MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

ULTIMATE CRUSH!

2006-01-27 23:20:50 | 政治・経済
ULTIMATE CRUSH!といってもラグビーではありません。ディベートです。今日は総合演習で「首相の靖国参拝」に関するディベートを行なったのです。そこで我々、参拝賛成派は圧倒的勝利を収めることが出来たのでした。

(以前、説明したように俺は本当は靖国参拝反対派、とはいえ賛成派にも近い意見の持ち主なので、その辺はなんとかカバーできたのでよかったと思います。)

さて、このディベート、かなりよいものにすることができました。個人的な目標としてあった、マスコミによって作られた靖国観をぶっ壊してやろう、外交とは何たるかを教えてくれるわぁ!と、これを班の中でも押して、班としては外交問題に力を入れてディベートを行なうことが出来ました。

靖国問題というとその問題しか見ない人が多い中、幅広い外交の問題を取り上げて、靖国だけで外交を考えてはいけない、ということを審判である聴衆に訴えることが出来ました。

相手側からは「靖国問題で中国とこじれると戦争になってしまうかもしれませんよ」という無茶苦茶な意見があったりと、やはり相手側は外交問題になると手も足も出ないようでした。

(憲法問題でも改正したら日本は戦争する国になってしまうよ!などの意見に平素よく答えているのでこういう質問に答えるのは得意です。)

あとは政教分離で攻めてきた相手を一刀両断にできたのがよかったです。「靖国参拝は違憲です!裁判所による判断があります!」というカンペキな意見を一言で黙らせることが出来たのには感動しました。違憲ではないことを証明するために判例を言っただけなのに、たぶん相手は調べてなかったんでしょうねぇ。

あとは班の中での意思疎通が十分だったのがよかったんだと思います。あらかじめ意見を出しておき、それをレジュメとして班員全員の共通認識させ、全員の発言にぶれをなくすという作戦。そのために意見の集約が早く進み、相手が黙ってしまうのとは対照的に効果的な発言を行なうことが出来ました。

俺は司令塔的ポジション(望んだわけじゃないけど)としての役割を十分に果たせたかなぁ、と思います。普段は表に俺以外の人に立ってもらい、いざとなったら討って出るという形で俺はディベートに参加しましたが、効果的な発言も行なえたし、よかったです、審判からの得点もけっこういただけました。

(もちろん反感もいただきました!←笑いすぎ、余裕くれすぎで態度が悪かったらしいです。ディベートがおもしろいから笑ってただけなんですけどね・・・。それくらいうちの班、仲よかったんです!仲良さそうという意見もいただきました。分かっている人は分かってくれたみたいです。)

これらの経過を経て、審判によるジャッジでは圧倒的に勝利となったわけです。チームワークと地道な勉強の成果でした。

やっぱこうやって政治学でバトルしたりするとおもしろいです。最近ゼミで欲求不満だったので(専門外の分野を取り扱うことが多いので)久々に燃えました。来年はテーマカレッジ(ゼミ形式の授業)も取ってもっと多くの場で意見を戦わせたいですね。

もちろん飲み屋での挑戦も待ってますよ~♪






PS.ところで昨日書いた1限の中国語ですが、ネット上ではこれに関してのコメントは差し控えさせていただきます。理由は思い出したくもないからです。来年も中国語、頑張ります!こちらはBE ULTIMATE CRUSHEDでした(泣)

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4 コメント

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では私も (天野)
2006-01-28 02:28:47
私もディベートで靖国問題をテーマにし、賛成派でしたので、そこで学んだマニアックな知識、高度な知識、どこまで本当か分からない知識をお披露目しつつ反対派を斬ってみたいと思います。今日は長いですよw



まずはありがちな感情論を主体とした意見から



憲法第20条

1、信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国からの特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。



3、国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない



という条文、絶対引っ張り出しますよね。



小泉さんの靖国神社への参拝に対して、それが宗教機関への参拝だから違憲か否か。それに対して裁判所から違憲判決を下すことはすなわち、裁判所も他者の宗教活動への介入、権力の行使となるのではないか??国の機関である裁判所が宗教法人靖国神社に対してアンチの姿勢をとることになるのではないか??



まぁ、あんまり具体性の無い感情論だけど、筋は通ってますよね。矛盾してるんですよね、違憲と認めちゃうこと事態が。まぁその逆も然りですが…ディベートの時ってのはこういう違憲は後から言ってしまえば相手は対応できないんですよね。



その証拠に、実は小泉さんの参拝に対する違憲訴訟は過去に実に11回もの裁判が開かれていますが、違憲判断が下されたのは2回のみなんです。





さて、参拝反対派は2005,9,30に大阪高等裁判所が出した違憲判決に対して「福岡地裁の違憲判決に続き2件目だ。国が上告をしないのは罪を認めた証拠だ」と自信満々に語りますが、これは大きな間違いなのです。えぇ



大阪高裁は確かに違憲判決を下しました。しかし、原告の「国からの損害賠償の請求」は棄却しているのです。

国は違憲判決を下された一方、結論において満足を得られたことになります。原告の請求に対しては勝訴しているのです。「上訴の利益」という法的な言葉があるそうで、上訴をした場合に利益を得ることが出来ない場合、判決理由に不満があったとしても、上訴はゆるされないというルールがあるそうです。

だからこ阪高裁の判決に対して、国は「上訴しなかった」のではなく「上訴してはいけなかった、できなかった」となるのです。
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その2 (天野)
2006-01-28 02:46:40
法の世界に次のような言葉があるそうです。



司法消極主義



■定義

司法府は、立法府及び行政府の措置をできるだけ尊重し、その措置が違憲立法であることが極めて明白な場合に限って、その措置の違憲無効を宣言する、という立場



■根拠

1、立法府は、その政策決定(=違憲判断)につき選挙を通して責任を負わないという意味で、民主的な部門ではない

2、三権分立の原則→司法府はむやみに政治部門の政策決定に介入すべきではない。

3、司法府があまりにも積極的に違憲判決を下すと、かえって客観性と公平さに対する国民の信頼を失う恐れ。





上の話を読むと、これまでの裁判所の動きに色々な予想を立てることが出来ますよね。



1、実際のところどう思ってるか知らないが、とりあえず違憲にはしずらいから国の勝ちにしている



2、とりあえず、たまには勝訴にしないとまずい。。。ってちょっとは思ってるかもしれない福岡地裁と大阪高裁



3、福岡地裁も大阪高裁も、これ以上問題を加熱させないように違憲判決&請求棄却にしたのかも?国は上訴出来ないのを知っている、でも国民は勝ったと思って落ち着く??福岡と大阪めっちゃやり手かもw





そうなんです、三権分立って言葉を考えるとこれまでの判決が面白く見えてきますよね。



「司法消極主義」についてお話しましたが、もちろん逆の「積極主義」も存在します。まったく逆の考え方です。でも、普通そんな言葉知らないですからね。僕のゼミは経済系ですしw



あと、宗教についてふれておくと



七五三、多種多様なお祭り、式典、結婚式、葬儀、正式な参拝作法の実行or省略



などなど、日本には宗教活動が溢れていますが、だれもそんなのとがめない。なのに、一部宗教施設(靖国)を避けることは日本国家による宗教活動の差別になるのではないか?



もうちょっと、憲法に関する話をすると「基本的人権」とか色々、まぁありがちなものしか出ませんが、水掛け論にしかならないのディベートに持ち出すのはマイナス効果です。



その他、戦没者遺族がA級戦犯に対する怒り~~~なんてのもありがちですが、「そちらも分かっている通り、それを言い出したら感情論、水掛け論ですよね。だから触れないほうが懸命だと思います」とバッサリ斬りました
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その3 (天野)
2006-01-28 02:59:19
まだまだいけます



A級戦犯にまつわる話



よく「A級がいるから云々」といいますが、まずはA級の見方を変えていきましょう。



1、いわゆる”A級戦犯”という言葉は、日本の国内法に基づいて生まれた言葉ではない。



2、東京裁判(極東国際軍事裁判)は国際法を無視した(詳細は後述)不当な裁判であった。



3、サンフランシスコ対日平和条約第11条中の「受諾」の意味は、敗戦国としてやむなくけいの執行を約束したに過ぎず東京裁判を認めたわけではない。



4、A級戦犯を合祀した靖国神社が問題なようなことが各方面で言われるが、靖国神社に祭られている人は全て”国が「公務死」と認めた”人である。





●2、について









折角ここまできたんですけど、疲れちゃったんでここでやめときます(おおおおおい自分!!めっちゃ半端!)



まだまだこれから面白い情報が満載なので、今近いうちにまたカキコミます。
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korekara (setamiyagi)
2006-01-29 17:09:09
待ってるんで早く書いてください。
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