藤枝宇宙開発事業団ブログ出張所

ウェブ日記形式だと更新が難しくなったのでこっちに出張

ここまでの経過をおさらい

2010-02-11 22:27:15 | JIN-仁-
(注 以下の内容には今回のSJ掲載分までのJIN-仁-のネタバレが含まれます)


さて、どうやら峠を越して新たな展開になりそうな龍馬暗殺編

ここまで読んできて、おそらく今回のストーリーを考えるにあたり
監修の先生との間でこんなやり取りがあったんではないかと思うわけであります。

村上先生「で、こんな状況で龍馬は暗殺されたんですけど、現代の医師なら助けられますかね?」

監修「無理。額の傷だけでも大変なのに、前後から十数箇所の刀傷を受けて、第一発見者が見つけた時点で絶命状態。襲撃後すぐICUにでも放り込まない限りDIC+MOFで死亡コースでしょう」

村上先生「う~ん…じゃあ、『脳をやられた。もうだめだ』で有名な額の傷だけならどうでしょう?」

監修「それなら………という方法で救命は出来るでしょう。でも、受傷後すぐでないと結局ダメでしょうね」


と、言うやり取りの果てに「史実の龍馬暗殺に極力近い」と「仁にギリギリ助けられる範囲」の兼ね合いで今回の経緯は決まったように思います。




ただ…



そのおかげで、今回の一件を後の史学者が見たら

「京都見廻組が龍馬のいる近江屋を襲撃したが、なぜか龍馬はそれを察知していて白川に脱出。(その過程で見廻組を中岡慎太郎が襲撃するが返り討ちに会い死亡)脱出した白川の宿でなぜか新撰組の沖田と鍋をつついていたところ、それをまたもやなぜか察知していた長州藩士が訪問。突如刃傷沙汰が発生、龍馬が額を割られる大怪我を負う。当代一の名医南方仁がたまたまその場に居合わせていたためにその場で手術を行い…」

歴史学者がまとめに頭を抱えるのが目に見えるような展開ですなぁw



すくなくとも龍馬と沖田が鍋をつついていたところに長州藩士が襲撃して、その後の龍馬を新撰組が警護する眺めだけで司馬遼太郎先生が発狂する恐れがあります。ハイ。