「揺らぎ」

「揺らぎに負けるな！」




昨日の一言で「中心」（志・善）の事を書きました。
今日は人生においての揺らぎの一言です。


若い時に、中年オヤジやオバサンを見て、
「なにあの人、いい歳こいて、あんな性格ってどうなの？」って思った事って多くあるでしょ？

高校を卒業する頃にはね（それも人それぞれだけど）
表面的な「善」ってね、知識としては殆ど入ってるんですよ。

若い時は「良い事」しか教えてくれないですからね。
いわゆる「正論」ってヤツです。

その正論をね、
若い時は誰しもそうするモンだって、思ってるんですよ。


ですけどね、人間ほど汚い生き物はないんです。この世で。

だって、生きる為でなく、人が感情で人を殺す事が起きるんですよ、人間界。

他にそんな生き物存在しません。

そこまで極端な例でなくても、本当に醜い心を持っているのが人間です。
（汚さのところで書きました）

でね、もっと極端に言うと「汚さ」の経験（自分がじゃなくても）を積む事が、
中年までの経験っていうかね。

「汚さ」を分からないと一人前になれないっていうか。
どれほど人間って汚いか、
どれだけ自分の中に「悪」があるかを知る事こそが「経験って事」なんだと思うんですよ。

そういう意味での私の見解を年齢区分にするとね、
0～ 3歳「中心」を作る時。
3～16歳「善」を知る時。
16～50歳「悪」を経験する時。
50～　　「本当の自分」を作る時。　って、考えてます。

とするとね、「悪」を経験する20～40歳ってね、
揺らぐんですよ、いろんな意味で。


揺らいだ時、モノ言うのが「中心」です。

「中心」がしっかりしていると、途中にどんなに揺らいでも、
また元の位置へ帰ってくるんです。

冒頭の変なオジサン・オバサン。
揺らぎに耐えれなかった「中心」の弱さでしょうな。


「中心」さえ守ってれば、最後に勝つ事だってあるんです。

世の中「正論」じゃない。

「悪」を経験しないと語れない。


でも、揺らぎに負けるな。


最後に勝ったらいいでしょ。



「揺らぎに負けるな！」