正福寺(住職改め)長老のひとこと

正福寺住職が毎月テーマを決めて「ひとこと」申し上げます。
ホームページの更新情報も不定期に載せていきます。

10月のひとこと(平成19年)

2007年10月03日 | Weblog
彼岸も過ぎ、日々秋の気配が深まっています。

今年の夏は大変な猛暑、しかも不順、お互いさま、体調維持に神経を使ったひと夏ではなかったでしょうか。


“天高く馬肥ゆる秋”

食欲の秋の代名詞のように使われる言葉ですが、私は、秋の深まる中、おだやかに時の流れてゆく田園の景色、雄大な草原を群れ遊ぶ馬たちの姿などを思い浮かべます。


閑話休題



秋の彼岸法話、ご案内申し上げましたとおり


―林住期を生きる―

       ~釈尊に学ぶ~


というテーマでお話をさせて頂きました。

大勢の方々にご参加いただきありがとうございました。

林住期とは、釈尊の国、古代インドで、『現役を終えたあとの第二の人生』を言い表した言葉。


世界一、長生きの国日本に生きる私たち。長い、長い第二の人生を生きていかなければなりません。


“健全な精神は健全な肉体に宿る”とは、昔から日本でいわれている言葉です。


でも、長生きの人生、誰でも、先ず、肉体から衰えていきます。


肉体の衰えと共に、精神まで衰えてしまうわけには、いきません。

そこで、「気力」「工夫」「継続」という3つの言葉で、お話をしめくくらせていただきました。


いわば、現役引退後の長い長い人生を送るための、3つのキーワードです。


強い気力で、さまざまに工夫し、しかも、途中で投げ出さない。


そんな人生を心がけましょう、というお話をさせて頂きました。


でも、これって、若い時から必要なことばかりですね。

合掌

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