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白老の自然情報

☆北海道にある白老町の自然情報を写真でお届けします。&私の”知る楽しみ”にお付合い下さい。☆

越冬するエルタテハ 

2015-02-23 12:16:12 | 昆虫の観察

エルタテハは成虫でも越冬するという。

どんな場所で越冬するのか不思議に思っていた。

ポロト自然休養林ビジターセンターで越冬しているらしいエルタテハを見た。

生きているがかなり弱っているようだ。

ビジターセンタは昨年12月から?休館している。当然暖房はない。

こんなところで越冬するのかもしれないが、水も食べ物もなく ここで春まで生きていれるのだろうか?

 

 

彩りの遅れと厳寒への準備~エルタテハと越冬場所~ぶらり探蝶記

 

エルタテハ <蝶の写真館

 

が無いので、カンジキウォークがノルデックウォークになったが、久しぶりに大勢で歩いて楽しかった。

 

 

 


エルタテハ(L立翅)が日向ぼっこ

2014-04-11 21:19:54 | 昆虫の観察

今日萩の里自然公園を散歩していたら、強い風を避けるようにして、遊歩道の傍のホオノキの葉の上で日向ぼっこをしている蝶を見つけました。

成虫で越冬する種が多いタテハチョウの仲間だろうと思ったが、翅が映るように静かに位置をかえて撮影した。

帰ってから「札幌の昆虫」で調べたら、エルタテハであることがわかった。 

エルタテハ(L立翅)タテハチョウ科

 

 

春、雪解け後に林道などで越冬した個体が良く見られる。裏面の白い斑紋が“L”の形をしているという。

食草(幼虫が食べる植物):ハルニレ・シラカンバ・ウダイカンバ

「タテハチョウ」の名は、翅を立ててとまる事からだという。 

クジャクチョウ(孔雀蝶)タテハチョウ科にも出会えるだろう。

 


アオダモの周囲で乱舞する雪虫 トドノネオオワタムシの生活

2013-11-06 20:08:04 | 昆虫の観察

先週、萩の里自然公園で樹木を調べていたら、たくさんの雪虫がアオダモの幼木の周囲で乱舞していた。

 

 

 アオダモの周囲で乱舞する雪虫


どういう事なのだろうと調べてみた。 

正式には、トドノネオオワタムシといいアブラムシの仲間だそうだ。

これが舞うと1週間から10日後には初雪が降ると言わる。腹からお尻にかけて白い綿毛が覆い雪のように見える。これらのことから「雪虫」と呼ばれるのだろう。

白い綿毛は、ロウ(蝋 ワックス)でできているという。

 **

トドノネオオワタムシの「トドノネ」は、トドマツの根で数世代を過ごすからだという。

6~10月頃まではトドマツの根や地際の幹から樹液を吸いながら、卵ではなく子虫を産み5から6世代過ごす。

子虫は全てメス(♀)で翅(羽)をもっていない。

最後の世代だけが翅(羽)を持ち、10月中頃にヤチダモやアオダモ、ハシドイなどのモクセイ科の木を目指して飛ぶ。

これが「雪虫」だ。目的の木に到着すると、オスとメスの子虫を産む(ここで初めてオス(♂)が現れる)。

この子虫が交尾して木の幹(樹皮の下や割れ目)に卵を産み付ける。

春に卵から産まれた世代は全てメス(♀)で、ヤチダモやアオダモの葉を食べ、子虫(全てメス♀)を産む。この子虫は羽を持ち6月頃にトドマツへ移動するというのだ。

**

ややこしくて理解できないので図にしてみたが、大して変わらなかった。

 

上の写真や動画は、雪虫がこれからオスとメスの子虫を産もうするところなのだろう。?

 


今年出会った虫たち 萩の里自然公園

2013-09-26 01:41:13 | 昆虫の観察

オオアワダチソウの抜取り作業などで萩の里自然公園には頻繁に通った。

虫の事はほとんどわかりませんが、写真として出会った虫を木野田君公著「札幌の昆虫」と、ネットで調べてみた。

春一番に見たクジャクチョウ 5月7日 成虫で越冬した?

 

例年も多いが今年は最も多かった、ヒョウモンチョウの仲間

 

ミドリヒョウモン♀(多分)

 

スジグロシロチョウ(又はエゾスジグロシロチョウ)3枚

 

ジャノメチョウ 2枚

 

セセリチョウの仲間

 

アカタテハ(多分)

 

ミヤマカラスアゲハ  訂正 カラスアゲハ

 

キアゲハ

 

アゲハ(ナミアゲハ)

 

アサギマダラ♀

 

カノコガ

 

カシワマイマイの幼虫(多分)ドッチが頭だ!

 

ホバリングするスズメガの仲間

 

 

ヘリヒラタアブ(多分) ホバリングが上手い!

 

ホバリングが上手いハナアブの仲間 (右斜め上)

 

コバネヒメギス(多分)

 

サッポロフキバッタ

 

トノサマバッタ

 

シオカラトンボ♂

 

シオカラトンボ♀(ムギワラトンボ)

 

 

 


萩の里自然公園にアサギマダラ

2013-09-19 22:37:46 | 昆虫の観察

クッタラ湖外輪山ハイキング アサギマダラに盛り上がるに書きましたが、

今年の6月9日初めてアサギマダラを見ました。

9月19日、萩の里自然公園でも初めてみました。

メスらしい。

 

 

 

残念ですが、優雅に舞う姿の動画は撮れませんでした。

まだ北海道に居て寒くなる前に南に帰る事ができるのだろうか。

調べてみると、蝶「アサギマダラ」 大分から上ノ国に飛ぶ(函館新聞)

アサギマダラは体長10㌢で、関東以南に多く生息。春に北上し、秋に南下して温暖な関東北部以南で越冬する。

道南を含む本道では5~10月に少数が見られている。

まだ北海道に居ても不思議ではないことになる。

図鑑「札幌の昆虫」によると、アサギマダラは「北海道では越冬する事はできず繁殖する事はない」と書いてある。

何のために北海道にまでやってくるのだろう。避暑??

「アサギマダラ 北海道 繁殖」で検索すると、北海道 昆虫大好き!

2013年には道南地方でアサギマダラの幼虫及び蛹が発見され、5月頃に本州以南から

北海道に渡ってきたアサギマダラが産卵し、北海道で育って成虫になることが実証されました。

二つ折りの恋文

コメント:2004年6月 北海道中札内村でアサギマダラ発見 イケマで産卵行動を

確認したのでその後も調査を続け 9月に新鮮な複数の個体を発見し道内での繁殖を確認した。

幼虫はイケマの葉を食べて育つということなのでしょう。

イケマは、オオアワダチソウを抜取ったエリアにかなりの数があり花も実も付きました。

北海道で繁殖はするが成虫で越冬する事はできないという事らしい。

萩の里で繁殖した可能性も考えられる。しかし、今年偶然2回見る事ができましたが、2回とも1頭だけでカップルでは見ていません。

生態

食草や吸蜜植物

 


クッタラ湖外輪山ハイキング アサギマダラに盛り上がる

2013-06-13 22:11:11 | 昆虫の観察

6/9 一か月ぶりにクッタラ湖外輪山を中尾トメさんが歩いた道をたどった。

5月の上旬には、カタクリを見に一人で途中まで歩いたが、今回は10数名の団体です。

歩き始めてしばらくしたところで一人が「アサギマダラ」と叫んだ。

さっそく写真を撮ろうとしたが、なかなかどこにも止まらない。

しばらく待つとようやく、イタヤカエデの枝に止った。シャッターチャンスはこの一度だけだった。

何かマーキングをしてあったら新聞社に写真を送ったら…とか、数人が盛り上がった。

数日前TVで何やら放送していたのを新聞見ながら聞き流していたので私はよく知りませんでしたが、日本で唯一知られている、長距離の「渡り」をする蝶なのだそうだ。

愛好家が標識(翅にマーキング)を付けて放し、何処まで移動したかを調べているらしい。

私としては写真を良く確認して、本当にアサギマダラという蝶なのか、何処にどんなマーキングがしてあるのか確かめなければなりません。

どうやら、アサギマダラの♀だろう事は判断できたが、マーキングは無かった。この場で報告致します。

驚異の飛翔2000キロ アサギマダラの神秘

海を渡る蝶アサギマダラ(ナショナルジオグラフィック)

 図鑑「札幌の昆虫」によると、アサギマダラは北海道では繁殖できないそうなので、間違いなく津軽海峡を越えて渡りをして来た蝶なのだ。

ひらひらと華麗に舞うこの蝶が、どうやって海を越えるのだろう。

北海道函館市近郊から今年8月に放されたチョウ「アサギマダラ」が、本州最西端の山口県下関市の市立公園・リフレッシュパーク豊浦で捕獲され、2カ月間の飛行距離は実に約1200キロを移動した事が確認されているそうだ。

湖畔でももう1匹見る事ができた。しかしどこにも止まる事なく去っていった。

ただ、3回ほど一瞬タンポポの花の蜜を吸ったように見えたが確かな事はわからない。

海を越えて来るのだから、何時間も止まらずに飛び続けることができるのだろう。

アサギマダラは、白いタオルを蝶に向けてグルグル振り回すと、寄ってくるということらしいので、タオルを持参でクッタラ湖畔へ出かけてみてはどうだろう。

アサギマダラで盛り上がった後は、幾つかの植物の無事を確認して湖畔で弁当を食べ帰途についた。

初夏のクッタラ湖 エゾハルゼミが鳴いていいた。今年初めて聞いた。

湖畔のエゾヤマザクラは、もうサクランボを付けていた。

 

朽ちないで無事にいたトカゲの木 この大木は中尾トメさんが伐らせたものかもしれない。

 

このエリアで初めて見た植物 タニギキョウ(谷桔梗)

 

何処か見たことがあると思ったら、萩の里自然公園で写真を写していた。2005/06/23

さっそくその場所に行って見たが、背の高い他の植物が生えており付近をしばらく探したが発見できなかった。

附近ではもうすぐ、ヤナギトラノオ(柳虎尾)(二人の館)が咲くようだ。

二人の館さんは、今年も花を求めてお元気に活動されているようだ。白老で是非またお会いしたい。

 


笹の葉を食べ尽くすイナゴ

2012-08-20 20:00:58 | 昆虫の観察

ウヨロ川フットパスのトラストの森コースを歩いていたら、草むらがざわつきバッタの群が飛び跳ねていた。昨年は“バッタが多いな~”程度でしたが、今年はやや不気味さを感じました。笹の葉を食べつくすほどです。 

ウヨロ川のオオカサスゲも食べるようだが、じっとして何をしているのだろう。

 帰ってから図鑑(札幌の昆虫)を見ると、エゾイナゴイナゴモドキ・ハネナガフキバッタが候補になった。ハネナガフキバッタは、イネ科とカヤツリグサ科の植物は全く食べないそうなので一番に除外。多分、エゾイナゴだろう。

 コバネイナゴ(エゾイナゴ)(ウィキペディア)

ヨシなどの生えた湿った環境を好み、イネ科植物の葉を食べる。水田に多く生息し、イネの葉を食べるので害虫として扱われる。止まっている草などの反対側に回り込んで身を隠そうとする習性がある。宮城県に住んだ時いただいて食べた事がある佃煮はこれだろうか?

 

エゾイナゴ(蝦夷稲子)バッタ科 

 


ウヨロ川で見たニホンカワトンボ

2012-06-28 17:59:50 | 昆虫の観察

6月24日ウヨロ川で見た翅がオレンジ色のトンボニホンカワトンボ(トンボ観察図鑑)だろうと思う。

27日、残りの草刈りにはリュックにカメラを入れてでかけた。弁当を食べた後、先日の見た場所に行って見ると再び出会う事ができた。

橙色翅型の♂と無色翅型の♂、そして♀を確認することができた。 

橙色翅型の♂ 無色翅型の♂   ♀(縁紋が白く鮮やかな金属光沢)

 

止まる木をめぐって2頭(匹)の橙色翅型の♂が縄張り争いをしているようだ。

♂が♀を追っているように見えるのだが…?

オオイタドリの葉の上でアリを食べる無色翅型の♂ 一瞬でアリを咥えた。

昆虫図鑑「札幌の昆虫」を見ると、低山地の渓流に棲む、ニホンカワトンボ。フットパスの吊橋跡付近でも見る事ができた。

 

トンボ観察図鑑によると、北海道から九州まで広く分布しており、4月上旬から9月ころまで見られるという。しばらくの間、晴れた風の無い日には注意深く歩くと出会えるかもしれません。

 


萩の里自然公園でエゾハルゼミ(蝦夷春蝉)の大合唱

2012-06-08 23:31:34 | 昆虫の観察

5月30日に、今年初めてエゾハルゼミの鳴き声を聞きましたが、その後の低温でしばらく聞こえませんでした。

今日は、天気予報が良い方に少し外れ日中は日が差し気温も上がり、明るい森でエゾハルゼミの大合唱です。

 

セミの図鑑(インターネット生き物調査)によると、

北海道から九州に分布し、5月から7月に発生する中型のセミです。北海道や東北地方では平地から低山地、

関東以西では1,000m前後の山に生息し、ブナ、ミズナラ、コナラなどの林に見られるそうです。

羽化して間もない?エゾハルゼミ 撮影 2005/06/14 白老町森野

日の目を見るのは2週間~セ ミ~ ゆうふつ原野自然情報センター・村井雅之氏(ふるさとネイチャーらんど|苫小牧民報社)


クジャクチョウ(孔雀蝶) 萩の里自然公園の遅い春

2012-04-12 22:34:54 | 昆虫の観察

ようやく春らしい気候になり日陰を除き積雪がゼロになったら、もう蝶の舞う姿が…

クジャクチョウ(孔雀蝶)タテハチョウ科 20012/04/10 萩の里自然公園

 

この姿で越冬したのだという。どんな所で越冬するのだろう。

もうすぐ産卵を終えると死に、7月には子供の世代が姿を見せるそうだ。 

鮮やかな眼状紋のクジャクチョウ 小山さん宅で越冬する【浦河】(日高報知新聞)

早春に際立つ美しさ~クジャクチョウとルリタテハ~ふるさとネイチャーらんど ゆうふつ原野自然情報センター・村井雅之)

「成虫で越冬するようになったのは、野鳥たちの繁殖期が終わるころに幼虫を出現させ、

幼虫が野鳥の被害に遭わないようにするためだと考えられています。」

自然を観察していて、「食べる-食べられる」の関係を知るのは面白い。

 「成虫で越冬するタテハチョウの仲間には、クジャクチョウやルリタテハ以外にシータテハ、エルタテハ、

キタテハ、キベリタテハ、ヒオドシチョウ、コヒオドシ、アカタテハがいます。」

 これから越冬するルリタテハ 2004/10/14 白老町 クッタラ湖周辺

  これから越冬する、フユシャク 2007/11/13 萩の里自然公園 

 

 

 

 

 


陣屋のホタル(蛍・火垂る)

2008-08-07 23:59:58 | 昆虫の観察

今日、ポロトでのキャンプのお手伝いのあと、仙台藩元陣屋にホタルを見に行きました。
7時30分を過ぎたころから飛び始め、10数匹を見ることができました。
私のほかに3名の方が来ていました。

ホタルは、萩野12間道路の旧緑泉郷ストアー付近にもいたそうです。
幼虫を採取して育て排水溝の拡幅工事後に戻したのですが、以来いなくなったということです。

ポロトにもホタルがいますが、これは上記のホタルを放して現在に至ったものだそうです。

ホタルを増やすのは難しいことだそうです。その環境にはそれに相応な数しか生息できないのだそうです。

トラストの森に行く途中の孵化場の先の沼付近にもいくらかいます。

ホタルは漢字で「蛍」ですが、「火垂る」とも書くようです。
ホタルの雌は草むらで光り雄をさそい、飛んでいるのは雄で、雌を見つけると
落ちる様に雌に向かって行く様子はから「火垂る」と書くそううです。

「火垂る」を見る時期になると、野坂昭如原作の「火垂の墓」を思い出します。

白老でホタル観察に適した時期は例年お盆くらいまでだそうです。

それにしても、白老では今年はなぜセミが鳴かないのでしょうか?