地球の重力に対抗するかのように
地面から背筋を伸ばして立ち上がることが
自ら立つこと=「自立」に他なりません
自立とは人間本来に備わっている
本能のようなものではないでしょうか
座れた時もそうですが、
立てた時のよろこび
健康な人には推し量れないものがあります
普通の人の目線に立てるということは
普通の人と対等の立場になれること
単に爽快感や喜び
だけでなく
自立心や自信が芽生えてくるものです
そしてそれがさらなる自立に向けての
頑張ろうという意欲につながります
寝たきりから脱却し、
起きて、さらに立ち上がるということに
心理面ではこんなプラス効果があります
肉体だけを介護・リハビリしているのではなく
心を介護・リハビリしていること
この初心は決して忘れないで欲しい
それさえ忘れなければ
介助される人の立場で考えることは
ごく自然とできるようになるでしょう