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詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車」NO.92

2011年12月02日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第四部第十三章「救出」NO.92

「不幸中の幸いだったの。」
中森は、泣きはらした真っ赤な目で俺を見つめた。
俺は、黙って、次の言葉を待った。

「粕谷君と日名子にお店の名前を話してあったの。粕谷君が、そのお店の名前知っていたんだよね。それこそ不良のたまり場として。
あとで日名子から聞いた話なんだけど。粕谷君が絶対にイヤな予感がするっていって、その日非番だった、粕谷君のお兄さん・・・警視庁に勤めているんだけどね・・・
に連絡をとって店の外で待っていてくれたみたいなの。

私が、待ち合わせていた時間をすぎてすぐに、店の外に高井が出てきた。
それで、何が中で起こっているか想像ができたらしく、3人でVIPルームに飛び込んできた。
お店自体、不法な薬物を取り扱っていたし、それを吸引していた人間がたくさんいたし、
婦女暴行未遂の現行犯でそこにいた人たちは、お兄さんの応援でかけつけた警察官たちに連行されていったわ。

飛び込んできてくれたのが早かったから、まだ、何も起きる前だったし・・・・
そ・・その写真とかもまだだったから。」

というと悔しさと恥ずかしさのあまり中森は、下唇を思い切りかんだ。


「大変な目にあったね。」
俺の言葉に中森は目を見開き、また涙をこぼした。
「ごめん。私、昌樹の何も知らなかったの。あんな男だと・・・あんな最低な男だなんて。
知っていたら、不用意に松井さんの話なんてしなかった。
本当にごめんなさい。そして、粕谷君が、渡部君から聞いた情報だと。高井は、すでに松井さんのお父さんに会って、婚約の了承をとりつけていて、冴場社長も乗り気で、10月23日に結納と婚約発表をする予定だって。だから・・・松岡君・・・急いで。」
23日・・・・時間が無い。俺は、冷静に一人になって考えたかったから、中森の話を聞くと自室に急いだ。


第四部第十四章「結納」NO.93へつづく↓
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恋愛小説「途中下車」NO.91

2011年12月01日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第十二章NO.91「沈黙」

どれくらいの沈黙が続いただろうか・・・・
俺は、怒りのあまり吐き気がこみ上げてきた。

中森は、目の前でうつむいたまま涙を流している。
「もういい・・・・」
俺が、中森の言葉をさえぎったのは、もうこれ以上あの悪魔のした所業を聞きたくなかったからだ。

話をさえぎったけれども、俺は、中森にかける言葉が見つからなかった。
はらわたが煮えくりかえるというのはきっとこういうことなんだろう。
まさにそのとおり、体の奥底から、嫌悪、侮蔑、憎しみ、怒り
すべての感情が生まれてきて、すべてがごちゃまぜになって
俺は、叫びだしたい気分だった。

そして
激しい後悔も
なぜ、俺はあの場に居合わせながら、黙って立ち去ってしまったのか・・・・
あの行為は、高井の完全なる罠だったんだ。
俺と百合菜を別れさせるための。
そして、SAB株式会社の社長の椅子を手中にするための。

こんな最低なヤツがこの世の中に存在を、それも同期にいるのだと思うと
それだけで、居てもたってもいられない気持ちになった。

「ヤツを警察に突き出そうとはしなかったのか?」
言ったあとに後悔した。脅される材料は高井の手の中にある。
いつでも性犯罪では女性は弱者だ。
「ご・・・ごめん。今のは不用意な発言だった。」

第四部第十三章「救出」NO.92へつづく
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恋愛小説「途中下車」NO.90

2011年11月30日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第十一章「順番」NO.90

涙で前が見えない・・・酒臭い男たちの息と興奮した鼻息がふきかかる。
「や・・・やめて・・・」
舌がもつれてうまくしゃべれない。

「ちょっと待てよ。順番だろ。俺が一番だ。」
「馬鹿言うなよ。こういうときは、年功序列だろう!!」
「待て・・・その角度じゃカメラが・・・」

ふいに男たちの手が体からはなれ、もめ始めた。
動かなきゃ・・・
逃げなきゃ・・・・
なのに体が動かない

確かに昌樹にあこがれたのは、高井工機の社長の跡取りだったからという理由が全くなかったわけじゃない。
でも、こんなに長い間・・・私はずっとつきあっているんだと思っていた。
恋人だと。

もちろん、昌樹がいろんな女と遊んでいるのは知っていたし、もし結婚してもきっと
浮気はするんだろうと思っていた。

でも私は、昌樹が好きだった。世界で一番昌樹を愛していた。
いつも自信満々で一切の弱みを見せない。

私は、昌樹の何を見ていたんだろう。本当の昌樹を知っていたのだろうか。

ズン
ふいに一人の男が、口論している男たちを跳ね除け、体の上に乗ってきた。
「イヤ!!」
「馬鹿だな・・・何度もやりゃいいじゃん。順番なんて早いもんがちだよ。」
というと酒に酔った目で見つめ、おもむろに下着に手をかけた。

第四部第十二章「沈黙」NO.91へつづく



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恋愛小説「途中下車」NO.88

2011年11月21日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第九章「褒美」NO.88

どうにか昌樹の指差した、ソファーへたどり着くと、私は、言われたとおりに座った。
ふかふかなクッションに思いの他、自分の体が沈んだ。
昌樹は、私の方をみると右手で私のあごを持ち上げ、言い放った。

「もう、いい加減にしてほしいんだよな。ちょっと暇だから遊んでやったくらいで彼女面するのやめろよ・・・・
俺が、結婚するのは、SAB株式会社の社長の孫娘の松井だ。
お前じゃない。
何度もメールや電話をかけてきやがって。迷惑なんだよ。」
昌樹の目は今まで見たことがないほど、冷ややかだった。

「じゃ・・・・なんで今日・・・・私・・・・」
背中をつめたい汗が伝わってきた。
「あぁ・・・・・お前が、二度と俺の邪魔をしないように。お前の今の立場っていうのを死ぬほどわからせてやろうと思ってな。もし、お前から聞いた松井の話を誰かにしゃべったらどうなるか、体に教えてやろうと思ってな。」
というなり、昌樹は、私の腕を強くつかんだ。

「この売女が・・・お前だって俺の親父の会社が目当てだったんだろう。
だったらおあいこだよ。」
というと唇の右端を少し上げて嘲笑した。
「ま・・・昌樹を私は・・・愛しているから・・・・」
私の両目から涙がこぼれ始めた。

「はぁ?お前頭いかれてるんじゃねぇの?愛とか馬鹿か?俺とお前は、体だけの付き合いだよ。俺にとってお前は、大人のおもちゃだっただけだよ・・・・フフ・・・」
「ま・・・松井さんのことは、好きじゃないの?」
「お前みたいな低脳な女を見ていると虫唾が走るよ。松井は、俺に将来の社長の椅子を約束してくれる単なる駒だよ。まぁ淫乱なお前にとっては最高のご褒美をやるよ。」


**第四部第十章「仕打ち」NO.89へつづく**↓
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恋愛小説「途中下車」NO.87

2011年11月18日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第八章「罠」NO.87

お店のドアを開けると、むっとするような人いきれとタバコのにおいが気になった。
薄暗いブルー基調のライトの下で男と女がグラスを片手に体を寄せ合っていた。
タバコから出る煙もライトに照らされ、紫がかった見えた。

多くの男女が、体を寄せ合って、カウンターやテーブルにもたれかかりながらお酒を
飲んでいた。

女は、体のラインも露な大胆なミニスカート、男性は、腕にタゥーを入れた人が多かった。
昌樹に呼び出されなければ一生無縁のお店だった。

昌樹の名前を出すと、店員は、あごをしゃくって奥の個室を指した。
暗いのでよく見えなかったが「VIP ROOM」を書いてあるようだった。

私は、だらしなくテーブルに寄りかかりながら、笑いあっている何組かの男女のそばを
ぶつからないように通りながら、そのVIP ROOMと書いてある部屋のドアを開けた。

中にいた人たちの視線が一斉に私を向いた。
会社では絶対に見たこともないような風貌が危ない男たちが5人、その真ん中に昌樹がいた。

「じゃ、そういうことだから、篤志頼んだぞ。」
というと、昌樹は持っていたデジカメを右腕にタトゥーを入れた金色の短髪の篤志と呼んだ男にほおりなげた。

「入れよ。そしてここに座れよ。」
昌樹の目は少しすわっていた。
あまりの視線の冷たさに私は、内心ここへ来たことを後悔し始めた。

昌樹が指差した席まで行く途中、男たちは、酔った目で全身を嘗め回した。
私は、ひざが震えてうまく、歩けなかった。

**第四部第九章「褒美」NO.88へつづく**
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恋愛小説「途中下車」NO.86

2011年11月17日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第七章「呼び出し」NO.86

「私は、昌樹が好きだった。本気で好きだった。
松井さんと綾部さんが、松井さんのお姉さんの自殺の原因と、自分が、いまだに処女のこと。そして松岡君とつきあっている話をしているのをたまたま、友達と一緒に行っていたレストランで聞いちゃったの。
別に悪気はなかったわ。何も考えずにその話を昌樹にしたの。
あの人、松岡君のこと、嫌っていたから、だから松井さんにちょっかいを出そうとしたんだって思っていた。
私、松井さんが冴場社長の孫娘だなんて知らなかったから。ちょっと遊びのつもりなのかと。

でも、あいつは、孫娘だって知って、松井さんを強引に自分のものにした。
きっと酔わせて無理やり・・・・・

私は、どうしても昌樹と結婚したかった。
だから、何度も何度も、昌樹に別れないで欲しいって言ったし・・・・」

中森は、そう言うと大粒の涙を流しはじめた。

「でも・・・・あいつが計画的に松井さんとそうなったっていうのを私は、知っている。
いつどんな形で邪魔をするかわからない。だから・・・・

おととい、昌樹から電話があったの。やっぱり松井とは結婚しない。お前を正式に彼女だって大学時代の悪友たちに紹介したいから、来てくれって。
私、うれしくて、うれしくて、日名子と、日名子と今付き合っている、北海道に転勤しちゃった粕谷君にその話をしたの。ちょうど、粕谷君、出張で東京に来ていたから。
それで呼び出されたお店に行くと・・・・・」
そこまで来ると、中森は、思い出したくないことを思い出してしまったようにブルっと体をふるわせた。


**第四部第八章「罠」NO.87へつづく**



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第四部第六章「最低」NO.85

待ち合わせの場所は、都内の洋風レストランの個室だった。
中森は、先に来て待っていた。
中森の顔を見て、俺は、動揺を隠せなかった。

その目は、泣き腫らしたように赤く、頬は少し腫れていた。
「ごめんね。こんなところに呼び出して・・・・・でもこの顔じゃ、個室じゃないと人の目が気になって。」
「あ・・・あぁ・・・・」
すでにテーブルの上にはいくつかの料理とビールのピッチャーと赤ワインが並んでいた。
給仕のための店員を少しの時間遠ざけておきたかったからであろう。

「で・・・話って」
「昌樹が、松井さんに結婚を申し込んだのは、知っているよね。」
やっぱりその話か・・・・・
俺は、内心少しうんざりしながら中森に訊いた。
「あぁ。昨日の同期の内示祝いで聞いたよ。」
「松岡君と松井さんって付き合っていたんだよね?」
きっと高井から聞いたのであろう。俺は、動揺もせず、冷ややかに言った。
「・・・で、俺にどうしようと?高井と松井を別れさせろっていう依頼かい?」
俺は、少しいらだち始めた。もう俺たちの恋路を誰にも口だされたくなかった。たとえ、百合菜をこの腕に取り戻せなかったとしても。

「昌樹は・・・・高井は、悪魔のような、最低な男なの。そんな男に彼女とられていいの?

「高井と君の間に何があったかは、知らないけど、もう俺のことはほっといてくれないか?」
「私と昌樹は、付き合っていたの・・・・知ってるよね。でも、松井さんと婚約をする・・・しようとして私の存在が邪魔になった、高井が私に何をしたと思う?
元々、松井さんが処女だって話を昌樹に教えたのは、私。
それであいつは・・・・・・」

そこで言葉を切ると中森は、下唇をかみ締めた。
俺は、想像していなかった中森の話に、気持ちがグラっと揺れ動き始めた。


**第四部第七章「呼び出し」NO.86へつづく**


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恋愛小説「途中下車」NO.84

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第四部第五章「電話」NO.84

「ご・・・ごめん。松岡君。今日、休みみたいだったから。」
ポケットの中で振動をしていたのは、会社から貸与されている携帯電話だった。

「休みみたいだったから。」
その言葉を聞いて、俺は、今日課長昇進の辞令交付の日なのに無断で会社を休んでいることにいまさらながら気がついた。

「え・・・と、あの・・・」
着信の携帯の電話番号は、見たこともない番号だった。
「あ・・ごめんなさい。私、中森恭子です。」
ザラっとした声の向こうに、同期入社の中森の顔を思い出した。
「な・・・中森さんが、なぜ俺に電話を・・・?」
「・・・・・・。」
しばらくの間、無言の時間が過ぎた。

10月の秋の空は、昨日までのつきぬけるような青空ではなく、今にも泣き出しそうな
灰色の雲が広がっていた。

「私・・・実は、松岡君に話をしておきたいことがあって。高井君と松井さんのこと。」
ズキリ
また、見えないナイフで心臓をえぐられたような痛みを覚えた。
さっきまで、百合菜を高井から取り戻そうってあんなに気持ちを固めたのに、二人の名前を聞くとやはりまだ心が痛かった。

「電話じゃなんだから、会えないかな?」
電話の向こうの中森は、少し怯えた声で切り出してきた。
「松岡君には、本当のことを知っておいてほしくて・・・」
「本当のこと?」
「うん。そして昌樹・・・高井君の目的も。」
「わかった。」
「じゃあ、今夜にでも話をしたいんだけど・・・・」
「わかった。ちょっと今、出かけているから、東京に戻ったら電話する。」
俺は、胸に大きな黒い鉛を飲み込んだような気持ちで電話を切った。


**第四章第六章「最低」NO.85へつづく**
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恋愛小説「途中下車」NO.83

2011年11月14日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第四部第四章「脅迫」NO.83

「昨日、この写真が、社内にメールでばら撒かれ、もちろん両親は激怒。
姉は、昨日、家を出て行ったきり、どこへ行ったかわからないの。
高橋課長の家もきっとめちゃくちゃだと思う。
不倫なんて許されないことだって百合菜は思っていると思う。
でも、私は、おねえちゃんのこと責めたくない。
きっとお父さんとお母さんが不仲で、ずっと苦しんで痛んだと思うから。
でも、それと百合菜のことは別。
私が、高井に脅迫されるまま、百合菜のお姉ちゃんのことも、お酒のことも
話をしてしまったんだから・・・・そしてあんなことに」

友香は、高井と私の関係を知っているんだ。と思うと、また心臓が痛く、涙が出てきた。
「それは・・・誰から聞いたの?裕樹から?友香、裕樹と付き合っているんだよね?」
あれだけ、忘れようと思っていても、自分の口から裕樹の名前が飛び出すと
胸が切り裂かれるように痛かった。
「まさか・・・・なんで私が、松岡君と?高井が、自慢げに私に言ってきたんだよ。
百合菜の父親にも挨拶に行ったって。綾部のおかげで婚約までこぎつけたって。」

高井・・・・一瞬でもあいつがいい奴だなんて思った自分の気持ちが呪わしかった。
そして、そんな卑劣な手で友香をこれほどまでに苦しめた男が。

「松岡君は、今でも百合菜のことが好きだよ。彼からは何も聞いてないよ。
百合菜のうちに行ったとき、あったでしょ・・・あれも高井の差し金。
松岡君を百合菜のうちに連れて行けば、それで私の役目は終わるといわれて。
馬鹿だね・・・・私。あんな男の言うことを間にうけて。親友の人生を狂わせちゃうなんて・・・・」
「友香・・・違うよ。私たちの人生を狂わせたのは、あの男だよ。
友香は、悪くない。私だって友香の立場だったら、どうしたかわからなかったよ。」
友香は、涙をためた両目を大きく見開いて私を見つめた。
「でも、友香。私、ひとつだけわからないことがある。なぜ、高井はこのタイミングで友香を恐喝していた材料の写真を公開したの?そんなことしたら、友香が真実を私に話すって思わなかったのかしら・・・・・・」
友香も、思い当たるふしがないといった表情で静かに首を横に振った。

第四部第五章「最低」NO.84へつづく
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恋愛小説「途中下車」NO.82

2011年11月09日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第三章「真実」NO.82

「この女性、私の姉なの。人事部にいる。綾部静香。そして男は、妻子ありの人事部課長 高橋秀樹」
「!!」
「この写真・・・・・」
「うん、昨日、社内オールメールで流れた。」
友香は、見る見る間に青ざめ、硬く握った両手には、次々と涙がこぼれていった。
「・・・・。で、どうして私に謝るの?ごめん。順番に話をしてくれないと・・・・」
「そうだよね。私、高井にこの写真をネタに脅されていたの。」
「お・・・・脅されていた?」
「うん。うちの両親、離婚の危機で、でもどうにか体裁を整えていたんだ。
父親もうちの会社でしょ・・・父親、姉、私・・・・だから離婚してそれが人事上に
不利に働くことがないように・・・・」
友香は、泣きながらも気丈に私にことの顛末を語り始めた。

「きっかけは・・・私と百合菜が、一緒に食事に行ったときに話をしていた
百合菜のおねえちゃんの死の話を、たまたま中森さんが聞いていたことから始まったの。」
「まさか・・・・」
あの時の会話をまさか、知り合いが聞いていたなんて。私は、背中に冷たい汗が流れていくのを感じていた。
「高井は、どこからか、百合菜が、冴場社長の孫娘だいう情報を入手していた。そして、百合菜が松岡君と付き合っていることも。でも、出世しか頭に無いような人だから、どうにかして百合菜と結婚して、社長の椅子を手に入れたかったんだと思う。」
「うん・・・・」
「結婚をする人にしか体を許さない。そんな話をしていたよね。あの時。だから・・・・
そして、高井に百合菜が、焼酎が苦手なことを話したのも・・・私。
本当にごめん。百合菜・・・私、自分の家族を守ることしか考えてなかった・・・」
友香は、下唇を思い切り噛み締めた。
「許してほしいとは言わないし、許してもらえるとも思っていない。
でも・・・事実をきちんと百合菜に話ししておかないと、百合菜はあの悪魔のような男と結婚をしてしまうから、それだけはどうしても・・・・」
(だから、友香は私を避けていたんだ)
私は、やっとおぼろげに事態がわかってきた。

**第四部第四章「脅迫」NO.83へつづく**


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恋愛小説「途中下車」NO.81

2011年11月08日 | 恋愛小説「途中下車」
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第四部第二章 写真NO.81

目の前に青ざめた友香がいた。
「百合菜・・・ごめんなさい。ううん、何度、謝ったって許してもらえないと思うけど。」
私と友香の間には、3枚の写真が置いてあった。

「友香・・・この写真・・・どういうこと?」
髪の長い女性と中年の男性がホテルに入るところと出てくるところの写真だった。

内示祝い会の途中、高井と私の婚約発表を聞いて、会場から出て行こうとする裕樹を追いかけるため駆け出したとき、私の携帯に友香から電話がかかってきた。
その時、私は始めてその内示祝いに友香が来ていないことに気づいた。

「ごめん、友香、今、ちょっと急いでいるから。」
「お願い、百合菜、電話を切らないで。高井と結婚なんかしちゃだめ!!
私が、すべてを話すからお願い!!」
受話口から、友香の切羽つまった声が聞こえた。
「・・・・。」
これでも、長い間親友をやってきたのだ。親友の声で自体が切迫しているのがわかった。
「わかった。今、どこにいるの?」
「NMホテル・・・・」
「NMホテルのどこ?」
「303号室」
なぜ、友香がホテルにいるのかはわからなかったが、そのホテルはここの会場からも近かった。
「わかった、すぐ行くから。」

「おい・・松井どこいくんだよ・・・主役が・・・・」
まだ、ざわついている雰囲気の中で慌てふためいて、司会者の渡部君が私を呼び止める。
「ごめん。帰る。」
私は、びっくりした顔の同期の間を走りぬけ、出口に向かった。

ホテルのドアのチャイムを押すと、髪は乱れ、青ざめた顔の友香が私を招きいれた。

**第四部第三章「真実」NO.82へつづく**↓
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恋愛小説「途中下車」NO.80

2011年11月07日 | 恋愛小説「途中下車」
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文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
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第四部 第一章「途中下車」NO.80

空は今にも泣き出しそうな曇天だった。
プシューという無機質な音をたてて電車のドアが背中の後ろで閉まった時、俺
松岡裕樹は初めてその駅が無人なことに気がついた。

どれくらい歩いていたのだろう、気がつくと、荒ぶる波しぶきが見える崖の上まで
来ていた。はずしたネクタイを握り締めている。
人は、きっと失って初めて一番大切なものに気づくのかも知れない。
ゆうべの高井と百合菜の婚約発表の話を聞いた瞬間、心が砕けそうだった。
わかっていた。
俺は、百合菜を心から愛していると思いながらも、あの夜見てしまったあの忌まわしい光景を記憶の片隅に追いやることなどできず、百合菜を許すことができなかった。

自業自得だ。
もっと自分が注意をしていれば、百合菜をみすみす高井に渡すことなどなかったのに。
高井は昔から出世を何よりも望んでいた男だ。
きっとどこかで百合菜が、冴場社長の孫娘だと聞いたのだろう。
あいつの考えそうなことだ。
あいつの出世のために、百合菜が犠牲になるのだけは、どうしても食い止めたかった。
あのときの百合菜の青ざめた顔・・・・
きっと百合菜は、知らなかったはずだ。
あんな風に婚約発表・・いや、もしかするとまだ、結婚するなんて意志すら高井に示していないかも知れない。いや、絶対にそうだ。

どうすればいい・・・俺は、もう一度、百合菜をこの手に取り戻そう・・・・
寄せては、岩にぶつかり砕け散る波を見ているうちにヒタヒタと熱い感情が、体中を駆け巡り始めた。
俺は、知らず知らずのうちに、あきらめて汽車を降りていた。そう途中下車をしてしまった。でも、大丈夫だ。まだ、何も終わっていない。この波のように何度も何度もだめでもぶつかってみよう・・・・
そう両手のこぶしを握り締めた瞬間
胸のポケットで携帯電話が振動し始めた。
「・・・!?」

**第四部第二章「写真」NO.81へつづく**↓
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恋愛小説「途中下車」NO.79

2011年11月04日 | 恋愛小説「途中下車」
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第三部第二十三章「不意打ち」NO.79

寝耳に水とはまさにこういうことをいうのだろう。
同期の人たちは、私と高井の仲も知らなければ、いや・・・一部の営業部の人間は、噂で聞いていたかも知れないが、私が、社長の孫娘だなんて情報は誰も知っていないはずだった。
同期の間では・・・・裕樹と友香を除いては・・・・・
「やだ~松井さん、高井工機の跡取りと結婚で玉の輿?って一瞬思ったら、もしかして高井君の逆玉?」
一番前に立っていた、赤いワンピースを着た女性が、大きな声で笑いを誘った。

「高井君!!!恭子はどうするつもりなの!!」
鋭い声が、後方の席から飛んだ。
みんなが一気に後ろを見る。
そこには、紅潮した頬をした、石川日名子と小泉晴美がいた。

「ちょっとちょっと、おめでたい席でそういうのは、無しにしようよ・・・・」
どこから現れたのか、柴崎が石川日名子と小泉晴美の肩を押して、出口の方へ押しやった。

「では、将来のSAB株式会社を担う、ご両人の婚約に乾杯!!」
渡部君が、大声を張り上げて、みんなに乾杯を促した。

乾杯!!!!
ざわついていた群集は、銘々に近くの人とグラスを合わせた。

私は、頭が真っ白になったまま、渡されたグラスを握り締めていた。
その視界の横を、裕樹が、去っていくのが見えた。
(だめだ・・・このままじゃ・・・)
出口に向かう祐樹を私はもつれる足で追いかけ始めた。

その瞬間
持っていたハンドバックの中から、聞きなれた着信メロディーが聞こえた。
(あ・・・マナーモードにしてなかった・・・)
私は、どうでもいいことを思いながら、発信者の名前を確認した。
「!!」


**第三部終了 第四部NO.80へつづく**↓
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恋愛小説「途中下車」NO.78

2011年11月02日 | 恋愛小説「途中下車」
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第三部第二十二章「内示祝い」NO.78

会場には、50人程度の男女が集まっていた。
研修以来、顔を合わせることもなかった研究所勤務の同期たちも何人も来ていた。
小泉さんや石川さんの姿もあった。

やがて、今回の会の主催者である同期の渡部君がマイクをとった。
彼は、係長昇進までは一緒だったのに、今回は課長昇進見送りになってしまった
人間だ。

「え~皆さん、本日は、お忙しいところ、同期の課長昇進内示祝い、そして同期会にお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。
では、今回、課長に昇進される人事部の柴崎君、営業部第一課 高井君、営業部第二課 松井さん、営業部から技術部へ異動される松岡君、前にお願いします。」

私は、渡部君のいる、ひときわ明るい小さな舞台に向かった。
呼ばれた順番に、私たち4人は並んだ。
私の左隣に祐樹がいる。
それだけで私の心は張り裂けそうだった。
祐樹は、かなりやせたようだった。
もともと、ほっそりしていたほうだったが、今はやせたというよりはやつれたようだった。
(今回の技術部の異動が不本意だったのかしら。)
私は、祐樹のことが心配だったけど、声をかけることはできなかった。

「え~。4人から挨拶をいただく前に、もうひとつ同期としてうれしいビッグニュースがあります。ここにいる、高井君とそして、SAB株式会社 冴場社長の孫娘、松井百合菜嬢が、結婚することになりました。」

「うゎ~!!」「うそ~!!!」「え~!!」
会場は一瞬で騒然となった。
「高井!!松井!!おめでとう!!」
何人かの同期が、隠し持っていたクラッカーを鳴らした。
私は、茫然自失のまま、隣の祐樹の顔を見つめた。
祐樹の顔は、青ざめていた。

**第三部第二十三章「不意打ち」NO.79へつづく**
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恋愛小説「途中下車」NO.77

2011年10月27日 | 恋愛小説「途中下車」
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第三部第二十二章「メール」NO.77

メールというのは、便利な文化だ。
相手に伝えたいことを一斉にプッシュできる手段だ。
ただ、このメール文化のおかげで、社内での朝礼はなくなり、人が亡くなった訃報すらメールで送られてくる。
1日会社を休むと、メーラーを立ち上げるのが怖くなる。
いくつものメーリングリストに登録してあるから、一日100件以上のメールを受信するなんてこともザラだ。

私は、同期の内示祝い会のことを考えながら、次のサブジェクトの「SAB株式会社 創立50周年パーティのお知らせ」に添付してあったjpgの画像をクリックした。
すると・・・・

「誰かの間違いかしら?」
そこには、創立記念パーティには、全く関係のない画像が添付されていた。

私は、そのメールをゴミ箱へ入れると、すぐに次のメールを読み始めた。
差出人を確認もせずに・・・・・・


第三部第二十二章「内示祝い」NO.78へつづく
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