Bread of Life

ディボーションタイムを助ける聖書講解

しないを全力でするNo3「できるかぎり食さない」

2020-01-20 12:15:18 | Weblog
20数年前から「健康の為にいい食材を摂りなさい」という「加算式の健康学」の勧めが盛んに説かれてきました。
 でも一向に病気は減少しないどころか糖尿病予備群は増加傾向に有り癌になる人のパーセンテージは増えているのが現状です。
何かが根本的に間違って居るのでないかと感じる人は少なくないでしょう。
医師達の中にも疑問をいだき事実に基づき方向転換する方々も現れています。
 昨年6月頃、軽いメニエールにかかり目眩がして食欲がなくなり一週間、水以外なにも食べない日が続きました。
 やがて症状が治まり、普段の生活に戻れたのですが、不思議に体が軽く以前ほど疲れが残らないのです。
また数ヶ月間続いていた原因不明の咳が止まり耳鳴りも久しぶり収まっていたのです。
 何故だろうかと思い巡らしていたとき、青木厚著の「空腹こそ最強のクスリ」という本が内科医院の待合フロアーの書棚に院長推薦書とラベルが貼られて置かれているのが目に飛び込んできました。
薬がいらないと医師が勧めるなんて何かの間違いか、とんでもない発見かと、すぐ取り寄せて一気に読了しました。
 この勧めは2018年ノーベル医学賞を受けられた大隅博士の「オートファジー」理論に端を発していることが分かりました。
人は毎日200グラムのタンパク質を要しますがそのうち70グラムは食事でとり、あとの130グラムは自分の体から提供するのです。
 体内に生じたミスコピーDNAの細胞、悪玉コレステロール、壊れた赤血球などを回収し分子レベルに分解した後、正常なタンパク質に再生産し自分の体に返還するのです。
 この作用が活発になると各部位はリセットされ新品に造り替えられるので体は若さをとりもどし、病気を引き起こす問題細胞は食べられて消失するので病気も治るのです。
 わたしは偶然それに与ったことをしりました。丁度、目眩で小食になったので、その延長としてオートファジーが働くよう「出来るだけ食べない」食生活に切り替えました。
すると体調が確かに良くなり長年願っていたダイエット効果にも確かな手応えを覚えて、やめられなくなり今日にいたっています。
 掛かり付けの歯科医院の院長に何気なく分かちあうと「私もしています。私は1日1食です、頭がさえるので」とオートファジーに同意されて実行されていたので驚きました。
 そろそろ「出来るだけ食べない」健康法に軸足を移してみては如何でしょうか。
 
●しかし、このたぐいは、祈と断食とによらなければ、追い出すことはできない」。(マタ17:21)