「泊原発沖に活断層か 東洋大教授が学会発表へ」とのニュースは 2009年10月の事だった。
学会での発表は>「D31-09 積丹半島西岸の地殻変動と海底活断層 #渡辺満久(東洋大)・中田高(広島工大)・鈴木康弘(名古屋大)」としてなされた。
一年後、
泊原発沖活断層 検証へ地質調査 原子力保安院(北海道新聞)「G-NET 最新厳選★活断層 関連情報」 2010.07.20紹介
【泊】北海道電力泊原発(後志管内泊村)沖に新たな活断層がある可能性が指摘された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は17日、泊原発周辺の地質調査を始めた。18日までの2日間で、泊村-同管内神恵内村の沿岸約30キロを調べる。
新たな活断層については、東洋大の渡辺満久教授らが昨年10月、泊原発の西方沖15キロに存在する可能性があると指摘。これを受けて、北電はボーリングなどによる追加の地質調査を行い、今年6月に活断層を示す地形のずれは認められない、とする結果を発表していた。安全・保安院の調査は、北電の調査が適切だったかを確かめるのが目的。
17日は、経産省の耐震・構造設計小委員会に所属する変動地形学、地質学の研究者らが泊村滝ノ澗地区で、海抜15~20メートルのがけに上り、約12万5千年前の地層の土を採取した。2日間で十数カ所を調べ、分析結果を公表する。
実際どんな作業が行われたのだろうか?
総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計小委員会へ原子力安全・保安院が出した資料だろう。
北海道電力株式会社 泊発電所のバックチェック中間報告書に係る現地調査について(案) 平成23年1月21日 平成22年7月18~19日行った調査に対するコメントと思われる。
行った調査は、「北海道電力株式会社が説明性向上の観点から実施した、地質・地質構造に関する追加調査結果を現地などで確認しただけ」という事だ。
総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会耐震・構造設計小委員会地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループBサブグループ
の資料
合同WG Bサブグループ第2回~20回会合等におけるコメントの整理 H23.2.9 ~北海道電力株式会社 泊発電所~
北海道電力による泊発電所敷地周辺の地質・地質構造について(補足説明)に対するコメントと考えられる。
北海道電力の説明だけを聞きコメントしているだけ。
東洋大学の渡辺満久教授の指摘以後、現時点では、北海道電力が行った調査以外には、実質的な調査は行われていないという事か。
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