~ SERENE SKY ~

流風香(るうか)の日々の日記や好き勝手な自己主張、呟きを書いていくブログ♪

花組「外伝ベルばらアラン編」観劇感想

2008-09-23 | 花組
今日、「外伝 ベルばら -アラン編-」を観てきました。第一印象は・・・

長い!!

でした。なんか、すごく、時間が経っていたように思います。そして、やっぱり、私の不安的中
しました!!あまり、よくなかった。(ガックリ)だけど、ジェローデル編と話はつながってい
ました。ジェローデルが暗殺された後の話でした。そして、廃墟となったベルサイユ宮の前で、
アランが、立っていて、オスカルに出会った頃からアランがオスカルに惹かれるところまでを回想
シーンとして話が展開していきます。そして、ビックリしたのが、ディアンヌ役のあやねちゃん
(桜乃彩音さん)の役が、なんと、

ディアンヌの幽霊!?

そりゃ、ないだろう!!

早く、成仏しなさい!!

と思いましたが、死んでしまったディアンヌを登場させるには、たしかに、自殺をしてしまったの
だから、幽霊として登場させるしかないか・・・ と思いました。私は、てっきり、生きている間の
ディアンヌが出てくるのかと思っていたので、とても、意外でした。ちなみに、ディアンヌは、
アランにしか見えません。だけど、ディアンヌが、

死ぬのもいいものね。好きな人に会えるんですもの・・・

と言っていたのには、オイオイ!!って感じ?そして、アラン役のゆうちゃん(真飛聖さん)は、
やっぱり、ちょっと、

男役!!

と言う迫力が、いまいち、なかったような気がしました。それで、気になったのが、アランの右腕が
ないこと・・・。ディアンヌが、その理由を説明していました。革命の時に、怪我をして、右腕を失う
ことになったらしい。そして、みわっちさん(愛音羽麗さん)のオスカルも、評判はいいみたい
ですが、私としては、あまり、金髪の鬘が似合わなくて、みわっちオスカルは、いまいちだった
ように思います。そして、アランは、オスカルにキスしちゃうんですよね。アンドレは、その現場を
見てしまうんです。アンドレは、怒るどころか、同情しちゃうんです。貴族と平民で、結ばれない
ことを知っているアンドレですから、アランのつらさが分かったんでしょうね。だけど、キスされた後、
サーベルを持って、アランを追いかけるオスカルの行動が、よく分からない。なんだか、文句
ばっかりですね。(笑) だけど、よかったのは、壮さん(壮一帆さん)のアンドレ役!!似合い
すぎています!!目が見えなくなっているアンドレに、最初に気がついたのが、アランだったん
だよね。それを、言わないように懇願するアンドレとの約束を破って、衛兵隊の仲間に言ってしま
うんです。そして、パリに行くのを止めるのですが、結局、行くことになるんですよね。無理は
しないと言う約束で・・・。そして、革命が起こったときの国民の群舞は、とても、迫力がありました。
でも、本編のバスティーユのダンスには負けますが・・・。あのシーンは、一生懸命、国のために戦う
国民が怖いくらいでした。あまり、人数の少ない全ツーで、あれだけの群舞ができるのは、
すごいな・・・ と思いました。軍が、国民に発砲するところは、発砲の音だけで、国民の群舞で
革命の様子を表現していました。私としては、バスティーユの回想シーンを入れてほしかったなぁ・・・
と思いましたが、やっぱり、人数が少ないから無理なのかなぁ・・・?と思いながら、観ていました。
最後は、ナポレオン・ポナパルトが支配するようになって、アランは、邪魔な存在になり、
ナポレオンは、アランの暗殺を目論み、最後、アランは、殺されてしまうんですよね。でも、
アランは、オスカルやアンドレの思いを果たそうと努力をしていたのですが、無駄に終わります。
そして、「ディアンヌのそばに行きたくなった。もう、見るべきものは見た。」と言って、暗殺者に
あえて、銃で撃たせ、暗殺者達に囲まれて、サーベルを出し、それを杖にして、空を睨みつけて、
終わります。結局、アランも、

死んじゃうの?

って感じでした。ジェローデルも死んで、アランも、最後、死んでしまうのは、なんだか、寂しい
ですね。最後だけは、アランの弱さと強さを、ディアンヌを通して、表現していたと思います。
1幕は、なんだか、長いだけで、あまり、満足のいくものではなかったけど、この話って、他の作品、
例えば、「バレンシアの熱い花」、今、星組でやっている「スカーレット・ピンパーネル」にも繋がる
話しだなぁ・・・ と思いました。どちらも、フランス革命後の話ですからね。そう考えると、すごく、
おもしろいなぁ・・・ と感じた愛里でした。

そして、2幕の「エンター・ザ・レビュー」は、とても、よかったです。1幕が、すごく、長かった
ので、途中で、飽きていたので、ショーの「エンター・ザ・レビュー」は、とても、楽しめました。
特に、壮さんとゆうちゃんの絡みの部分は、息が合っていて、デュエットが、とても、よかったです。
そして、一番、強烈だったのが、

猛獣使いの壮さん!!

今まで観た中で、一番、似合っていたと思います。ニコニコしている壮さんも好きだけど、こういう
役も、似合っちゃうんですよね。壮さんって・・・。そして、女装(?)をしているゆうちゃん、すごく、
綺麗でした。赤いドレスを着ていて、舞台降りでは、通路側の人たちに、ハイタッチしていました。
やっぱり、ゆうちゃんは、ファンを大切にするんだなぁ・・・ と、つくづく、思いましたね。ちなみに、
髪型は、金髪のロングヘアーの鬘でした。やっぱり、ゆうちゃんは、綺麗な人だから、女性の格好を
すると、綺麗ですよね。ただ、声が、男役のままでしたが・・・。そして、ダンスのシーンなんかも、
とても、よかったです。

ダンスは、かっこよかった!!

だけど、ゆうちゃんには、これからも、トップとして、成長していってほしいと思います。