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TANAKAHAN日々思った事を綴ってみたりして

デモも情報戦

2024-10-03 23:44:16 | Weblog

9月28日、東京都のゆりかもめ有明駅近くで、新型ワクチン反対を訴えるデモが行われ、数万人もの反対者が集まった。そのデモ自体は大成功だったらしいが、その後の顛末として、その参加者に紛れていたガラの悪い若者ら数百人が、現場でタバコやゴミを散らかし、会場を散々汚していったというネガティブニュースがFNN(フジ系)によって大々的に報じられた。

話を掘り下げていくと、参加者の一人である巻田隆之という人物が、広く参加者を集るべく動いていたらしいが、その友人の経営者らしき人物が格別熱心で、その人物は自腹を切り、「参加者には小遣いを出す」と言って人集めをした結果、190名程度が集まったが、この話に釣られた者がSNSで拡散し始め、最終的には見知らぬ数百人が小遣い目的で集まってしまい収集が付かなくなってしまった。その中にこうしたお行儀の悪い輩も交じっていたという。この事態を受けて、巻田氏はデモの主催者に対して自分の管理が足りなかった事を詫びた謝罪文を送っており、最終的に主催者側で現地の清掃を行ったらしい。

数万人規模のデモはここ10年間でも何度か行われている。反原発デモや、反ワクチンデモ、反LGBTデモなど、庶民の生活を困窮させる恐れのある国策に対しては、必ずと言って良い程、有志が声掛けして人が集まり、このようにデモが行われる。しかしそうしたデモがメディアから報じられる事はない。それどころか今回のようにネガティブな要素だけを切り取る悪質さが際立つ。昨今のメディアや政権は反日化しているから、そうした勢力が潰しに掛かっている事もよく分かる。

今回のようにお金で人を集めるケースは前代未聞だが、デモに集まる人間全てが、一つの目的で集まっているとは限らない。デモの主催者に悪意があれば、そのデモ自体を世論を左右させる程にネガティブな内容に出来るし、参加者の中に悪意を持つ人間が潜んでいれば、こうした攪乱工作や破壊工作も行われる。さらに言えば、外部からSNSなど様々な情報網を駆使して、デモ自体を潰す事も行われる。往々にしてデモが大成功するケースは稀であり、参加するしないは個人の勝手だが、軽い気持ちで参加した事から、自分の経歴に影響する可能性もあり、情報に踊らされない慎重さも求められる。とは言え、デモの参加者数は、世論のバロメーターとして有益である事は間違いない。

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