今月も、もう少しだけ辛口を。
100分の60=0.6→60% (数式1)
100分の80=0.8→80% (数式2)
75分の60=0.8→80% (数式3)
国民年金保険料の不正免除が、先月報道されました。ある社会事務所が採用した算術を書いてみました。
今、仮に100名の年金保険料を納めなければならない人がいるとします。
現在、国全体で納付率は60%位だそうですから、100名中、60名の人しか保険料を納めていないことになります。(数式1)
世界一高い日本の平均寿命と、世界一低い出生率は、将来の年金がどうなるのか、まったく予断を許さない状況を作りつつあります。
それが、60%という納付率に象徴されているのでしょう。
社会保険庁は、この納付率を、何とか80%に上げたいと、種々対策を講じているとのことです。
今100名中60名の人が納付しているのですから、あと20名増えれば、納付率80%となります。(数式2)
これが、ごくごく当たり前の数式なのです。
ところが、一部の社会保険事務所で採用した方策は(数式3)なのです。
即ち100名中、25名の保険料免除、猶予資格者を探し出し、免除申請書を出させた、というのです。
これが実現すれば、間違いなく、納付率80%にはなります。
しかも、かなりの数が、本人の承諾なしの免除申請だというのです。
こんな納付率の上げ方があるのかな、と感心しているわけにはいきません。
これは、正に“嘘つき”そのものです。
古くから、“嘘つきは泥棒の始まり”と戒めています。
“嘘も方便”などと、こんな嘘がまかり通っては困りものです。
“嘘つき”は地獄に堕ちる、と仏教では戒めます。
合掌
100分の60=0.6→60% (数式1)
100分の80=0.8→80% (数式2)
75分の60=0.8→80% (数式3)
国民年金保険料の不正免除が、先月報道されました。ある社会事務所が採用した算術を書いてみました。
今、仮に100名の年金保険料を納めなければならない人がいるとします。
現在、国全体で納付率は60%位だそうですから、100名中、60名の人しか保険料を納めていないことになります。(数式1)
世界一高い日本の平均寿命と、世界一低い出生率は、将来の年金がどうなるのか、まったく予断を許さない状況を作りつつあります。
それが、60%という納付率に象徴されているのでしょう。
社会保険庁は、この納付率を、何とか80%に上げたいと、種々対策を講じているとのことです。
今100名中60名の人が納付しているのですから、あと20名増えれば、納付率80%となります。(数式2)
これが、ごくごく当たり前の数式なのです。
ところが、一部の社会保険事務所で採用した方策は(数式3)なのです。
即ち100名中、25名の保険料免除、猶予資格者を探し出し、免除申請書を出させた、というのです。
これが実現すれば、間違いなく、納付率80%にはなります。
しかも、かなりの数が、本人の承諾なしの免除申請だというのです。
こんな納付率の上げ方があるのかな、と感心しているわけにはいきません。
これは、正に“嘘つき”そのものです。
古くから、“嘘つきは泥棒の始まり”と戒めています。
“嘘も方便”などと、こんな嘘がまかり通っては困りものです。
“嘘つき”は地獄に堕ちる、と仏教では戒めます。
合掌