コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

僕が大切だと思うことについての話

2014-06-15 22:36:06 | 日記
確かに、「要領」は大切なことではある。


パートさんが休んだ。
体調不良で。
本当に体調不良かどうかは火を見るよりも明らかだった。

昨日、このパートさんが店次長に怒られていた。
(その内容については今回の話に
関係ないので割愛させていただく。)
その後に僕と話す機会があって、
僕は気づいていないふりをしたけど、少し泣いていた。


このパートさんは以前のブログにも書いたのだけど、
入社早々僕に不満をぶつけてきたパートさんだ。

その時期のことで
印象に残っていることがある。

僕がある鍵を無くし、
他のパートさんと一緒に探していたら、
もとあるはずの場所の真下に落ちていて、
つまり「灯台下暗し」というか、
その時の僕はちょっと「おとぼけちゃん」になったわけだ。

近くにいたこのパートさんが
少し小馬鹿にした感じで「さすが!」と言った。
つまり、嫌味を込めて、だ。
僕は普段からこういったことに反応することは
無意味なことだと思っているから
聞こえないふりをして無視をした。
するともう一度「さすが!」と言った。

僕はイラっとしたわけでもなく、
このことを根に持っているわけでもない。
ただ、この時に
「ああ、この人はきっと余計なものをたくさん抱えて生きてるな。」
と思った。

上から目線で見下すわけじゃなくて、
僕にとって余計なものがこの人にとって大事なんだろうなあ、
と思ったんだ。


このパートさんは要領がいい。
そしてそのことを自覚もしている。
だけど、「要領がいい」とか「失敗をしない」ということを
重要視し過ぎている気がする。

このパートさんに限った話ではない。
世の中で働く人たちの多くは
その二点を偏重し過ぎではないかと僕は思うんだ。

「真面目さ」とか「素直さ」とか
「失敗した時にきちんと反省できる」とか
そういう目や成果に見えにくいところに
大切なことがたくさん詰まっていると僕は思っている。

このパートさんにとって
「失敗」が過度な重荷になっていると、
僕はそう思うんだ。

大切なのは、そこからなのに。


あ、
誤解のないように書いておきますが、
普段から非常に良好な関係を築いてはいます。

僕は休みだけど、
明日は出勤されますように。


自分が変わらなきゃ、何も変わらないんだ。

明日の座右の銘は
「失敗のない人生は前進のない人生です」。

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