MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

無為無策な休日

2006-03-03 21:20:42 | 政治・経済
今日は何もしませんでした。

唯一したのが髪のカット。
いかんなぁ、大事な一日をつぶしてしまうのは。

とはいえ、十分な睡眠、十分な食事はかなりの幸せです。久々にミュージックステーションを1時間ぶっ通しで見たりもした。そして、書店で本を立ち読みしたり。本当に読みたい本がたくさんあって困ります。早いとこまとめて読書できる新学期になって欲しいところ。(俺は授業時間=読書してます)

今日はオフレコの創刊号を買いました。今さらかよ、と思った方が大半でしょうが、今さら買いました。

オフレコは田原総一朗責任編集の雑誌です。出たのは去年の7月だったらしい。もちろんその場で立ち読みはしていたのですが、特に印象に残らず購入まではせず。それ以降、小林よしのりとの対談がヤバイとかいう話を友人から聞いたりしていたのですが、立ち読みして以来、放置してました。

しかし、つい先日このオフレコの第2号が発刊され、書店に4冊だけ残ったオフレコ創刊号を読んでびっくり。なんとナベツネとの対談と、ホリエモンとの対談が収録されているではありませんか。これは資料としての価値が高すぎることに気づきました。

ナベツネ熱いんですよね。オーナーとしてはクソですけど、ジャーナリストとしてはすごく尊敬できる面を持ってる人なんですよ。オフレコではナベツネさんが大いに語っていて、彼の考えを知りたくなったのです。厚い本だけど、その部分だけでも読む価値はあるんじゃないかな。

ナベツネさんは憲法改正の急先鋒。読売新聞が憲法改正試案を90年代に出したのはみなさんご存知ですよね。これまでのナベツネさんのイメージは「右」だった。

(まぁ、右だの左などの論調は俺はもう意味がないと思ってるけどね。いまだにそういうことに固執してる人がいるのはおもしろい。右翼だの左翼だのなんて、ただの幻想ですよ。大概の論客は一応リベラルを意識してると思いますよ。ただ、共産・社民とわけわからん右翼政党みたいにいまだに中身のないことを言い続けている政党もありますがね。平和と暮らしが一番、社民党です!とか言って何も知らない国民を扇動するのはやめてほしい。お前らが言ってることを実現すると日本は倒産します。それこそ社会主義にしないと。う、まぁそういうことです。大きな政府を維持しようとするのはそういう考えが根底にあるからなんじゃないかな、と俺はどうしても疑ってしまう。護憲への思いもね、何で改正してはならないのか、まったく理屈が分からないし。あんな意味不明な意見では憲法改正論議でとてもでも自民、民主と戦えませんよ。)

とまぁ、話が脱線しました。社民党批判はまた違う場を借りて行ないたいと思います。これらの話題は書き出したら卒業論文の量になってしまうかもしれないので控えます。

では、話を戻して、そういったいわゆる「右」のイメージで語られるナベツネさんですが、実は靖国参拝に反対なんです。意外でしょ?まぁ、俺も靖国参拝には反対ですから、そういう視点を持ってる人には全然不思議ではないですが。

ナベツネさんの視点は戦前の軍部は許せないとのこと。日本人を多く殺す指示をしたようなやつが祀られているところにはいきたくないし、そんなやつを拝みたくなんかないんだと。そして、東条英機を許さないと。とはいえ、一般の兵士に罪はないから彼らを祀る記念碑を作ろうと言うのが彼の意見。

ちなみに、俺とはちょっと違ってます。田原さんとも違っている点から靖国参拝を批判しています。

というのもナベツネさんは終戦時に実際に兵士だったから。戦地には行かなかったものの、本土最終決戦に備えていた。そしてその現場で受けたのはおそろしいほどの虐待だった。意味もなく殴られ続けたんだとか。それこそリンチ。さらにひどい仕打ちを受けた兵士もナベツネさんは見ていたし、そこに正義があるなんてまったく思っていない。あの戦争は国家によって国民に強制された戦争だったと言うのがナベツネさんなりの戦争観です。そしてその戦争を強制した指導者を絶対に許さない、これがナベツネさんの信念なんですね。

これは体験から来る意見なんでしょうね。

そして、これはオフレコには書いていませんがナベツネさんはソ連の日本軍捕虜のシベリア抑留をロシアに対して抗議したいと思っているのだそうです。あれこそ本当の悪であるのに、日本は抗議していない。これはおかしい。日本が靖国参拝しているせいで、そのこともありナベツネさんはロシアに抗議ができない、だから靖国参拝を辞めて欲しいという意見を持っている、と筑紫哲也さんとの対談で語っていました。

やはりナベツネさんのジャーナリズム精神の根本にあるのはあの戦争への思いなんでしょう。あの戦争を体験して戦争の悲惨さを知った、戦後の屈辱を知った。そこからナベツネさんはスタートしてます。中曽根さんといっしょです。だからお二人は仲がいいんでしょう。

オフレコだけでは分からないナベツネさんの違う面をもっと本を読んで知りたくなりました。たぶん俺とけっこう近い考えを持っている人のようですから。

とまぁ、政治について語るとやっぱ長くなっちゃいますね・・・。










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