正福寺(住職改め)長老のひとこと

正福寺住職が毎月テーマを決めて「ひとこと」申し上げます。
ホームページの更新情報も不定期に載せていきます。

1月のひとこと(平成23年)

2011年01月01日 | Weblog
明けましておめでとうございます。

お健やかに新春をお迎えのことと、お慶び申上げます。

平成23年、辛卯(かのと・うー兎)の年、釈尊御誕生から2577年を迎えます。

今年は兎の年、うさぎのお話を申上げます。


真っ青な夜空に、きれいな満月が照り輝いています。

なんだか、吸い込まれそうな気がしませんか。


月にはうさぎが住むという、満月の夜には、うさぎは、月で餅をついている、というのです。


月とうさぎについては、さまざまな物語が、日本各地で語り継がれ、私たちを、夢の世界に誘ってくれます。


うさぎの愛くるしい姿が、さまざまな伝承を生んだのかもしれません。

仏典では、釈尊の前世物語(ジャータカ)に、バラモン僧に自分の肉体を捨身供養するうさぎの話がでてきます。

バラモン僧は、実は、帝釈天の仮の姿であり、帝釈天は、うさぎのこの行為を永く後世に伝えるために、月にうさぎを描いた、というのです。


さて、私たちを夢の世界にいざなってくれる月とうさぎの話にちなみ、

どうでしょう!


今年は、私たち、多いに夢を語る年としませんか。


私自身振り返ってみても、年とともに、夢を語ることが、少なくなってしまった様な気がするのです。


夢を語り、夢の実現に向けて、おおいに夢を見る!


お互いさま、今年も頑張りましょう。



“住職のひとこと”ことしも宜しくご鞭撻のほどを!



合掌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする