新札幌礼拝堂の最新情報 主日礼拝 毎週日曜日 午前10時30分より

今日の礼拝堂の様子をお届けします。礼拝に来られなかった方たちと、遠くにいる友たちと恵みを分かち合うために。

5月12日「今日の礼拝堂」

2024年05月13日 | 今日の礼拝堂

  主の昇天主日 /母の日ファミリー礼拝   

 今週の「つどいの祈り」:全能の神様。御子は天に上げられ、御座の前で私たちのためにとりなしてくださいます。全世界のための私たちの祈りを聞き、終わりの時にすべてのものをあなたの栄光のうちに入れてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。 アーメン

 

〇 復活節第6主日  説教 (説教要旨)

                 「 祝福を残して 」 岡田 薫牧師  使徒1:1-11 エフェソ1:15-23 ルカ24:44-53

 使徒言行録には、主の昇天を見送った弟子たちに《「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。」》(1:11)と、白い衣を着た御使いが声をかけています。見えなくなってもなお、天を見つめ続けていれば弟子たちは現実や未来へと眼を向けることが出来ません。「エルサレムで待ちなさい」という主の命令を思い起こさせる御使いの声は、弟子たちを励まし、力づけたことでしょう。また、これによって弟子たちは、どんどん自分たちから遠く離れていく主イエスを見ながら、その広げられた両手が自分たちを、この地平のすべてを覆っているということに気づいたのではないかとも思うのです。だからこそ、福音書が記しているように、彼らは大喜びでエルサレムに帰り、神殿で神をほめたたえながら、聖霊を待ち望むことができたのだと思います。そこには、すべてを包む主の愛によって自分たちは神の祝福の中に招かれている、祝福される主の姿は過去形になって終わりではなく、常に「現在進行形として続いている」という、確信があったのではないでしょうか。

 教会はキリストの体とたとえられることもあれば、神の家、と呼ばれることもあります。これはギリシア語の「エクレシア」という言葉から来ています。もともと「集うもの」「集会」「共同体」を表す言葉でした。聖霊降臨によって約束の《霊》を与えられた弟子たちは主の派遣命令に従って宣教し、主を信じる者たちに神を中心に集い、集会を持つように指導し、各地に共同体が生まれていきます。そして、そこに集う人たちが「キリストの輩」「キリストの仲間」と呼ばれるようになって、信仰共同体(エクレシア)=教会と呼ばれるようになりました。

 弟子たちの働きによって、世界中に伝えられた福音は世代を超えて、地域を越えて私たちのもとにも届きました。主の再臨がいつ起こるのか、それは誰にもわからないことですが、祝福しながら天に昇られた主イエスの祝福は、今なお地上に降り注いでいます。そして、この福音の恵みに与る全ての者たちに、宣教の業に励むための、力も日々備えてくださいます。今朝、こうして一つとなって集っている私たちの中には、洗礼を受けている者も、そうでない者も、共に福音を聴くことによって神と出会わせていただいています。そして、両手を開いて私たちに祝福を与えてくださる主の恵み、私たちの心の目を開き、御言葉を通して真理へと導いてくださる聖霊が豊かに注がれています。

 教会は主の恵みと祝福に満たされた場所。私たちは私たちが属するこの教会がそのように豊かに用いられるようにと祈り、また教会に連なる私たち一人ひとりの心の目が開かれ、主が約束された希望のうちに喜んで生き、活き活きと福音を語ることが出来るように聖霊の導きを共に求めてゆきましょう。(岡田)

 

《来週の礼拝》                              

#5月19 午前10時30分 聖霊降臨祭(ペンテコステ)礼拝  

司  式:岡田 薫牧師

説  教:岡田 薫牧師「聖霊に満たされて

奏  楽:滝田裕美さん

聖書朗読:佐久間三恵子さん

礼拝当番:秋田直枝さん、小笠原里子さん

聖  書:使徒言行録 2:1-21、ローマ 8:22-27、ヨハネ 15:26-27,16:4b-15

讃  美 歌:121番、116番、増補版27番

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする