「ネットの世界に真実がある」という意見は確かに正しいと思うのだけど、多くの嘘もネットの海には紛れており、その真実を見極める事はやや困難だ。映画『交渉人』で、サミュエル・ジャクソンが交渉人として指名したケビン・スペイシーに「真実を見極める時、お前はどうする?」と問うシーンがある。そこでケビン・スペイシー「数多くの書物に目を通し、多くの事実から真実を判断する」と答える。例えば大手メディアが真実を報道しないのは、メディアが権力者の紐付きである事実もあるが、もう一つは、メディアもスポンサーの資金に支えられている側面があり、スポンサーに都合の悪い事実もまた報じられない。ネットの世界も同様と言える。例えばyahoo!やgoogleなどの有名な検索エンジンも、スポンサーや株主に都合の悪い事実は検索から除外される仕組みがある。最近知った検索エンジン「DuckDuckGo」で同様の検索を行うと、全く違う検索結果が出る。ネットの世界は広大だと思っていても、実は自分の知識の中で世界が完結していた事に気づかされる。
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