今日は六義園の枝垂れ桜が満開であるという情報をネットで得て午後から行ってきた。東京での花見のピークは今週ではなく来週のような気がする。他の有名所はまだ咲き始めの段階だ。やはり今年は見頃が遅いようだ。
花見の自粛ムードが東京では出ている。自粛をわざわざ言わなくても、例年恒例となっている飲んで騒ぐ花見の宴会をやる人達はいないと思うのだが、行政で一斉に通達を流すほどのことであろうか。
自分は酒を飲んで騒ぎながら見る花見は好きではない。酒を呑むのは好きだが、居酒屋などで飲むほうが良い。写真を始めてからか、花を見ることは写真を撮ることに等しくなり、じっくりと見た方が良い。よって、酒の肴を桜に求めたいとは思わなくなった。
自粛の花見は宴会を伴う花見のことだろうと思うが、桜の花は明るい希望を与えてくれるものであることは間違いない。季節は災害があろうがなかろうが巡ってくる。無常でもあるが希望でもある。
東京のほとんどの桜の景勝地が咲き始めの段階であるようで人出は少なかった。おかげで六義園の枝垂れ桜をいろいろな角度から撮ることができた。
被災地では今は桜どころでないかもしれない。津波で土壌ごと押し流されてしまった桜も数多いことだろう。しかし、小高い丘や山には自然の桜があるはずだ。そして、東京に少し遅れて咲くであろう満開の花で、必ずや希望を与えてくれると思う。
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