日曜討論「子どもの貧困 いま何をすべきか」を見ていた。最大の問題は「財源」なんだそうだ。安倍首相の米議会での威勢の良い演説との落差をどう考えればよいのか?
演説の様子↓
http://iwiz-news-polls.c.yimg.jp/c/news-polls/images/15/4/1430370239_aflo_OWDE711639.jpg
以下「日曜討論」
貧困状態にあるとはどういう状況なのでしょうか。
まず、世帯の1人あたりの可処分所得を、国民全体で低い方から順に並べてみます。
このとき、真ん中に当たる人の所得の半分の値を基準として、
これに満たない所得の人が貧困状態にあるとされます。
17歳以下の子どものうち貧困状態にある人の割合=子どもの貧困率は増加傾向にあり、
平成24年は16.3%に上りました。
これは調査を始めた昭和60年以降で最も高い数字で、
子どもの6人に1人、300万人以上が貧困状態にあることになります。
こうした状況の背景として指摘されているのが、「ひとり親」世帯の増加です。
ひとり親世帯の8割以上を占める母子世帯の数の推移です。
離婚が増えていることなどによって増加傾向にあり、
平成23年度ではおよそ124万世帯に上っているとみられます。
その8割では、母親が仕事についていますが、
働いて得られる収入の平均は、年間181万円にとどまっています。
その結果、「ひとり親世帯」の貧困率は54.6%、2人に1人を超えています。
これは、大人が2人以上いる世帯の貧困率、12.4%を大きく上回っていて、
先進国で最悪の水準です。
「貧困の影響」
まず健康面での影響を見てみます。こちらは、厚生労働省の研究グループがおととし、
小学5年生900人あまりに行った食生活に関する調査です。
続き⇒ http://www.nhk.or.jp/touron/presentation.html