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 『新世界観光ブログ』観光案内所通信

新世界☆クイズ、知っとかNIGHT!ビリケン様

2010年06月19日 | <新世界の出来事>
 クイズ☆新世界、知っとかNIGHT~!

通天閣の展望台に鎮座する ビリケン様 には合格、良縁の神様として多くの観光客
が参拝されています。
また、ここ数年、串かつブ-ムにのって専門店が急増し、串かつ屋さんの店先に
ビリケン像が鎮座して、観光客からも注目され 新世界の名物となり写真スポットに
もなっています。

さて、ここで問題です。


問題
このように今や通天閣や新世界にとっても福の神であるビリケン様が新世界に初めて
登場したのはいつの頃でしょうか?


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[答え]
 ビリケンさんが新世界に初めて登場したのは「ルナパーク」が開園した時です。

1912年に開園した「新世界」の遊園地「ルナパーク」では「ビリケン堂」を造り、ビリケン像を安置しました。
ビリケンさんは新世界の名物となり、ビリケン饅頭、ビリケン人形などの土産物も売られました。
また、七福神に加えて八福神巡りも流行したらしい。
1925年のルナパーク閉園とともに行方不明となり、さらに太平洋戦争中は「敵性の神」として冷遇されたという。

その後、ビリケン像を探してもなかなか見つからず、伊丹市在住の安藤新平氏に木彫りで復元してもらい、
1980年、通天閣3階ホ-ルに高さ60cmのビリケン像が安置されました。
1990年、ビリケンさんを3階ホ-ルから5階展望台に引越して現在に至る。
今では、ビリケンの着ぐるみも登場し、各種イベント等に出張し、通天閣のPR活動に一役買っています。

~ルナパーク内の「ビリケン堂」の場所~
『ビリケン堂は白雨亭の奥にある一室にして新渡来の福神ビリケン大明神を祀れる所とす。
本堂に賽(さい)するには花のトンネルを過ぎビリケン売店に於てビリケンに因める各種の物品を購(あがな)ふ
ことを得(う)べく。』
その白雨亭は白塔(写真の高い塔)の下層白露臺(はくろだい)の下に設けたる休憩所。


                                            〈写真:右方に高く聳える塔が白塔〉


                            〈写真:右がビリケン堂、左が白露臺〉
※白露臺は白塔の中層に在る無料休憩所

…参考文献…
・通天閣-50年の歩み-
・大阪新名所 新世界(大正2年6月20日発行)

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[記事:近藤正孝]                                               (編集:西岡)


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