現在無料で使えるクラウドがたくさんある。Skydrive、Sugersync、Google drive、Evernote、iCloud、Dropbox。サービスによっては違うが、それぞれ5GBから7GBの容量をクラウドに確保できるので、全部をうまく使えば30GB近くをネット上に確保できることになる。自分の知らないサービスもあると思うので、ネットさえ繋がればHDDなどのないタブレット端末やスマートフォンで十分仕事などが出来てしまうのかもしれない。インフラサービスのスピードが速くて逆にどう使ってよいかわからないのが実態だ。
最近、Googleのサービスについてある会社のセミナーに参加する機会があった。このセミナーの中でクラウドのセキュリティとデータセンターの仕組みについてレクチャーがあり、わかりやすい説明であった。我々がデータを預けるクラウド(データセンター)も一ヶ所だけでなく世界中にいくつもある。その中にデータを細分化してバラバラに保管してある。よって、一つのデータセンターが丸ごと盗まれても、中のデータを再現することは不可能らしい。シュレッダーの紙屑のような状態で複数のデータセンターに保管されていると考えるとわかりやすい。
注意しなくてはいけないのは、データを預けた時のユーザー設定だ。公開か非公開かユーザーで決めなくてはいけない。間違った設定をしてしまうと世界中の誰でも見ることができるようになる。これは完全に利用した個人の責任となる。
プライベートな自分の情報が公開されても恥をかくのは自分だけだ。ところが仕事の情報となると話は違う。顧客情報や個人情報はもし洩らしたら取り返しのつかないことになる。よって、便利でも無料のクラウドサービスは仕事で使うべきではない。仕事で使うならきちんと契約をしたサービスを使うべきだろう。
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