できない部分かもしれません。「相手より長考する」などとルールを決めるのは、人間ならではですね。


昨日は病院→美容院でした。今年初めて「良いお年を」と言われました。早いもので、もうそういう季節ですね。

女流名人位戦

2009-12-02 09:46:21 | 日記・雑談
一昨日、「今週は中継がありません」と書いたのですが、リーグ最終局の中から注目の2局が、こちらで中継されるようです。コメント欄にて情報いただきました。どうもありがとうございます。
このリーグ表を見ていると、トップの清水さんの壁は依然厚いものの、ゆっくりと時代が動いているのを感じさせられます。もっとも、いまのペースに満足している若い人はいないと思いますが。

嫁は勝てばA級昇級となります。僕も経験したことがないぐらいに、大きな一番と言えます。
でもこういう状況で、してやれることは何もないんですね。将棋指しとは、そういうものです。頑張れよ。

なおこの女流名人位戦は、スポンサーの社名変更にともない「ユニバーサル杯」と冠名が変更になりました。もちろん棋戦のやり方が変わるわけではないのですが、今後はこういうこと(名称変更)も多くなるのかもしれません。


今日は久々に「VS」というものをやります。
ここ数年、あまり練習将棋を指さないスタイルでやってきたので、なんだか懐かしい感じです。