写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

突発性難聴

2010年09月10日 22時49分14秒 | 健康について

今年の夏の暑さは50代後半の体に確実にダメージをもたらした。
ブログでは書かなかったが、実は耳がおかしくなった。数週間前の週明けの月曜日、起床すると耳鳴りが片耳に発生していた。
耳鳴り自体はは別に珍しくはないが、キーンと発生しすぐに消えることが普通だ。
ところがこの時の耳鳴りは違っていた。ずっとキーンと鳴っている。
異常と感じたのは通勤の時にいつも聞いているiPodのイヤフォンを耳に当てた時だ。音が割れている?イヤホンが壊れたかと思った。
会社に着いてから電話を取ってみて完全におかしいと感じた。電話の声が割れていて内容が聞き取れないのだ。何を言っているのか分からないとこれは仕事に大支障である。
受話器を反対の耳の持って行くと普通に聞こえた。完全におかしい。このような経験は生まれて初めてだ。



人生はやはり超スピードで過ぎ去っている


即、仕事の合間に耳鼻科に直行。幸いに、数年前に何度も通った耳鼻科を知っていた。ドクターはそれなりに有名な先生だ。
即、聴力の検査を受けた。異常は的確に再現され、精密検査で1~2kHzの音が聞こえてないことが判明した。人の声はこの周波数帯にある。よって聞こえないのだ。
病名は突発性難聴だろうと言われた。この病気の原因は不明らしい。メニエール病、腫瘍、ストレスなどいろいろと可能性を持っているが大半が不明のようだ。
治る可能性は1/3とも言われた。この1/3に入る条件は、「出来るだけ早い治療」、「高音部が聞こえていること」、「めまいがないこと」らしい。
幸い条件は全て満たしていた。中でも治療開始の早さは重要らしい。聴覚を失うと言うことは耳の神経が死んでいくことらしい。神経細胞が死ぬ前に病原菌の除去や栄養補給などの何らかの手当を行うことが非常に重要らしい。心筋梗塞と同じだ。死んだ細胞は機能を戻さない。


すぐにステロイドの処方が始まった。血圧をコントロールしている身としては血圧上昇の副作用が心配であると言われた。しかし、今は聴覚の回復が第一だ。副作用の様子を見ながら対処していこうと言うことになった。
ステロイドの処方期間が終わっても改善が見られない場合は入院もあり得ると言われた。入院中はひたすら静養のみと言われた。

幸いなことにその日の夕方に耳鳴りは治まり聴覚が戻ってきた。電話で人の声が聞こえるようになった。
しかし、ステロイドの処方は始めたらやめてはいけないと聞いた。ステロイドとは副腎皮質ホルモンらしい。外部からこのホルモンを採ると体内の副腎がホルモンを分泌しなくなるらしい。よって、ある一定期間は摂取し徐々にホルモンを弱めて、副腎が自力でホルモンを分泌するようにしなくてはいけないようだ。よって、飲み始めると9日間は飲み続けなくてはいけないとのこと。副作用は他にもいろいろあるようだ。声がれ、頻尿、喉の渇きなど。全て出た。さらに血圧の管理で一番いけないことがアルコールの摂取と言われた。毎晩飲んでいたビールが飲めないということか。これが精神的に一番辛い副作用のように思える。


今ではステロイドの服用も終わり普通のビタミン剤のみを飲んでいる。聴覚の異常も起きていない。非常にラッキーであったと先生に言われた。


大病をして以来、何か体に変調や異常があるとすぐ病院に行く癖が出来ていたが、今回はそれが幸いしたようだ。


しかし、気分的な体力(イコール免疫力)は分からないものだ。疲れていないと感じていても疲れは確実に蓄積されているようだ。
だから心身ともリラックスする何もしない休日が必要のようだ。

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