詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「途中下車」NO.88

2011年11月21日 | 恋愛小説「途中下車」
恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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第四部第九章「褒美」NO.88

どうにか昌樹の指差した、ソファーへたどり着くと、私は、言われたとおりに座った。
ふかふかなクッションに思いの他、自分の体が沈んだ。
昌樹は、私の方をみると右手で私のあごを持ち上げ、言い放った。

「もう、いい加減にしてほしいんだよな。ちょっと暇だから遊んでやったくらいで彼女面するのやめろよ・・・・
俺が、結婚するのは、SAB株式会社の社長の孫娘の松井だ。
お前じゃない。
何度もメールや電話をかけてきやがって。迷惑なんだよ。」
昌樹の目は今まで見たことがないほど、冷ややかだった。

「じゃ・・・・なんで今日・・・・私・・・・」
背中をつめたい汗が伝わってきた。
「あぁ・・・・・お前が、二度と俺の邪魔をしないように。お前の今の立場っていうのを死ぬほどわからせてやろうと思ってな。もし、お前から聞いた松井の話を誰かにしゃべったらどうなるか、体に教えてやろうと思ってな。」
というなり、昌樹は、私の腕を強くつかんだ。

「この売女が・・・お前だって俺の親父の会社が目当てだったんだろう。
だったらおあいこだよ。」
というと唇の右端を少し上げて嘲笑した。
「ま・・・昌樹を私は・・・愛しているから・・・・」
私の両目から涙がこぼれ始めた。

「はぁ?お前頭いかれてるんじゃねぇの?愛とか馬鹿か?俺とお前は、体だけの付き合いだよ。俺にとってお前は、大人のおもちゃだっただけだよ・・・・フフ・・・」
「ま・・・松井さんのことは、好きじゃないの?」
「お前みたいな低脳な女を見ていると虫唾が走るよ。松井は、俺に将来の社長の椅子を約束してくれる単なる駒だよ。まぁ淫乱なお前にとっては最高のご褒美をやるよ。」


**第四部第十章「仕打ち」NO.89へつづく**↓
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