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しろくまハリきゅう院 しろくまリハビリマッサージ (旧‘しろくま治療院’)

しろくまハリきゅうとしろくまリハビリマッサージの院長のブログ

訪問手順~玄関の戸を開けたら

2006-02-09 00:26:18 | リハビリ・介助の仕方

元気に明るく

「こんにちは」など言った後、部屋に入って

「今日はいかがですか」

「何か変わったことはありましたか」とか

さり気ない会話をしながら、

身体の最新情報の収集に移っていきます

 

初めての訪問時には

先ずは 

「どうしましたか」

「どんな状態ですか」

やさしく話しかけてみましょう

主訴を聴いてみるのです

 

訪問を依頼してくる限りは

99%ウソはないです。

必ず本音を言います

この時の主訴は信用して構わないです


思いやりが生み出すもの

2006-01-27 00:07:00 | リハビリ・介助の仕方

‘誘導’同様に、

本来の自然な動きに沿って介助れば、

介助される側は断然ラクに動けます。

介助するほうも断然ラクなります。

それでいて本人の自立に1番いいなんて

こんないいことはないぞ~

 

自然な動きに沿っていないと

介助者のほうは力任せの介助で腰痛になったり

介助される側は自立の妨げになることさえあります

 

介護は長期戦ですから

必要なところだけに力を入れて

あとはラクするべきです

 

介助中の介助者の心構え・・・

2人で障害を乗り越える気持ちで

(イライラを抑えながら

一緒になってちょっとずつ動く、

人によってはうまくできた時に

褒めてあげるといいでしょう。

 

自然な動きに沿って介助するのも

一緒に力を合わせてちょっとずつ動くのも

相手の立場になりきるという

思いやりから

導き出された結果です

 

どんな場合でも

‘思いやり’

忘れないでいたいですね

特に、専門家は


それでもダメなら手を貸します、ただし・・・

2006-01-26 00:21:57 | リハビリ・介助の仕方

動作で出来ないところだけ

最小限の力で補ってみて、

あとは自力でやってもらう

 

厳しいようですが、

ここは本人の自立のためにも

菩薩の気持ちで鬼になってください

(意味不明?

 

例えば・・・

左右どちらか半身マヒの場合、

マヒ側の動きだけを補助し、

 

下半身不全マヒの場合は

4点歩行器などの補助具を使用してみる

 

完全に力の入らない人以外は

最小限の力で介助する工夫をしてみてください

 

そうすればそのうち

介助のコツがつかめるようになりますよ

指一本で介助できることだってありますよ


ここで確認します

2006-01-24 00:04:54 | リハビリ・介助の仕方

「どんなベッドを使っていますか」

 

なぜこんな質問をしたかというと

周りの環境を整える

自立の大きな手助けになるからです

 

寝たきりの人は先ずベッドです

だいたいふとんでなくベッドにして正解です。

 

① 電動ベッドで、背もたれが上がり、高さも上下できるタイプがいい

  * いろいろな場面で役に立ちます

② ベッドの手すりはあったほうがいい、できればL字になるタイプがいい

③ ベッドの下に空間があるタイプがいい 

   * ②③は寝返り、起き上がり、立ち上がり動作に便利です

 

ベッドの位置も重要です

ベッドの位置を変えただけで

立ち上がれるようになったり、

転倒しなくなる例は多いですよ

 

 ベッドはレンタルが便利で条件や要望などは

ケアマネージャーさんなどに

相談したほうが賢明です

 

ついでに手すり、段差、車イスなど

他の生活環境も整えてもらえるといいでしょう


自然な動きとは・・・

2006-01-23 00:04:26 | リハビリ・介助の仕方

リハビリ・介助をする側は

本来の自然な動きに沿って誘導できているか

バランスを常に意識して誘導できているか

といったことに注意します

 

例えば・・・

ベッドから起こすとき

一度横向きにして

片ひじをついてから

起こしているか

 

立ち上がるときに

足を引いて

おじぎ動作をしてから

立ち上がっているか

 

歩くときに

上半身をひねりながら

さらにバランスをとって

歩いているかとか

 

「自然な動きとは何か」が

簡単に分かる方法・・・それは

自分の体で確認してみるのが1番です


さあ、独りでできない!介助する前に・・・

2006-01-22 00:05:28 | リハビリ・介助の仕方

どうしても独りでできない

じゃぁ、しょうがない、手を貸そう・・・

「ちょっと待った」

 

こういう時、リハビリではよく次のようにします。

 

自力で本来の動きができるように

条件を整えてあげたり、

きっかけを与えてみて

誘導してみます

それでもう一度、自力でやれるか試してみるんです。

 

誘導するには

本来の自然な動きというものが

基準となります。


できるまで待つ

2006-01-20 00:09:18 | リハビリ・介助の仕方

介助者側にとって

すぐに手を出したほうが好都合であったり、

(現実には仕方ないかな

介助される側にとっては

「手伝ってくれない」と不満に思えたりしますが、

(一時的にはね)

 

‘目を離さず、手は出さず、

できるまで待つ’リハビリ・介助のほうが

早く自立を促すことになります

 

独りでどこまで出来るか

一度やってもらいましょう

介助はそれからです

 

「してもらった」でなく

「自分でできた」という達成感

大きな自信につながり

自立への重要な足がかりになります。

 

独りで、できない動作ができるようになると

本人は周りが思っている以上に

うれしいものです。


相手になりきる

2006-01-19 01:59:57 | リハビリ・介助の仕方

リハビリ(介助もこれに準ずる)を行う人には

前提として必要なことなので、

当たり前のことですが、あえて書かせて頂きます。

 

「相手になりきって」そこから物事を考える

 

これがしっかりしていれば、

解決の糸口は大概見えてくるもの

基礎知識さえあれば

リハビリ中でもアドリブで解決できます

何があっても動じることはありませんよ

 

「相手の立場になりきる」とはもちろん

何でもやってあげたり、言うことをきく、というような

結果的に自立を妨げる介助を意味するものではないです

 

相手の立場になりきれれば、かえって

介助される側の情に流されることなく

だからといって知識だけで体の状態を把握するのではなく、

感性によっても体の状態を把握できます

 

そこから導き出されたリハビリ・介助こそ

効果的なリハビリ・介助です

 

「相手の立場になりきる」・・・

えらそうなこと言っていますが、

未だに満足の域には至っていません

一生の課題だと覚悟しています


まずはその人の話を聴いてみてください!

2005-11-24 16:11:21 | リハビリ・介助の仕方
話すことで満足してくれる人は多いはずです
長く生きていれば、話すネタに事欠くことはないでしょう。

だから、相手が話したくなるような環境を作ることは、プロならば必要なことです。
具体的には、会話中に共感、理解、興味
口先だけでなく、態度で示すことです
そうすれば、患者さんとの間にある‘心の壁’が少しづつとけていくことでしょう

リハビリをする前提です、このことは・・・

閉じこもりの高齢者が陥りやすいのは

2005-11-23 17:18:02 | リハビリ・介助の仕方
心は沈む ⇒ 体は衰える ⇒ 心は沈む ⇒ 体は衰える・・・という悪循環から抜け出せなくなる点です

では、この悪循環を断ち、生きる意欲を取り戻すにはどうすればいいか・・・
ここは先生方や介助者の力量が問われるところですね

逆にここがうまく出来れば、患者さんは面倒で辛いリハビリも続けられるし、
さらにうまく出来れば、「介護予防」に貢献できるかもしれませんよ

次回は、先生方や介助者が具体的にどうすればいいのか、考えてみましょう

(高齢者の)閉じこもりの心理、例えば・・・

2005-11-22 15:58:02 | リハビリ・介助の仕方
○ 生きていてもしょうがない、生きがいが無い
・・・早くお迎えが来ないかな~と言い出す人もいます。

○ 自分を理解してくれない、周りは健康で若いからこの苦しみはわからない
・・・1番不幸なのは自分だ!と思い込みがちです。

このようにマイナス思考になり殻に閉じこもる人が多くなります

「(高齢者)閉じこもり症候群」の原因は

2005-11-20 17:19:27 | リハビリ・介助の仕方
○ 身体的要因・・・老化による体力の低下、肉体的・精神的な病気、先天的障害、後遺症など

○ 心理的要因・・・活動意欲の低下、障害受容が出来ない、性格など

○ 環境要因・・・家族の態度接し方、友人仲間との交流、家屋構造、住環境など

身体的要因は後述するとして、
次は心理的要因について具体的に説明したいと思います。

話し変わりますが、
マラソンの高橋尚子さん、復活おめでとう