こんにちは
昨日は隣町である秦野市のタバコ祭りでした。
篠窪や隣町の秦野ではかつて、タバコの栽培が盛んでした。
今はもう生産していませんが、先人のタバコにかけた情熱に感謝し、秦野市では毎年タバコ祭りが開かれます。
タバコ祭りが近付くと主要な場所には「タバコの花が咲いた苗木」が展示されます。
人の背丈以上の高さがあります。
生産していた当時は、花が咲くと栄養が花に行ってしまうので、花は切り取り、葉っぱだけを成長させた様です。
地元の先人たちに伺うととてもキツイ作業だったようで思い出したくないとも言われます。
宝永4年(1707年)約300年前に富士山大噴火が起き、秦野は火山灰により壊滅的な被害を受けています。
地表の火山灰と下層の耕作土を入れ替える「天地返し」の跡が多数残っています。
また、あれた土壌でも育つタバコが秦野の農家を救ってくれた形だと思います。
タバコの生産が取り止められて、富士山大噴火により良い土壌で無くなった畑は使い道がなく工場や住宅地へと変貌していきました。
・・・なるほど。秦野市の住宅地は他県と比較し、不思議な感覚がありました。
九州育ちの私が感じたのは、背丈の高い木が無い。 神社などにわずかにある。
畑を住宅地にしたのが見え見え。 庭を掘ろうとしても数センチ下はスコップが入らない岩だらけ。
どんな立派なお宅でも瓦屋根はほぼなく、屋根が軽いスレードが主流です。
地理的に地震を怖がっている場所だなと感じました。
今は、禁煙が主流の為に嫌われ者になってしまったタバコですが、過去の事を色々と教えてくれます。
昔と結びつけてくれる貴重な花と思います。
【小田急線 渋沢駅にて】
【最終日は弘法山より打ち上げ花火】
【県立秦野戸川公園でタバコの実をみる】
【タバコ祭りの日に天国に行ったモモちゃんとタバコの花】
【タバコの記憶】
【天地返しとは】
カナコロ(減災 神奈川新聞 2019年06月30日 11:53)
苦難と復旧「天地返し」 300年前の富士山火山灰、秦野
https://www.kanaloco.jp/article/entry-178451.html
【過去記事】
2017/09/25
篠窪(しのくぼ)の隣町 秦野たばこ祭りの花火でモモちゃんを供養する
https://blog.goo.ne.jp/shinokubo_picture/e/bc6cb103206de0fae2c2c66040bd29fc
2017/09/07
篠窪(しのくぼ)の隣町にあった秦野専売公社での最後(約30年前)の煙草出荷風景
https://blog.goo.ne.jp/shinokubo_picture/e/9caf37d57e06c30bcfb7e953389011d5
【その他】
時間が許せば「NPO法人しのくぼ」のホームページも見てくださいね。
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