元気に明るく
「こんにちは」など言った後、部屋に入って
「今日はいかがですか」
「何か変わったことはありましたか」とか
さり気ない会話をしながら、
身体の最新情報の収集に移っていきます
初めての訪問時には
先ずは
「どうしましたか」
「どんな状態ですか」と
やさしく話しかけてみましょう
主訴を聴いてみるのです
訪問を依頼してくる限りは
99%ウソはないです。
必ず本音を言います
この時の主訴は信用して構わないです
元気に明るく
「こんにちは」など言った後、部屋に入って
「今日はいかがですか」
「何か変わったことはありましたか」とか
さり気ない会話をしながら、
身体の最新情報の収集に移っていきます
初めての訪問時には
先ずは
「どうしましたか」
「どんな状態ですか」と
やさしく話しかけてみましょう
主訴を聴いてみるのです
訪問を依頼してくる限りは
99%ウソはないです。
必ず本音を言います
この時の主訴は信用して構わないです
‘誘導’同様に、
本来の自然な動きに沿って介助すれば、
介助される側は断然ラクに動けます。
介助するほうも断然ラクなります。
それでいて本人の自立に1番いいなんて
こんないいことはないぞ~
自然な動きに沿っていないと
介助者のほうは力任せの介助で腰痛になったり
介助される側は自立の妨げになることさえあります
介護は長期戦ですから
必要なところだけに力を入れて
あとはラクするべきです
介助中の介助者の心構え・・・
2人で障害を乗り越える気持ちで
(イライラを抑えながら)
一緒になってちょっとずつ動く、
人によってはうまくできた時に
褒めてあげるといいでしょう。
自然な動きに沿って介助するのも
一緒に力を合わせてちょっとずつ動くのも
相手の立場になりきるという
思いやりから
導き出された結果です
どんな場合でも
‘思いやり’
は
忘れないでいたいですね
特に、専門家は
動作で出来ないところだけを
最小限の力で補ってみて、
あとは自力でやってもらう
厳しいようですが、
ここは本人の自立のためにも
菩薩の気持ちで鬼になってください
(意味不明?)
例えば・・・
左右どちらか半身マヒの場合、
マヒ側の動きだけを補助し、
下半身不全マヒの場合は
4点歩行器などの補助具を使用してみる
完全に力の入らない人以外は
最小限の力で介助する工夫をしてみてください
そうすればそのうち
介助のコツがつかめるようになりますよ
指一本で介助できることだってありますよ
「どんなベッドを使っていますか」
なぜこんな質問をしたかというと
周りの環境を整えると
自立の大きな手助けになるからです
寝たきりの人は先ずベッドです
だいたいふとんでなくベッドにして正解です。
① 電動ベッドで、背もたれが上がり、高さも上下できるタイプがいい
* いろいろな場面で役に立ちます
② ベッドの手すりはあったほうがいい、できればL字になるタイプがいい
③ ベッドの下に空間があるタイプがいい
* ②③は寝返り、起き上がり、立ち上がり動作に便利です
ベッドの位置も重要です
ベッドの位置を変えただけで
立ち上がれるようになったり、
転倒しなくなる例は多いですよ
ベッドはレンタルが便利で条件や要望などは
ケアマネージャーさんなどに
相談したほうが賢明です
ついでに手すり、段差、車イスなどの
他の生活環境も整えてもらえるといいでしょう
リハビリ・介助をする側は
本来の自然な動きに沿って誘導できているか
バランスを常に意識して誘導できているか
といったことに注意します
例えば・・・
ベッドから起こすとき
一度横向きにして
片ひじをついてから
起こしているか
立ち上がるときに
足を引いて
おじぎ動作をしてから
立ち上がっているか
歩くときに
上半身をひねりながら
さらにバランスをとって
歩いているかとか
「自然な動きとは何か」が
簡単に分かる方法・・・それは
自分の体で確認してみるのが1番です
どうしても独りでできない
じゃぁ、しょうがない、手を貸そう・・・
「ちょっと待った」
こういう時、リハビリではよく次のようにします。
自力で本来の動きができるように
条件を整えてあげたり、
きっかけを与えてみて
誘導してみます
それでもう一度、自力でやれるか試してみるんです。
誘導するには
本来の自然な動きというものが
基準となります。
介助者側にとって
すぐに手を出したほうが好都合であったり、
(現実には仕方ないかな)
介助される側にとっては
「手伝ってくれない」と不満に思えたりしますが、
(一時的にはね)
‘目を離さず、手は出さず、
できるまで待つ’リハビリ・介助のほうが
早く自立を促すことになります
独りでどこまで出来るか
一度やってもらいましょう
介助はそれからです
「してもらった」でなく
「自分でできた」という達成感が
大きな自信につながり
自立への重要な足がかりになります。
独りで、できない動作ができるようになると
本人は周りが思っている以上に
うれしい
ものです。
リハビリ(介助もこれに準ずる)を行う人には
前提として必要なことなので、
当たり前のことですが、あえて書かせて頂きます。
「相手になりきって」そこから物事を考える
これがしっかりしていれば、
解決の糸口は大概見えてくるもの
基礎知識さえあれば
リハビリ中でもアドリブで解決できます
何があっても動じることはありませんよ
「相手の立場になりきる」とはもちろん
何でもやってあげたり、言うことをきく、というような
結果的に自立を妨げる介助を意味するものではないです
相手の立場になりきれれば、かえって
介助される側の情に流されることなく、
だからといって知識だけで体の状態を把握するのではなく、
感性によっても体の状態を把握できます
そこから導き出されたリハビリ・介助こそ
効果的なリハビリ・介助です
「相手の立場になりきる」・・・
えらそうなこと言っていますが、
未だに満足の域には至っていません
一生の課題だと覚悟しています