daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

教室

2009-03-05 08:18:29 | 日記・雑談
日ごろお世話になっている先輩の高野さんが、今度ご自分で子ども教室を開講されることになりました。宣伝を依頼されましたのでブログを貼っておきます。

先日高野さんとお話したときに「これを全国各地でやっておられる方々には本当に頭が下がる。いままでも感謝していると口には出してきたけど全然感謝が足りなかった。こんなに大変とは思わなかった」と言っておられたのがいまも印象に残っています。
僕も自分で何かをやってみたい気持ちは常々あるのですが、やっぱりいざやるとなるととても大変なことなのでなかなか踏ん切りはつきません。


実は僕も今度、単発ですがとある児童館に教えに行きます。以前ブログに書いた「あるプロジェクト」の一つがこれなのですが、自分では全くやったことのないことなので不安もあります。
正直言って僕は子どもの相手はあまり得意ではないのですが、今回は将棋界の外の方々に、将棋普及に(一時的にでも)関わってもらえるチャンスなので、思いきって引き受けることにしました。マニュアルも何もないので、ある意味ぶっつけ本番です。(もちろん準備はしますが)

最近は後輩の戸辺君も自分で教室を始めたりとか、徐々にですが若い棋士が外に出ていっているように思います。そういう形で活動していかないといけない時代になっているのかもしれません。

ただ棋士が自分の力で何かをするのは大切なことだと思うのですが、自分たちが将棋に関わっていくのはある意味当たり前のことなので、同時に外の世界の人たちを「巻き込んで」普及していくことが大切なのかな、というようなことを考えています。戸辺君にしても支援してくれる友人がいるようですし、高野さんは学生に協力してもらって教室を始めるとのことでした。
将棋界では、教室の手伝いというと奨励会員とか弟子の仕事というイメージが強く、こういう発想はいままではあまりなかったのではないかと思います。

などと考えていたら長くなってしまったのでまあこのへんで。最近は強い意見をまとめたい気持ちがあまりないので、opinionは休止状態です。しばらくはこんな感じで、こういうこともさらっと書いてみようかなと思っています。

このところ動き回っていたのでちょっと忙しいです。まあでも、それだけ充実していると思うことにしますか。

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2 コメント

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確かに (けいすけ)
2009-03-05 11:32:00
子供の相手は私も苦手。正直、面倒だと感じます。(私が道場にいかない最大の理由は「子供が多いから」です)

でも、将棋界の将来を考えれば、子供への普及は重要なのでしょう。頑張ってください。

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Unknown (駒落ち好き)
2009-03-06 19:04:30
日々お疲れさまです。
遅ればせながら観戦記読ませていただきました。
大変わかりやすい客観的な観察、
明晰な文章と温かみのある分析で
将棋講座としても大変勉強になり楽しめました。
「勝ちやすさ」の正体とはなるほど。
駒の働きが同じなら、攻めてるアドバンテージは
大きいのですね。
さらに、玉が堅ければ言うことなしと(笑)
「二択」とはなるほど。
終盤の考え方の参考になります。
どちらを残せば役に立つか、
手渡してもいいかということですね。
この場合は銀でしたか。
玉頭戦などケースによっては角より金、銀、ということもありますし取捨選択は常に悩ませますね。
罪と罰とはこれまた見事な比喩です。
そして上を目指す心意気。勝つから強くなる、
たしかに。大舞台を経験していくことで人間としても大きな成長がありますよね。
それが積み重なることでそうでない人とは
歴然としたものへと変わっていく・・・
勝負の世界の非常さがここにありますね。
片上五段の文章はとても読み応えがあり、
新たな棋書執筆にも期待が掛かります(笑)
たまに買っても今までは帰ってから読んでいた
週刊将棋を最近は毎週買うようになり(笑)
そのまま電車内で読むこともあるのですが
たまに隣にいる女性がジッと紙面の写真や文字を見つめている時があります。女性の近くで週刊将棋
を読んで密やかな啓蒙、
普及活動に励みたいと思います(笑)
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