「色彩人工房」編集長の吉成健一です。
木質系下地とは、いうまでもなく昔からの和風の下見板から、今どきの2×4の合板までを含みます。
腐蝕による劣化、乾燥によるひび割れ、磨耗による劣化などがあります。劣化の程度が軽微ならば、大工さんによって、劣化した箇所の取替え・交換・埋め木などで補修します。全体に傷みが激しい場合は、外壁全体をカバー工法で張り替えることもあります。
2×4工法の場合は、板間のシーリングの打ち替えをする必要もあります。シーリングについては、サイディングのところにも書きました相性に注意するほかに、大事なことがあります。それは養生期間(乾燥して塗装できるまでの期間)を十分にとることです。十分に乾燥していないで塗装をすると不具合が発生しやすいです。
そのほかに注意すべきことがたくさんありますので、シーリングについては別のところで述べます。
いずれにしろ、木質系の特徴は湿気を吸うために伸び縮みがあり、塗膜の弾力が求められます。下地がモルタル系、窯業系サイディング、RC・ALC系に比べると、塗膜のハガレがおきやすいのはこのためです。
下地に合わせて、最適な塗料を選定したいものです。
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