






この日も朝から雨。しかも昨日よりひどい。大雨だ。
民宿横を流れる北山川は濁流と化していた。
利用調整地区に指定された西大台地区に入るには事前手続きが必要。
手数料(西大台地区の場合は1000円)を支払い、
許可証を発行してもらわなければならない。
しかも、指定された日にしか入ることはできず、
私たちは8月30日に立ち入ることで事前に手続きをしていた。
8月30日は私たちが西大台地区に入ることを許された唯一の日だったのである。
これらはすべて法律で規定されていることなのだ。
ただ、この日の雨の激しさは私たちを萎えさせた。
せっかく西大台地区を訪れるので前々から地元の方にガイドをお願いしていたのだが、
ガイドの方もこの雨では中止にしたほうが賢明だろうとのことで、
ガイドさんとの行動は中止に。
ひとまず民宿で待機して様子をみることにした。
9時過ぎ。ビジターセンターに問い合わせてみると
大台ケ原はさほど雨は強くないとのことなので意を決して出発。
確かに、下に比べるとさほど雨は強くなかった。






ガイドさんはいないけれど足を踏み入れるだけ踏み入れてみようということになり、
レクチャーを受けてから西大台地区へ念願の第一歩。
運良く利用調整地区内を巡視していた巡視員の方と鉢合わせ、
いろいろと教えてもらいながら結局西大台地区を一周しました。
正直、ガイドさんよりもガイドさんみたいで本当にラッキー。



西大台地区は鬱蒼とした森の中ということもあり、
雨や風はほとんど気にならない程度だった。
白神山地合宿のときの再来か、何度か渡渉を繰り返し、
足元はビショビショになってしまったけれど…。



雨の森もまた美しかった。
特に、朽木などに張り付いたコケは美しく、
なんともいえなかった。









民宿に戻ると、雨がやんだ。
炭も買っていたので一日遅れのバーベキューをした。
花火もした。童心に返って楽しんだ夜だった。


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