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気ままな太太日記3@上海

2016年4月、夫の転勤で深センから上海へ。
日々の暮らしを元気に幸せにするお役立ち情報を綴っていきたいと思います♪

秋にお勧めの中国茶

2016年10月14日 | 生活 -中国茶(薬膳茶)
久しぶりに秋を感じています(笑)
これまで南国に住んでいたので、夏がだらだらと続き、夏が終わるとすぐ冬!って感じだったのですが、ここ上海では冬になるまでの途中経過を楽しんでいます(^m^)

しかし、最近肌寒くなったと同時に気になるようになったのが乾燥です。

中医の世界でも秋は「燥邪の季節」と言われて乾燥による邪気が体内に侵入してきます。
そして燥邪によって一番ダメージを受けるのは肺です。
この季節、呼吸器系のトラブルに気を付けなければいけません。


そこで肺を乾燥から守るためにおすすめなのが、烏龍茶🍵

烏龍茶は皮膚や肺を潤し、体液分泌を促す効果があると言われています。

中国で烏龍茶の代表格といえば鉄観音。



良質の鉄観音は香りがよく、甘みが残ります。

他にも私が大好きな武夷岩茶も烏龍茶の一種です。

 

寒くなってくるとこのような発酵度の高いお茶が飲みたくなります。


烏龍茶の種類はとっても多くて、中国では烏龍茶を「烏龍茶」として売っているところはあまりなく、それぞれに名前がついているので普段飲んでいるお茶が烏龍茶だと気づかない人も多いかもしれないですね。

黄金桂、水仙、大紅袍、鳳凰単叢、文山包種茶、台湾の高山茶、東方美人などなどこれ全部烏龍茶(青茶)です。



ほかにも、この季節におすすめなお茶(茶葉は含まれませんが)
甘いハーブティーでリラックスしたい気分の時は、金木犀の花に氷砂糖を入れて飲んだりもします。



あとは、広東省の方でで昔から肺を潤す涼茶といえば、雪梨湯(梨のスープ)です。



水と梨とナツメと氷砂糖を鍋に入れて煮詰めたスープを飲みます。


食材でいえば、辛みが燥邪を発散してくれるので、しょうが、ネギ、大根、大葉、薄荷などがおすすめです。


季節の変わり目は体調を崩しやすい時期だと思いますので、乾燥に負けない体づくりで秋を乗り切りたいですね♪

水出し中国茶🍂

2016年06月27日 | 生活 -中国茶(薬膳茶)
ここ数日少し涼しい上海です。

でも6月半ばくらいから結構蒸し暑くて、エアコンフル回転!
リサイクルショップに除湿器見に行ったら売り切れてたし。。
上海もこんなに湿気が多いとは思いませんでした。

さて、この時期体内にたまった湿気を排出してくれるという緑茶を、最近は水出しで頂いています♪



5gほどの茶葉に1Lのお水を注いでそのまま冷蔵庫へ。
2時間ほど待っていると美味しいお茶が抽出されます。

水出しは、緑茶と白茶がお気に入り。



こちらは洗茶が要らないので手軽に水出しできますね。
菊茶などの花茶も水出しで飲んでも美味しいです。


青茶、紅茶、黒茶をアイスティーにする場合は、普段通りお湯でお茶を淹れてから、粗熱をとって容器に移して冷蔵庫に冷やします。
プーアル茶の水出し、普段あまり目にすることはないと思いますが、意外に美味しいですよ!


夏の養生

2016年06月08日 | 生活 -中国茶(薬膳茶)
今日は、上海中医薬大学のオープンキャンパスに参加してきました!!



さすがに大学の本科生(5年間)は通えないですが。。汗
上海中医薬大学では日本人の駐在奥様向けに短期の中医学講座なども定期的に開催してくださっていて、今日のオープンキャンパスも日本人向けに開催されたイベントでした。

明日は端午節!ということで粽の作り方を教えていただいたり、推拿の体験コーナーや中医健康相談コーナーを設けていただいたり。

あとは、大学内にある解剖学博物館と中医薬博物館を見学させていただきました。
衝撃的な展示物の数々に言葉を失いましたが。。貴重な体験に感謝です。


さて、午前中に行われた中医学講座「夏の養生」について覚書としてここにまとめておきたいと思います。

最後にこの季節にオススメの薬膳茶もご紹介します。
(※薬膳茶はオリジナルレシピです)

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【夏の養生】

中医では、「食」を通しての養生を大切にします。
養生の目的は、長寿・不老。

中医の整体観念は、「生命体は自然界の中に存在する」ということ。

「自然の摂理に従うこと=養生」
(この考え方はヨガに通ずるところがあって非常に好き)

夏は消化器系が弱くなる季節。
消化器は「脾」に属するので夏は「脾」を養うことが重要!

また、夏は「暑邪」と「湿邪」を取り除くことが大事!
☆暑邪対策は、清熱解毒
☆湿邪対策は、健脾化湿


【オススメ薬膳茶レシピ】

●菊花緑茶(清熱解毒、目の疲れに)


緑茶 3g
菊花 2~3枚


●決明子緑茶(清熱解毒、便秘に)


緑茶 3g
決明子 10g

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薬膳茶 【ナツメ(紅枣)】

2016年05月29日 | 生活 -中国茶(薬膳茶)
旦那がナツメを持って帰ってきました。
会社の方からウイグルのお土産で頂いたのだそう。



新疆ウイグル自治区はナツメの産地としてとても有名なのは知っていたのですが、、



まさかこんなに大きいとは知りませんでした!!

私が普段買っているナツメと比較してもその大きさの違いは歴然。



新疆ウイグルの和田ナツメは高品質でおいしいと中国人に認知されていてブランド化されているそうです。
立派なものをいただいて感謝です。

中身もしっかり詰まっていて(不良品は中身スッカスカ)そのままパクパク美味しく頂けます😋

中国ではナツメは≪百果之王≫と言われていています。
体にとっても良い果物とされ普段から良く食され、お料理やお鍋にも使います。

≪日食三颗枣百岁不显老≫(毎日3個のナツメを食べると100歳になっても老いない)ということわざもあるそうです。

日本の漢方では”ナツメ”もしくは”大棗(タイソウ)”と呼ばれることがあるそうですが、中医では”紅枣(ホンザオ)”と言います。

ナツメは、体を温め、体力気力を補い、血を養い、精神を安定させてくれるといわれています。
五臓の脾の働きを良くし、胃腸の調子を整えてくれるそうです。
ビタミンB5やミネラルも豊富に含まれているので美容や冷えが気になる女性の強い味方です。


私も紅枣は薬膳茶によく使います。
ほんのり甘味があって他の食材とも相性が良いです。


【オススメ薬膳茶レシピ】

●紅枣桂花茶(痰や咳、胃腸が弱っている時に)


桂花(金木犀の花)3g
紅枣(ナツメ)3g


●枣杞紅茶(冷え性、精神安定に)


紅茶 3g
紅枣(ナツメ)2,3個
枸杞(クコの実)3g


●归芪枣茶(貧血、生理不順、倦怠感、動悸、不眠に)


当帰 5g
黄耆 5g
紅枣(ナツメ)3個
ジャスミン茶 3g
※こちらは効能の強いものの組み合わせになるので不調でない場合は多量に摂取するのはお控えください。

鉄観音焙煎してみました🍵🍂

2016年05月25日 | 生活 -中国茶(薬膳茶)
先週5月19日~22日の期間、上海では国際茶博覧会が行われていました。

今回は残念ながら行けずじまいでしたが、1000店舗ほどのお茶関係のお店が集結したようで、上海のお茶博もさぞ盛大に行われたことでしょう。


ちなみに、深圳は来月6月30日-7月3日に会展中心でお茶博覧会ありますよ♪




中国に来てから中国茶にハマり、なんだかんだで毎日飲んでます(*^m^*)
旦那も好んで飲んでくれるので淹れ甲斐があります。


そんなお茶好きの興味は尽きることがなく、中国茶の産地で嗅いだお茶を焙煎する香りが忘れられなくて、家庭用の焙煎機を買ってしまいました(笑)



深圳のお茶の先生に頼んで取り寄せてもらいました。
引っ越し直前に受け取ったので、上海から取り寄せたのにまた引っ越し荷物に紛れて上海へ運ばれるという悲しい事実(^^;

でもこちらで大切に使ってあげるからね!!ということで、早速開けてみました。
箱に説明が書いてあるけど中国語だし良くわからない(汗)



お茶の先生に使い方を習って後は実践実践!!



温度を40度に設定して40分ほど焙煎してみました。
ほんのりお茶の香りが漂ってきて幸せ~♡

私はやっぱり色んな香りが好きなんだな~と改めて思いました。

できたお茶も早速頂きます。

 

うん!美味しい!好きな味♡

良い茶葉に必要以上に火を通すのはもったいないので、焙煎するなら少し等級が落ちるものや古いお茶で試すのがいいみたいです。
私は2年前に頂いた鉄観音がまだ残ってたのでこちらを焙煎させていただきました。

青みの強いお茶は少し苦手なので、焙煎すると優しくなって安心する(笑)

お茶以外にも乾燥させたいものがあれば使えるようなので、次回は薬膳茶に使用する干生姜を作りたいと思います♪