daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

将棋世界

2009-12-04 08:38:31 | 日記・雑談
今日から通常営業に戻ります。

まずは月頭なので将棋世界の話題。
実は本号から約半年ほどの予定で、コンピュータ将棋についての連載をします。
これは実際に将棋プログラムを作っている山本君という後輩が持ちかけた話で、基本的に彼が主役です。
ただ彼一人で連載をするのは難しいので、僕ともう一人の後輩(ライターの松本君)を含めて3人で進めていきます。

今月はコンピュータ将棋の「強さ」「読み」について。
強いことは分かりきっているわけですが、将棋の「強さ」というのは結果以外のことからはなかなか分かりにくいと思うので、具体的に「どこがどう強いのか」解説を加えたつもりです。
次号からはこれに「なぜ」「どうやって」といった内容に踏み込んで、僕の疑問に答えていってもらいます。

羽生王座の特集を読んで改めて思いましたが、「なぜ強いのか」「どうして強くなったのか」ということを語るのは、本当に難しいです。繰り返し行われてきている試みであり、問いかけだと思いますが、僕自身はまだこれぞという回答に出会ったことはありません。
あるいは、コンピュータはその一助となるのではないか?最近はそんなことも考えています。

目についた記事としては、連載最終回の野月さんのコーナーで長考の中身について触れられていた部分。これは棋士なら頷ける話であり、また棋士でないとなかなか理解できない部分かもしれません。「相手より長考する」などとルールを決めるのは、人間ならではですね。


昨日は病院→美容院でした。今年初めて「良いお年を」と言われました。早いもので、もうそういう季節ですね。