風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

8月9日・曇

2007-08-09 21:16:58 | あの日の空


まるで

6年前にみた夏のような

そう

あの夏のような


淀んだ熱気

気まぐれな通り雨

重たい空気


遠くでみた夏が

ここに



8月9日17:17曇  机の窓から東の空へ


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七夕の風

2007-08-09 21:02:00 | 雑記
この間の更新で、「ローソク出せ」のことなんか書いたんですけど、そのあとちょっと気になってたんですよね。

「ローソク出せ」は僕の住んでる地方だけかなあ?

ってね。

因みに、前住んでた大阪では無かったですね。
もし「ローソク出せ」が古よりの由緒ある行事だとすれば、前住んでたところは平安時代に法皇がやってきて地名を授けた、とか言う逸話が残るくらいだからなかなかに歴史ある場所だったので、ここでやっててもおかしくなかったんだよね。
でもやってなかった、ってことは・・・
これって北海道ローカル?

そう思って調べたら、やっぱりどうやら北海道が中心地らしいのね。
しかも最近は廃れてきているらしいじゃないか。

えー、ホント?
昔住んでたところはかなり大規模(?)だったんだけどなぁ。
でもまあ「ローソク出せ」が、北海道限定で由緒ある行事だとすれば、当時住んでた地区は市内でも屈指の古い街だから一般的なのだった、って言うのも納得なんだよね。


夕方になって、風が涼やかになってくると
俄かに近所の子ども5人とかが集まるのね。
そうして町内会を巡回するんだよね。
門の前に立ってさ、

ローソク出ーせー、出ーせーよー
出ーさーないとーかっちゃくぞ
おーまーけーにー噛み付くぞー

と、なぜかやたらと惨たらしい歌をイ長調の節回しで歌うわけですよ。
この歌がまた良い。
どこか懐かしい雰囲気があってね。
そしたらそのお宅の方が出てきて、僕たちに飴玉だの麩菓子だのと言った駄菓子を授けてくれるですよ。
満足した僕らは「ありがとーございましたー」っつってまた次のお宅へ向かうのね。
そのうちに、別の徘徊グループと遭遇したりしてさ
「そっちの収穫具合はどう?」「まだまだこれから」
みたいな話をして、オマケに
「あそこの家は行った?」「そこの家は貰えるよ」とかいった情報交換してさ、陽がすっかり暮れるまで2、3km歩き回るのね。


どう?皆様はやってませんか?
数か月は食いつなげるほど大量の駄菓子を七夕の夜に貰った記憶、ないですか?(笑

僕としてはさ、これ、凄くいいと思うんだよね。
子どもたちが夕方にやる、ってあたり、とっても風情があって良いと思う。
夏らしくて、郷愁感に満ちてて、幻想的で。
これが廃れてゆくのなら残念だよなぁ。
このささやかな行事の灯火は消えて欲しくないと思うんだよね。




……ローソクだけに (あちゃー





どうです?いつも来て下さる皆様、
七夕の爽やかなそよ風うけて、みんなで虫の音聞きながら町を歩いた…そんな記憶ありませんか?
もし良かったら聞かせてください(笑


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ところで…
なんで「『蝋燭』出せ」なんだろう。
もうちょっと調べてみようかなぁ。