水元公園 菖蒲と父の日

いよいよ蒸し暑くなってきた。初夏を通り過ぎ夏はすぐそこまでやってきている感じだ。今年の夏はどうなのだろうか。
水元公園の菖蒲はどうなのだろうか。まだ2週間前の状態で咲いているのだろうか。祭りの期間は来週一杯まである。まだ十分に楽しめることだろう。しかし、むし暑さを覚悟しておいたほうが良いと思う。

今日は父の日であった。娘がちょっとしたプレゼントをくれた。ありがたいものだ。息子たちは父のひすら知らないのではないだろうか。自分も父親には何もしたことがない。6月の第三週の日曜日が父の日だとは自分もつい最近知った。毎年両親への贈り物はしていたが、すべて妻が手配していた。そのような記念日を覚えない男たちはつまらないと妻は口癖のようにつぶやいている。

父は3年前に亡くなった。母や父などの両親は亡くしてみて初めてその存在の大きさに気がつくとよく言われる。確かにそうかもしれない。実家を任された今となって、時折、親父ならどうする？と問いかけている自分に気が付く。
自分の父親像は子供たちにとってどうであろうか。決して立派な父親とは言えない。人生とはこういうものだ、こう生きた方が良い、社会の見方はこうだ、など、熱く話したこともない。
背中で語るというけど、自分の背中は語っているのだろうか。菖蒲の写真を見ながらそう思った。