新札幌礼拝堂の最新情報 主日礼拝 毎週日曜日 午前10時30分より

今日の礼拝堂の様子をお届けします。礼拝に来られなかった方たちと、遠くにいる友たちと恵みを分かち合うために。

4月18日「今日の礼拝堂」

2021年04月21日 | 今日の礼拝堂

    復活節第3主日    

今週の祈り: 聖と義である神さま。私たちを命の言で満たし、あなたの子としてくださり、御子の復活の証人として歩むことができるようにしてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン

 *新型コロナウイルス感染対策のため、本日も「短縮式文」により礼拝がもたれました。

 

〇復活節第3主日 説 教 日笠山牧師(週報掲載説教要旨) ルカ24:36~48             

                      「 喜びのあまり 

『ルカ福音書』におけるイエスさまの復活物語です。本日の福音は「こういうことを話していると」という御言葉で始まっていますが、それは直前に記されているエマオの出来事を指しています。この日、すなわちイエスが復活された日の夕暮れ時に、二人の弟子たちがエマオへ向かいながらイエスの受難死と婦人たちが知らせてくれた不思議な話しをしていると、いつの間にかイエスさまが同伴され、聖書について熱心に教えてくれました。もっとも弟子たちはその方がイエスさまとは分からず、ただ聖書の話しをもっと聞きたいと思ったので、一緒に宿を取るよう無理に引き止めたのでした。そして夕食の時間になり、その方が食前の祈りを捧げてパンを取り、彼らに裂いて渡された時、二人の目が開け、その方が紛れもなくイエスさまだと分かった!その途端、イエスさまの姿は見えなくなってしまった…二人の弟子はこの出来事を他の弟子たちにも伝えるために、急いでエルサレムに引き返しました。そして、仲間達がいるところに着くと、一切合切を話し始めました。すると、そこにイエスさまが来てくださったのです。36節:こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。

 復活されたイエスさまが弟子たちへ真っ先に語られた言葉は、『ヨハネ福音書』と同じです。「あなたがたに平和があるように」。イエスさまを失った悲しみと裏切った罪に心を苛まされていた弟子たちに、主は真っ先にそう語りかけてくださいました。それでも、弟子たちはそのお方がイエスだとは俄には信じられません。恐れおののき、亡霊を見ているのだと思っていた弟子たち。そんな弟子たちにイエスさまは「わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見なさい」と語られます。弟子たちの恐れは次第に喜びへ変わっていきますが、それでもまだ信じられません。すると、イエスさまは「ここに何か食べ物があるか」と言われ、弟子たちが焼いた魚を一切れつまむとムシャムシャと食べられたのです。イエスさまと一緒に囲む夕餉のひととき。弟子たちは最後の晩餐を思い出したでしょうか?まさか再びこんな日が来るとは!イエスさまから御言葉をいただき、イエスさまと一緒に食卓に着くことが出来る日が来るとは!弟子たちの喜びは確信に変わり、彼らはやがて力強く主イエスの復活を証しする宣教者として生まれ変わるのです。

 イエス・キリストを信じる者にとって、死は終わりではありません。十字架の死から復活されたキリストは、今も私たちに御言葉を語り、御糧を与えてくださいます。私たちが食べる時、仕事をする時、休む時、祈る時…私たちの生活の隅々にキリストは共にいてくださり、「あなたに平和があるように」と祈っておられるのです。然り、私たちがこの世の生活を終えて、神のみもとに召された後も。キリストは「あなたに平和があるように」と神の傍で執り成し、祈り続けてくださるのです。(日笠山) 

 

《来週の礼拝》                               

#4月25 午前11時 復活節第4主日礼拝

司  式:日笠山吉之牧師

説  教:日笠山吉之牧師「良い羊飼いに導かれ」

奏  楽:滝田裕美さん

聖書朗読:蔵谷俊夫さん

礼拝当番:小川照美さん、小笠原里子さん

聖  書:使徒言行録4:5-12、ヨハネの手紙(Ⅰ)3:16-24、ヨハネ10:11-18

賛  美  歌:87(1,2)、410(1-3)、91(1,2)

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