daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

8五飛

2010-04-21 10:41:09 | 日記・雑談
名人戦はまたしても8五飛戦法の最新形(の一変化)。予想されたことでもありますが、今期はこのまま、8五飛シリーズとなるのでしょうか。

週刊将棋の質問コーナーに「8五飛戦法が解明されてしまうのではないか?」というのがありました。渡辺竜王も言われている通り、名人戦の舞台とは言ってもさすがに戦法の存亡にまで影響するということはないはずです。
ただ、いくつかの形に、何らかの結論が出る、ということはあるかもしれません。記憶に新しいのは、以前の名人戦で、森内九段の研究手に羽生名人が3時間以上考え込んだけれども、すでに勝ちがなかった、という場面です。(マニアの方は調べてください)
その結果、公式戦対局であの形が見られることはなくなりました。今回のシリーズでも、そういうことがあるのかもしれません。

そんなことをつらつらと考えてしまう、二日目の朝です。羽生名人の封じ手は多くの棋士の意表を突いたようで、成否が楽しみですね。

8五飛は難しい、という声をよく聞きますが、指してみると案外面白いものです。知識がそのまま結果に直結するのは、味気ないと感じることもありますが、強くなっているのを実感できる瞬間でもあります。僕も子どもの頃、相横歩取りや4五角戦法は大好きでした。食わず嫌いの方には、ぜひ挑戦してみてほしい戦法です。

今日はこれから連載を書き、その後観戦記に取り掛かる予定。名人戦を横目に見ながらの作業になりそうです。

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