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■ メンバー
Kouさん / Shuさん / Dai
■ 期間
2008年6月18日
■ 目的
目的もなにも西上州へ
■ キーワード
荒船山
御岳山
兜岩山
艫岩
内山峠
妙義荒船佐久高原国定公園
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2008年6月18日
内山峠駐車場(7:07) === 一杯水手前(8:10-8:25) === 荒船山艫岩展望台(9:15-9:40) === 御岳山(11:00-11:10)
=== 兜岩山(11:50-13:30) === 御岳山(13:55) === 荒船山艫岩展望台(14:45-15:00) === 内山峠駐車場(15:45)
6月、梅雨、真っ只中。
しかし、天気予報は晴れ。
妙義山に登る予定を前日に急遽変更。
(※天気予報が晴れだったからではない)
リーダー命令!
荒船山・御岳山・兜岩山へ
聞いたことすらない…
いったいどんな山なんだ?
とりあえず、17日、21時45分、国分寺駅南口集合。
そう前夜発の日帰り山行。
荒船山(1422.5㍍)の艫岩
もう少し、荒船山のことを、御岳山のことを、そして、
兜岩山のことを事前に下調べすることができていたらと思うと。。
今となってはあとの祭り…
(※読んでいけばわかる)
とにかく、国分寺駅南口に3人の男たちが集合した。
Shuさんとはホント久しぶりの再開だった!
Kouさんの愛車MARINOに乗り込み、
入間ICから関越道~上信越道を飛ばして下仁田ICまで。
下仁田ICからはR254を佐久方面へ内山峠というところまで。
内山峠が今回の登山の起点&終点だ。
日付も変わって18日の0:30内山峠着。
内山峠はつめれば20台くらい車がとめられそうな駐車場になっている。
この日は他に車はなくガスも立ち込めなんだか薄気味悪かった。
車の横にテントを張って、買い込んだ酒を嗜み、
寝たのは3時近かったか。
いやいや、3人で、とても楽しい夜だった。
内山峠
テントを張って酒を飲む
5:30起床が全員一致で6:00となり、
全員が起き上がったのは6:10だった。
テント撤収して、着替えて、体操して、出発は7:07。
駐車場横の登山口から入山する。
どうやら、ここら一帯は、妙義荒船佐久高原国定公園に指定されているらしい。
自然公園法で守られている立派な保護区域内だ。
しかし、今回登る山が国定公園の名前を飾っているとは…。
荒船山というのは相当有名な山らしい。
登山口には、「熊出没注意」の看板がある。
今回は、いちおう、熊よけの鈴を携帯した。
登り始め、登山道はしっかりと整備されている。
が、しかし、異様にくもの巣が多く、
まるで行く手を阻むかのように私の顔に引っ付いてくる。
先頭を歩いている私がもろに被害を被るのだ。やんなる。
木々の切れ間から覗く上州の山々
出発時も周囲はガスに包まれていたものの、
日が高くなるにつれて、ガスもとれ、空には青空も見え始めた。
木々の切れ間から覗く山々がきれいだった。
妙義山のほうだろうか。
これから登る荒船山の艫岩も雲に浮かんで見えてきた。
登山道は途中、崩落している箇所が一箇所あったものの、
すでにロープが張られている迂回路ができていた。
崩壊してた道の迂回路を登る
危険なところはあまりない。
ただ、群馬県側は切り立っているので落ちたらまっさかさま。
きれいな展望にうとれて身を乗り出さないように注意したい。
雲に浮かぶ荒船山の艫岩
ところで、40分ほど登ったところだったか、
「ここが一杯水なのか?」
「いや違うと思うぞ」
と、怪しんだ場所に出た。
おっきな岩の塊が立ちふさがってて、洞窟のようにもなっている。
風化したお地蔵さんらしきものも。お賽銭も。
まるで、槍ヶ岳は坊主ノ岩小舎の巨大バージョン。
あとで、インターネットで調べてみたところ、
ここは、どうやら「狭岩修験道場跡」というとこらしく、その昔、
この山いったいは、山岳信仰、修験道がとても盛んだったようだ。
確かに、その名残としてか、登山道脇には、
直径60㎝程の門柱の沓石がふたつあった。
このことは、これから登る御岳山にも言えることなのだが、
荒船山いったいの山々の、山岳信仰、
修験道の山としての歴史を事前に知っていて勉強していたら、
もっともっと興味深い登山ができたと思う。
それを思うと本当に心底悔やまれる。
この場所が最初から「狭岩修験道場跡」ということを知っていたら、
きっともっと違った思いでこの場所を踏みしめることができたと思う。
これはこの山に限ったことではなくどの山でも言えることだ。
少なくとも私の場合は…。
一杯水
「狭岩修験道場跡」を過ぎ、しばらく歩くと、
本物の「一杯水」という水場に着いた。
立派な立て看板が立っていた。
さっそく、飲む。
うん、とっても軟らかい水だ。
先月飲んだ空木岳の水とは全然違う。
美味しさに優劣は付け難いが、
山で飲む山の水の美味しさはどこでも格別だ。
「一杯水」を過ぎると、若干、登山道も傾斜を増し、
荒船山へとだんだん近づいてる感じがしてくる。
登りきり、台地になれば、そこが荒船山の頂上界隈だ。
ほどなく、避難小屋が現れ、その近くに艫岩展望台という開けた展望台がある。
上州の山々、浅間山、遠く北アルプスまでの大展望。
他に登山者はなく、私たちの独占だった。
艫岩展望台9:15着。艫岩展望台は絶壁の上の展望台。
下を覗き込むと、思わず足が竦む。
荒船山の艫岩展望台
しかし、あろうことか、どこが荒船山の山頂なのかわからない。
この艫岩展望台には、方位盤が設置されており、
その真ん中には荒船山山頂と書かれているもののなんだか怪しい…。
地図を見るとこの先に経塚山という山のピークがあって、
三角点もあり、標高は1422.5㍍とある。
でも、あくまで名前は「経塚山」。荒船山とは別物であろうと…
下調べ不足の極みだったと言ってよい。
この「経塚山」のピークこそが荒船山の最高地点だったのだ。
つまり、経塚山は荒船山に内包されている山ということだ。
私たち3人、結局、今回、この経塚山のピーク、踏んでいません。。。
なお、艫岩展望台の「艫」とは、船の船尾のこと。
荒船山は南北2㌔、東西400㍍の台地上の山なのだが、
どうやら艫岩展望台から約2㌔先の経塚山のピークが船首のようなのだ。
荒船山とは、荒波を割って進む船を思わせることからその名が付いたらしい。。
荒船山、艫岩、経塚山、兜岩山、御岳山
上の写真。中央の台地上の山が荒船山。荒船山の左端が艫岩。右端が経塚山。
本当に一隻の船のようにみえる。写真一番右端の山が兜岩山。その左となりの山が御岳山。
この写真は中嶋豊さんのサイト「信州山歩き地図(マップ)」に掲載されている。
荒船山をまさに表現している写真なので、お借りしてしまいました。
中嶋さん、無断でお写真をお借りしてしまって大変申しわけございません。
問題であればすぐに削除いたしますのでお声がけください。
荒船山の甲板部分。約2㌔も台地上の道が続く岳
なぜか、蝉がものすごい勢いで鳴いていた。
聞いたことのない鳴き声だった。
見たことのないくらい小さな蝉だった。
抜け殻もあちこちにあった。
なんという蝉だろうか?
荒船山の甲板部分、台地上の登山道は
とっても歩きやすく、ハイキング気分。
途中、シカも見かけた。
だいぶ皮が剥ぎ取られていた木が目立ったがシカの仕業だ。
ここもシカの食害が問題になっているのであろうか。
それと、なんだか石碑みたいなのも見つけた。
いったい何の名残なのだろうか。
いろいろと文字が書かれていたが解読できなかった。
たたずむ石碑
ちょうどこの石碑が荒船山甲板の真ん中あたりだと思う。
そこから同じように平坦な道をしばらく歩くと経塚山と星尾峠の分岐だ。
経塚山までは分岐から往復20分。
この山が荒船山の一部だということを認識していたら、
時間を惜しまず登りに行ったような気がするが、、
とまぁ、とにかく残念無念。
経塚山へ思いを馳せることもなく、
星尾峠へと舵を取り、御岳山、兜岩山を目指す。
地味にここから、しんどくなる。
アップダウンの連続。
御岳山の登りがだいぶしんどい。
危険な箇所はあまりないが、
落ち葉が敷き詰められた急登が続く。
3人とも「ヒーヒー」言いながら登る。
御岳山には、祠と、なんだか面白い顔をした石仏が2体。
せっかくなので写真をとる。
御岳山の頂上で2体の石仏と
ところで、この御岳山の頂上には、
この2体の石仏のほかに、木曽の御岳山の方を向いて、
「神様の分身」といわれる像があったらしい。
昔、遠く木曽御岳まで行けなかった信者が、
この山に神様の分身を祀って、信仰したのだそうだ。
しかし、そんな像あっただろうか?
3人とも疲れ果てて、山頂をあまり見渡さなかったのが悔やまれる。
ちなみに御岳山の山頂は登山道から少し離れたところにある。
展望はきかない。御岳山の到着は11:00。11:10発。
中央奥の山が経塚山か!?ローソク岩の手前の尾根上より
御岳山をあとにして、兜岩山を目指す。
あいかわらず小刻みなアップダウンを繰り返す。道は悪くない。
ただ、帰り、同じ道を通ると思うと気が重い。
ローソク岩のトラバース手前の尾根はとても細い。
落ちないように注意。ただ、展望はとても良い。
トラバースはトラバースで上からの落石が怖い。
ここは道もけっこう細かった。
途中、腐りかけの板の橋もある。通る時は一人ずつ。
緑深き山々。ローソク岩の手前の尾根上より
兜岩山と田口峠の分岐まで御岳山から30分くらいだったか。
この分岐からは笹薮がひどい。
今回はヤブ漕ぎとまではいかなかったけれど、
もう少し笹が成長してしまうとヤブ漕ぎになる。
分岐から10分くらいで兜岩山(1368.4㍍)に到着。
CTより少し早く12:50着。展望はなし。
エアリアに頂上から南西に150㍍大展望と書かれているので行ってみると、
確かに展望はいいが、荒船山とか御岳山とか、
ここまで登ってきた山々をみることはできない。
佐久の街並みがみえた。霞んでて遠くまでみえなかったけれど、
霞がなければおそらく八ヶ岳の方向の山々がきれいにみえたんだと思う。
しかし、山々の緑がとてもきれいだった。
ヤブ漕ぎとまではいかない笹ヤブ
兜岩山の山頂
兜岩山の山頂に戻り、ゆっくりとお昼にする。
お昼はレトルトのカレーだ。
若干一名、自分でカレーを提案しておきながら
愛妻弁当を持参してきたこんにゃろーがいたけど(笑)
そんな愛妻弁当をみんなで美味しくいただきながらもカレーも食べる。
レトルトカレーも山で食べれば美味さ倍増。美味かった。
ちなみに、コーンを入れてコーンカレーにした。
完熟トマトのポタージュスープつき。
お昼につくったコーンカレー。完熟トマトスープとともに
13:30。下山開始。来た道を戻るのみ。
愛妻弁当&カレーを食べて元気を取り戻した?!
3人は、ペースをあげて荒船山の艫岩展望台まで1時間15分。
内山峠の駐車場には15:45に着いた。
帰り道、荒船山の甲板で、きれいな花が咲いていた
今回の山行もなかなか良い山行だった。
なによりも、静かな山だった。
行きも帰りも、誰にも会わなかった。
いろんなHPをみていると荒船山はとても人気な山らしいから、
週末とかはたくさんの人が訪れるのかもしれないが、
それでも、御岳山や兜岩山は静かな山らしい。
静かな登山が好きな人には良い山かもしれない。
帰り、神津牧場に立ち寄ってソフトクリームを食べて、
荒船の湯に浸かって、トンカツを食べて東京へ。
下山後の記念写真
今回もお疲れさまでした!
朝:おにぎり / 昼:カレー、愛妻弁当 / 夜:トンカツ
■ メンバー
Kouさん / Shuさん / Dai
■ 期間
2008年6月18日
■ 目的
目的もなにも西上州へ
■ キーワード
荒船山
御岳山
兜岩山
艫岩
内山峠
妙義荒船佐久高原国定公園
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2008年6月18日
内山峠駐車場(7:07) === 一杯水手前(8:10-8:25) === 荒船山艫岩展望台(9:15-9:40) === 御岳山(11:00-11:10)
=== 兜岩山(11:50-13:30) === 御岳山(13:55) === 荒船山艫岩展望台(14:45-15:00) === 内山峠駐車場(15:45)
6月、梅雨、真っ只中。
しかし、天気予報は晴れ。
妙義山に登る予定を前日に急遽変更。
(※天気予報が晴れだったからではない)
リーダー命令!
荒船山・御岳山・兜岩山へ
聞いたことすらない…
いったいどんな山なんだ?
とりあえず、17日、21時45分、国分寺駅南口集合。
そう前夜発の日帰り山行。
荒船山(1422.5㍍)の艫岩
もう少し、荒船山のことを、御岳山のことを、そして、
兜岩山のことを事前に下調べすることができていたらと思うと。。
今となってはあとの祭り…
(※読んでいけばわかる)
とにかく、国分寺駅南口に3人の男たちが集合した。
Shuさんとはホント久しぶりの再開だった!
Kouさんの愛車MARINOに乗り込み、
入間ICから関越道~上信越道を飛ばして下仁田ICまで。
下仁田ICからはR254を佐久方面へ内山峠というところまで。
内山峠が今回の登山の起点&終点だ。
日付も変わって18日の0:30内山峠着。
内山峠はつめれば20台くらい車がとめられそうな駐車場になっている。
この日は他に車はなくガスも立ち込めなんだか薄気味悪かった。
車の横にテントを張って、買い込んだ酒を嗜み、
寝たのは3時近かったか。
いやいや、3人で、とても楽しい夜だった。
内山峠
テントを張って酒を飲む
5:30起床が全員一致で6:00となり、
全員が起き上がったのは6:10だった。
テント撤収して、着替えて、体操して、出発は7:07。
駐車場横の登山口から入山する。
どうやら、ここら一帯は、妙義荒船佐久高原国定公園に指定されているらしい。
自然公園法で守られている立派な保護区域内だ。
しかし、今回登る山が国定公園の名前を飾っているとは…。
荒船山というのは相当有名な山らしい。
登山口には、「熊出没注意」の看板がある。
今回は、いちおう、熊よけの鈴を携帯した。
登り始め、登山道はしっかりと整備されている。
が、しかし、異様にくもの巣が多く、
まるで行く手を阻むかのように私の顔に引っ付いてくる。
先頭を歩いている私がもろに被害を被るのだ。やんなる。
木々の切れ間から覗く上州の山々
出発時も周囲はガスに包まれていたものの、
日が高くなるにつれて、ガスもとれ、空には青空も見え始めた。
木々の切れ間から覗く山々がきれいだった。
妙義山のほうだろうか。
これから登る荒船山の艫岩も雲に浮かんで見えてきた。
登山道は途中、崩落している箇所が一箇所あったものの、
すでにロープが張られている迂回路ができていた。
崩壊してた道の迂回路を登る
危険なところはあまりない。
ただ、群馬県側は切り立っているので落ちたらまっさかさま。
きれいな展望にうとれて身を乗り出さないように注意したい。
雲に浮かぶ荒船山の艫岩
ところで、40分ほど登ったところだったか、
「ここが一杯水なのか?」
「いや違うと思うぞ」
と、怪しんだ場所に出た。
おっきな岩の塊が立ちふさがってて、洞窟のようにもなっている。
風化したお地蔵さんらしきものも。お賽銭も。
まるで、槍ヶ岳は坊主ノ岩小舎の巨大バージョン。
あとで、インターネットで調べてみたところ、
ここは、どうやら「狭岩修験道場跡」というとこらしく、その昔、
この山いったいは、山岳信仰、修験道がとても盛んだったようだ。
確かに、その名残としてか、登山道脇には、
直径60㎝程の門柱の沓石がふたつあった。
このことは、これから登る御岳山にも言えることなのだが、
荒船山いったいの山々の、山岳信仰、
修験道の山としての歴史を事前に知っていて勉強していたら、
もっともっと興味深い登山ができたと思う。
それを思うと本当に心底悔やまれる。
この場所が最初から「狭岩修験道場跡」ということを知っていたら、
きっともっと違った思いでこの場所を踏みしめることができたと思う。
これはこの山に限ったことではなくどの山でも言えることだ。
少なくとも私の場合は…。
一杯水
「狭岩修験道場跡」を過ぎ、しばらく歩くと、
本物の「一杯水」という水場に着いた。
立派な立て看板が立っていた。
さっそく、飲む。
うん、とっても軟らかい水だ。
先月飲んだ空木岳の水とは全然違う。
美味しさに優劣は付け難いが、
山で飲む山の水の美味しさはどこでも格別だ。
「一杯水」を過ぎると、若干、登山道も傾斜を増し、
荒船山へとだんだん近づいてる感じがしてくる。
登りきり、台地になれば、そこが荒船山の頂上界隈だ。
ほどなく、避難小屋が現れ、その近くに艫岩展望台という開けた展望台がある。
上州の山々、浅間山、遠く北アルプスまでの大展望。
他に登山者はなく、私たちの独占だった。
艫岩展望台9:15着。艫岩展望台は絶壁の上の展望台。
下を覗き込むと、思わず足が竦む。
荒船山の艫岩展望台
しかし、あろうことか、どこが荒船山の山頂なのかわからない。
この艫岩展望台には、方位盤が設置されており、
その真ん中には荒船山山頂と書かれているもののなんだか怪しい…。
地図を見るとこの先に経塚山という山のピークがあって、
三角点もあり、標高は1422.5㍍とある。
でも、あくまで名前は「経塚山」。荒船山とは別物であろうと…
下調べ不足の極みだったと言ってよい。
この「経塚山」のピークこそが荒船山の最高地点だったのだ。
つまり、経塚山は荒船山に内包されている山ということだ。
私たち3人、結局、今回、この経塚山のピーク、踏んでいません。。。
なお、艫岩展望台の「艫」とは、船の船尾のこと。
荒船山は南北2㌔、東西400㍍の台地上の山なのだが、
どうやら艫岩展望台から約2㌔先の経塚山のピークが船首のようなのだ。
荒船山とは、荒波を割って進む船を思わせることからその名が付いたらしい。。
荒船山、艫岩、経塚山、兜岩山、御岳山
上の写真。中央の台地上の山が荒船山。荒船山の左端が艫岩。右端が経塚山。
本当に一隻の船のようにみえる。写真一番右端の山が兜岩山。その左となりの山が御岳山。
この写真は中嶋豊さんのサイト「信州山歩き地図(マップ)」に掲載されている。
荒船山をまさに表現している写真なので、お借りしてしまいました。
中嶋さん、無断でお写真をお借りしてしまって大変申しわけございません。
問題であればすぐに削除いたしますのでお声がけください。
荒船山の甲板部分。約2㌔も台地上の道が続く岳
なぜか、蝉がものすごい勢いで鳴いていた。
聞いたことのない鳴き声だった。
見たことのないくらい小さな蝉だった。
抜け殻もあちこちにあった。
なんという蝉だろうか?
荒船山の甲板部分、台地上の登山道は
とっても歩きやすく、ハイキング気分。
途中、シカも見かけた。
だいぶ皮が剥ぎ取られていた木が目立ったがシカの仕業だ。
ここもシカの食害が問題になっているのであろうか。
それと、なんだか石碑みたいなのも見つけた。
いったい何の名残なのだろうか。
いろいろと文字が書かれていたが解読できなかった。
たたずむ石碑
ちょうどこの石碑が荒船山甲板の真ん中あたりだと思う。
そこから同じように平坦な道をしばらく歩くと経塚山と星尾峠の分岐だ。
経塚山までは分岐から往復20分。
この山が荒船山の一部だということを認識していたら、
時間を惜しまず登りに行ったような気がするが、、
とまぁ、とにかく残念無念。
経塚山へ思いを馳せることもなく、
星尾峠へと舵を取り、御岳山、兜岩山を目指す。
地味にここから、しんどくなる。
アップダウンの連続。
御岳山の登りがだいぶしんどい。
危険な箇所はあまりないが、
落ち葉が敷き詰められた急登が続く。
3人とも「ヒーヒー」言いながら登る。
御岳山には、祠と、なんだか面白い顔をした石仏が2体。
せっかくなので写真をとる。
御岳山の頂上で2体の石仏と
ところで、この御岳山の頂上には、
この2体の石仏のほかに、木曽の御岳山の方を向いて、
「神様の分身」といわれる像があったらしい。
昔、遠く木曽御岳まで行けなかった信者が、
この山に神様の分身を祀って、信仰したのだそうだ。
しかし、そんな像あっただろうか?
3人とも疲れ果てて、山頂をあまり見渡さなかったのが悔やまれる。
ちなみに御岳山の山頂は登山道から少し離れたところにある。
展望はきかない。御岳山の到着は11:00。11:10発。
中央奥の山が経塚山か!?ローソク岩の手前の尾根上より
御岳山をあとにして、兜岩山を目指す。
あいかわらず小刻みなアップダウンを繰り返す。道は悪くない。
ただ、帰り、同じ道を通ると思うと気が重い。
ローソク岩のトラバース手前の尾根はとても細い。
落ちないように注意。ただ、展望はとても良い。
トラバースはトラバースで上からの落石が怖い。
ここは道もけっこう細かった。
途中、腐りかけの板の橋もある。通る時は一人ずつ。
緑深き山々。ローソク岩の手前の尾根上より
兜岩山と田口峠の分岐まで御岳山から30分くらいだったか。
この分岐からは笹薮がひどい。
今回はヤブ漕ぎとまではいかなかったけれど、
もう少し笹が成長してしまうとヤブ漕ぎになる。
分岐から10分くらいで兜岩山(1368.4㍍)に到着。
CTより少し早く12:50着。展望はなし。
エアリアに頂上から南西に150㍍大展望と書かれているので行ってみると、
確かに展望はいいが、荒船山とか御岳山とか、
ここまで登ってきた山々をみることはできない。
佐久の街並みがみえた。霞んでて遠くまでみえなかったけれど、
霞がなければおそらく八ヶ岳の方向の山々がきれいにみえたんだと思う。
しかし、山々の緑がとてもきれいだった。
ヤブ漕ぎとまではいかない笹ヤブ
兜岩山の山頂
兜岩山の山頂に戻り、ゆっくりとお昼にする。
お昼はレトルトのカレーだ。
若干一名、自分でカレーを提案しておきながら
愛妻弁当を持参してきたこんにゃろーがいたけど(笑)
そんな愛妻弁当をみんなで美味しくいただきながらもカレーも食べる。
レトルトカレーも山で食べれば美味さ倍増。美味かった。
ちなみに、コーンを入れてコーンカレーにした。
完熟トマトのポタージュスープつき。
お昼につくったコーンカレー。完熟トマトスープとともに
13:30。下山開始。来た道を戻るのみ。
愛妻弁当&カレーを食べて元気を取り戻した?!
3人は、ペースをあげて荒船山の艫岩展望台まで1時間15分。
内山峠の駐車場には15:45に着いた。
帰り道、荒船山の甲板で、きれいな花が咲いていた
今回の山行もなかなか良い山行だった。
なによりも、静かな山だった。
行きも帰りも、誰にも会わなかった。
いろんなHPをみていると荒船山はとても人気な山らしいから、
週末とかはたくさんの人が訪れるのかもしれないが、
それでも、御岳山や兜岩山は静かな山らしい。
静かな登山が好きな人には良い山かもしれない。
帰り、神津牧場に立ち寄ってソフトクリームを食べて、
荒船の湯に浸かって、トンカツを食べて東京へ。
下山後の記念写真
今回もお疲れさまでした!
朝:おにぎり / 昼:カレー、愛妻弁当 / 夜:トンカツ