和傘を使った盆の大献灯が大山であった。初日である11日に出掛けてみた。
大山寺山門から大神山神社に通じる石畳に沿ってライトアップされた和傘が並び、日本の盆という先祖の魂を敬う行事にしっくりと落ち着きを醸し出す演出だ。
点灯は7時半。和傘の柔らかな灯りが足元の悪い石畳を照らす。一番最初の入場であったがすでにたくさんの人の後になりゆっくりと進む。
石畳では三脚は禁止となっていた。人の列で並んで歩くので三脚は使えない。一脚はOKとなっていたが、それも厳しい。ISO感度をオートにして手ブレに注意しながらの撮影だ。
和傘の中に迷い込んだ蛾のシルエットが面白い。
後ろを振り返るとこんな状態。それぞれに立ち止まって和傘を鑑賞するので歩みは非常に遅い。
所々にこのような仕掛けがある。烏天狗のシルエットが浮かび上がり、いかにも漆黒の闇の森を自由自在に飛び回っているようだ。
記念撮影ができるコーナーも設けられていた。路はここから大山寺方面に折れていく。
大山寺の境内に置かれた和傘の灯り。ここでは三脚使用が許可される。
可愛い浴衣のモデルさんも夏の夜の大献灯に一役買っていた。
7時半からの第一陣でぐるりと歩いて灯りを鑑賞した。写真の撮影はマイペースでは出来ないことは覚悟していた。9時半頃からは再入場でき、ゆっくりと撮影ができるとのこと。
この日は暑く、標高800mの大山寺周辺は夜といえども29度の気温であった。 とても1時間半も待つ気力はなく大山寺を後にした。
撮影に使ったレンズはEF50mm F1.8。できるだけ明るいレンズをと思ったのだ。しかし、単焦点なので構図の調整が厄介であった。人が多い撮影の中ではズーム機能は必要だ。途中、24-105mm F4に変えて撮影した。(上の写真から)
来年、行くとしたら最後に近い時間帯がよいかもしれない。駐車場は博労座の駐車場など無料の場所がたくさんある。
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