daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

これと言って

2009-10-17 09:24:10 | 日記・雑談
最近は自分のことで書くことがありません。しばらくは充電期間が続きそうです。

昨日は予想通り雑用と、新しい仕事の準備などで過ぎていきました。慌ただしくもないですが、やることはたくさんあるといったところです。棋士は自由な時間が続くので、しっかり順序立ててやっておかないとイザというとき大変なことになってしまいます。

今日の世間のニュースは「概算要求出揃う」ですかね。その評価はメディアによって分かれているようです。
「3兆円(近く)削減した」というニュースを最近よく目にしますが、他で使っちゃったら同じだと思うんですけど、どうなんですかね。借金が膨らんでも大丈夫、という人もいればほっとくと大変なことになる、と言う人もいて、僕はどっちの論理の意味も理解しているつもりですが、そういう小難しいことはさておき、自分たちで借りた金は自分たちで返すべきなんじゃないですかと。先に付け替えるのが是が非か、そういう問題じゃないような気がするんですよね。理屈じゃなくて。

この国の一番の格差は世代間格差だと思います。自分が政治的な関心が高いほうだとはあまり思いませんが、その中でいま一番の関心はその点なので、これを是正するために活動している人がいれば、応援したいと思っています。

いまはどんなことでも勉強しようと思えばあっという間に情報が手に入るので、深入りしようと思えばいくらでも簡単にできてしまいます。でもそうすると時間がいくらあっても足りません。必然的に、自分の興味をどこかで抑えることになってしまいます。そのあたりのバランスが、難しいんです。自由な時間×豊富な情報、という贅沢によって出現した、贅沢な悩みです。

では、つぶやきはこのぐらいにして、本業の勉強をします。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
社会の問題 (洋志)
2009-10-17 11:36:35
 問題を解決する作業の手順として、前提となる重要な要素は何かということをおさえておかなければならないと思います。
 世代間格差。何の格差か(健康か、資産か、所得か、運動能力か、書かれていないのでわかりませんが)、多分文脈からは資産格差のことを指しているのではないかと想像しました。
 この問題を考える際の前提条件は、稼得能力の有無が重要(人の生存が基本ですから)でしょう。
 20代の人と70代の人の稼得能力と所有資産をどうバランスをとって考えるのか、そこをおさえず、世代間の資産格差を無くそうなどと考えるのは、愚の骨頂(更なる格差を生み、さらなる社会的弱者を生む)だと考えます。

 国の借金と個人の借金を同一視して考えるのは、まったくの愚か者(もしくは扇動されている者)だと思います。言わずもがなですので、これ以上は書きませんが。

 ダイチャンは有能な人と思っています。社会人として、賢人を目指して欲しいと願っています。 
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Unknown (daichan)
2009-10-17 14:26:08
ここで言う「格差」は能力的なものを指しません。それは一般的に言って(100%そうとは言い切れませんが)所与のものではなく、多くが各人の努力によって獲得できるものだからです。

本文中で指しているのは受益格差、ようは負担と給付の差分を指しています。それが、政治・国家が司る部分だからです。その意味で個々の所有資産格差も特に問題視していません。
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Unknown (daichan)
2009-10-17 14:45:10
ここでは直接触れてませんが、他に政治が解決すべき重要な格差としては「一票の格差」がありますね。これもまた、所与のもので個人の努力だけでは解決できません。
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ちょっとよけいなレスを追加 (洋志)
2009-10-17 21:48:21
 国家・官僚(合法的暴力装置を所有する)は国民から収奪した富(税金等)を国民に再配分する機能を持っている。

 その再配分によって負担と給付の差分が生じるのは当然でしょう。
再配分機構(理念的には、それを認めないという考え方もありますが、現在は現実的ではないでしょう)なのですから(ひょっとして、公的年金の負担と給付の事を指しているのかな。それなら、一般論でなく個別マターとして別途考えるべきだと思います)。

 その生じ方に不公平感、不公正感(社会的弱者を救わない、あるいは、さらに弱者にする再配分とか)が生じるのを是正すべきだ、ということなら、考えの方向性は洋志と同じだと思います。
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日本の国債の (Unknown)
2009-10-18 16:00:00
約95パーセントは日本人が買っているんですよ。借金を返そうとすると大増税をしなくてはいけませんが、それをやるとお金を貸している人(日本人)が困ることになります。だから、国内向けの借金は返す必要がないんです。それに国内向けの借金を返そうなんて思っている国なんて世界中に1つもありませんよ。
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Unknown (Unknown)
2009-10-19 10:42:48
将棋に必勝法はないですが、大部分が下衆となった今の日本では「楽をして自分の懐を肥やす」といった定跡が定着しつつある。

将棋の役割は大きい
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格差。。。 (瀬戸のひしお。)
2009-10-19 23:00:59
格差は資本主義の中では当然おきます。言われる世代間格差にしても本来の日本国では(欧州先進国でも)持てる者はそれなりの社会への還元をしていたと思います。が、戦後の似非民主主義により過度の個人主義となった面は有ると思います。
それから『一票の格差』については(暴論かも知れませんが)投票率の低いステレオタイプの大都市と個々に問題を有する地方とを単に一票の格差として切り捨てるなら、例えば新潟県辺りが原発よりの電力料を徴収するとかも選択肢としては有りですかね?。(ダムもそうですね。)都会人は地方の犠牲の上で良い暮らしをしている事を思う事も必要ではないですか?。
かって終戦後食料を求めてさまよったのは都会人だったのでは。。。。
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Unknown (Unknown)
2009-10-20 22:17:31
daichanさんの文を読んで思ったのですが、「世代間格差」という言葉は文庫本「孫は祖父より1億円損をする」の中に出ている用語でしょうか

「3兆円(近く)削減した」というニュースを目にしますが、50兆円削減を数十年間続けないと返済できないのですから末恐ろしくなります
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Unknown (daichan)
2009-10-21 00:05:22
>瀬戸のひしお。さん
そうですね、金銭で解決するのは良い方法だと思います。ただ、そういう理由で一票の格差は肯定されないと思います。
個人的には世代別選挙区が良い方法のような気がします。これだけモノやヒトの移動が自由かつ活発になったいま、地域の代表であり続ける必要は薄いのではないかと。

ちなみに僕は「世代間格差」というのは平和を前提とした概念だと思っています。それ以上に是正すべき格差がないという意味では、いまの日本に暮らせるのは非常に幸せなことだと思います。
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国債 (nativedancer)
2009-10-27 02:46:00
鳩ポッポは自民党が赤字国債を出すたびに、「これ以上国債が増えると日本は潰れる」と口癖のように言っていました。
それがいざ政権を取るとこれですからね。あきれて物も言えません。
それより問題は東アジア共同体です。民主党は今はホームページから削除されていますが、4,5年前まで共同体が出来た暁には主権を共同体へ移譲する。と、堂々と記載していました。国民に有るはずの主権を共同体へ移譲すると言ったのです。つまりは中国の属国になりたいと云う事です。
信じがたい感覚です。
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