~ SERENE SKY ~

流風香(るうか)の日々の日記や好き勝手な自己主張、呟きを書いていくブログ♪

怖い優生保護法と精神障害者というレッテル

2018-05-13 | メンタル・健康
私は、精神疾患を持っており、今も通院しています。今では認知されつつあるうつ病です。
でも、両親からの虐待から発症する症状は、それだけではありませんでした。
いろいろな不安症、恐怖症、摂食障害などなど・・・ うつ病から枝葉的に発症していきました。
今は、父親が亡くなったこと、母親が施設にいることで精神的に安定してはいます。
ただ、一番症状がひどかった時、先生に入院したいと訴えたことがありました。
両親の嫌がらせ、毎日のように繰り返される深夜、早朝の両親の怒鳴りあいのケンカ、
精神的に弱っているのをいいことに父親への不満を私にぶつける母親の異常な行動や言動、
そのたびに、私は、動機やめまい、冷や汗がでて自分の部屋にすらいることができず、
近くの公園に避難してました。
でも、そうするのにも限界があり、精神的に不安定すぎて、先生に入院したいと訴えたのです。
その時の担当の先生からは、入院はやめた方がいいと言われ、私は、入院したことがありません。
当時の私には、入院が一番いい方法だと思っていました。
先生は、入院しない方がいい理由として、社会復帰したときに入院歴があるのとないのとでは雲泥の差があるから…
と言っていたように記憶しています。
その先生は、そんなことを言うような先生ではないと思っていただけに意外に感じたのを覚えています。
でも、今日のNHKの「長すぎた入院」という番組を見て…


先生の言ってたことは、こういうことだったのか…


と思いました。映像が古い感じがしたので、だいぶ前の番組なのかもしれません。
人権無視された精神病院が多いことは知っていました。
病気仲間の人が人間扱いされない病院に入院させられ、監禁状態になってしまった人もいます。
それは、入院したいと訴えてから、だいぶ、経ってから知ったことでした。
NHKの番組の中で、家族や社会からはみ出した人を入れるための「収容所」という言葉にぞっとしました。
今の日本に病院という名の「収容所」が存在する事実に…。
当時の担当医は、それを心配したのかもしれません。
番組で紹介された人たちは、20年、30年以上の時間を隔離された精神病院で生活していた人ばかりでした。
60代、70代になって、やっと、退院できた人たち…。
もう、症状がなくなり、健康的な精神状態になっても退院できなかった人たちがいる。
正直、ずっと感じていた疑問の答えが見つかった気がしました。


精神障害者は厄介者


という風潮と家族や社会の冷たさ、偏見や差別の塊のような日本社会。
精神病院の入院患者は、ほとんどが軽度の知的障害者や統合失調症の人ばかりでした。
私の脳裏に浮かんだのは、ナチスドイツのユダヤ人だけではなく、ドイツ人の精神病患者や身体的病気の人も収容所で殺してした事実と重なる気がしました。
優秀な遺伝子だけを残すために、そういう人間は社会の役に立たないから殺すべきという考え方に恐怖を感じました。
よくうつ病で会社には行けないのに旅行には行けるなんておかしい… という人いますよね?
いやいや… うつ病で外出すらできなかった人が、旅行に行こうと思い、行動できること自体が大きな進歩なんですよ。
健康な人に分かってもらおうとは思わないけど、分からないなら分からないでいいからさ…


何にも知らないんだったらさ…

余計なことばっかり言うのやめてもらえます?


って言いたくなる。ナチスドイツ時代、病気があると子供すら殺されていました。
中には、殺されているわけではないからいいじゃないか!!という人もいるかもしれない。
でも、私が一番怖いと思うのは、ネオナチ?と思うような考え方の若い人が多いこと…。


老人は十分生きたんだから、とっとと死ね

精神障害者は、何の役にも立たないから死ね


これって、ネオナチと同じだと分かってて行ってるのか、それとも、知らずに言ってるのか?
正直、判断できかねるところではあります。
ヒトラーが出てきた時代と今の日本や世界情勢は、とても、よく似てきているように感じます。
だからこそ、ネオナチ的な考え方をする人が増えたのかもしれない。
そう考えると、とても、怖い社会になりそうな気がしました。
そして、何十年も入院生活を送ってきた人たちが退院しても、そういう人たちを支援する施設や仕事が少ないこと、退院後、患者を支えるべき家族が…

面倒みきれないから迷惑

と言って何もしようとしない家族間の現実。
何十年も入院してたということは、親もかなりの高齢になっていて、実際、両親が介護を受けてもおかしくない年齢でした。
だから、それも、親御さんの本音でしょう。
ただ、家族だけでなく、社会にも受け皿となるものがない現状も問題のように感じます。
実際、生活保護や障害年金を受けている人が働きたいと思っても、仕事を始めた途端、受給していたものが全て止められます。
仕事を始めて、また、調子が悪くなっても、再申請、再受給までに時間がかかるので、安易に働くことができないという現実があります。
本当は、短時間から始めて、徐々に長時間勤務に移行したいと思ってても、短時間でも働いてしまうと受給を止められてしまうので

また、体調悪くなったら、どうしよう…

という不安がつきまとい、なかなか、働けない。しかも、世の中の生保受給者バッシングも強い。
こういう風潮、どうにかならないのかな?
この旧優生保護法って、ナチスの考えからきたものなの?とも思ったけど、昔、海外の要人が精神障害者に襲われたのがきっかけになったと番組の中で言われてました。
当時、欧米でも精神病院の長期入院は普通だったようですが、人権問題から精神病院での入院は、平均28日に減っているのに対し、日本の精神病院は5年以上入院しているケースが、ずっと、続いているようです。
国連からも注意を再三されているのにも拘らず、相変わらず、日本の長期入院させる精神病院という名の「収容所」は存在し続けている。
友人の知人で、統合失調症の人がいると聞いていたけど、その方は、持病のことを周りに隠して生きている。
薬を服用すれば、普通の生活を送れているのに隠してる。正直、なぜ、隠してるのか分かりませんでした。
だって、誰にも迷惑かけることなく生活できてるわけですよね?
それなら、堂々と持病のことを話してもいいのでは?と思ったからです。
でも、やはり、差別や偏見が怖いから、隠しているそうです。
なんか… これって…


絶対、おかしい!!


そう思ってました。でも、この番組見て、その方がいいのかなぁ…?と思いました。
何故かというと、その番組に出てきた30年以上入院してた男性は、若いころに、統合失調症で入院して良くなって退院、その後、親戚の家に行った夜、足をつって騒いでいたら、また、再発したと思われて入院させられて30年以上精神病院から退院できなかったという事実があるからです。
今、体の病気なら患者の意思が尊重されるけど、精神病院の場合は、まだ、家族の意向が尊重されているのかもしれません。
そうなってしまうと、なかなか、持病を周りの人たちに言うことはできないですよね。
だって、いつ、どの状況で病院送りになるか分からないですもんね(汗)
そう考えると…


旧優生保護法って、超怖い法律だ…


と、改めて思いました。だって、国家単位でやってるんだもんね。
この法律のせいで、人生台無しにされた人が、どれだけいることか…。
最近、この法律で避妊手術を強制された人たちが声を上げ始めているけど、当事者にとっては、相当、勇気が必要だっただろうなと思う。
今までは、世間の差別や偏見が怖くて、声を上げられなかったんじゃないかな?
「長すぎる入院」という番組を見て、いろいろと感じたことを書いてみました。
思うことはたくさんあるけど、とりとめなく書いてしまいそうなので、今日は、この辺で終わろうと思います。




宝塚から離れて思うこと

2018-05-04 | 宝塚への思い・宝塚一般
先日、宝塚を通じて知り合った友人からメールが来た。
月組のエリザベートを観劇し、その感想が書いてあったのですが…


全く、分からん!!(笑)


もう、おとめも買ってないし、PC壊れてTVを買ってもCS入らずにいるので、愛称言われても分からない。
う~ん… 私の中では、かなり、宝塚熱は冷めてしまったように思う。でも…


なぜ、魅力を感じなくなってしまったんだろう?


という疑問が出てきた。正直…

なんでだっけ?

という感覚しかないのです。それで、考えてみた。



宝塚から離れた理由


1.応援したいジェンヌさんがいない

べにちゃんもいいのよ。下級生時代から応援してたし…。でもね… なんていうのかな?
ずいぶん前から感じてたんだけど、何でもそつなくこなす優等生タイプが多くて、面白味のないジェンヌさんばかりになったという印象しかないからだろうな… と思う。
正直、私は、かっこいいだけのジェンヌさんは好きじゃない。なんて言うか…


個性のない人ばかりなのよ!!


このジェンヌさん、面白い!!と思う人がいない。だから、どんどん、つまらなく感じてしまうのです。



2.作品に面白味を感じない

これは、何が問題なのか、正直、分かりません(笑) 一応、PC壊れるまではCS入ってたので、最近の作品見てたんです。
でも、最近の作品で面白いと感じることが、ほとんど、ありませんでした。う~ん… 演出家の問題なのか、脚本なのか、ストーリー自体が面白くないのか…。
正直、自分でもよく分かりません。ただ、歌舞伎やシェークスピア作品のみをやってる役者さんの演技を見てるとね、説得力や迫力があるんですよ。
しかも、こういう役者さんたちは、色々な意味で極めてる人達ですよね?そういうの見ちゃうと、なんて言うか…


豪華な衣装着て、派手な演出の中でやるお遊戯会…


みたいに見えてしまうようになってしまったわけです。なんで、そんな風に感じてしまうのか、考えてみました。
あくまでも、私個人の意見ですが、最近のジェンヌさんって、何でも、そつなくこなすオールマイティにできる人が多いですよね?
でも、オールマイティに極めているわけではない。つまり、全て、中途半端なわけです。
例えば、フラメンコのシーンがあるとします。そうすると、フラメンコダンサーのところに行って習いに行ったりするけど、とりあえず、見れる程度までは見てもらえます。
でも、フラメンコダンサーから見たら、あくまでも…

とりあえず、形になっているだけ!!

なわけです。つまり、技術や知識が中途半端だから、本物を見てしまった今、お遊戯会を見ているように感じてしまうのかもしれません。
しかも、男役を、無理やり、主役にしちゃってるから、作者の訴えたいことがないがしろにされてることも多い。
日本では、宗教的なことは舞台で持ち出すのはご法度なのかもしれないけど、昔の欧米の作品は、宗教抜きには語れない部分が多いのに、そういうところが省かれてしまって、本質的に大事な部分が描かれていないことが多い。これでは、作者の訴えたいことが伝わらない。宝塚は、オリジナルも多いけど、以前より面白いと感じる作品が激減しました。なぜでしょうね?以前は、いい作品がたくさんあったのに…。



4.色々な意味で窮屈に感じる

宝塚から離れた大きな理由の一つです。例えば、以前、下級生の出待ちをした時、まとめ役の人にブログを監視され、ジェンヌさんに迷惑がかかるという理由だけで、ブログを更新するたびに電話が来て、訂正するように言われました。
私は、これで、精神的に参ってしまった経験があります。正直…


宝塚ファンに言論の自由はないのか?


別に、私は、悪口書いてるわけでもなんでもありません。
しかも、下級生だったので、きちんと組織立ったFCになっておらず、私自身、FCに入ったつもりもなく、ただの出待ちしてただけなのに…


上級生の写真を撮るな!!


と言われたので、もう、そこで、そのジェンヌさんとは縁を切りました。
この訳の分からない縛りの意味は、一体、なんなんだ?と思いますね。
上下関係が厳しいのは分かりますよ。でも、そこまで監視する必要あります?って聞きたいですね。
FCに入会すれば、それなりの特典はあるんでしょうけど、その代わり、自分の行動の一挙手一投足をFCから監視されるわけですよね?


気持ち悪い!!


だって、どこからみられてるか分からないんですよ?一種のストーカーみたいで、気持ち悪くないですか?
これは、性格もあるんでしょうけど、私には無理!!(笑)
FC入るなら、監視されるの覚悟で入った方がいいでしょうね。
出待ちしてた時、私にとって、宝塚や出待ちは気分転換する場所でした。
でも、こういった色々な縛りがあり、その中で、どんどん、ストレスがたまっていきました。
そのうち、気分転換どころか気が滅入ることが多くなってしまったので、宝塚に目が向かなくなりました。



5.非常識な宝塚ファンに辟易

出待ちしていると、写真をほしがる人がいるんです。FCのガードに入ってしまうと写真撮れませんから、後ろで出待ちしてる人に頼むしかないのは分かります。
退団パレードで場所取りしてる時に知り合った人からほしいと言われたこともあります。
そういう人に頼まれて写真をあげたりしてたんですけど、とにかく…


イラついたり、カチンとくることが多い!!


何故かと言うと、初めは申し訳なさそうに言ってくるんですよ。
でも、何度か、写真あげるようになると…

焼き増ししてもらって当然!!

みたいな態度になってくるんですね。それで、焼き増しを断ると…


商売してるくせに!!


とか暴言吐かれたり、ストーカー扱いされたりで、ひどい目に遭いました。
それに、出待ちしてると顔なじみができるのですが、その付き合いもめんどくさい!!
ほしくもない写真と自腹で写真を交換させられる(笑)
この記事の初めの友人から言われた一言もイラッときたことがあります。
観劇の後、食事をしてた時に出待ち写真のことで相談した時…


でも、流風香ちゃんは、写真見せたいんでしょ?


と言われたんですね。いや… 別に、見せびらかしたいわけじゃないですよ。
見せなくていいなら、その人に見せるのやめようかと思ったほどです。
ちなみに、この友人、毎回、相当な枚数の焼き増しを当たり前のように頼んできました。
まぁ、その時、色々とお世話になってたこともあったので、そのお礼がてら渡してたのですが、正直、


なぜに、上から目線?


とイラついた記憶があります。
この友人からは、何かにつけて観劇しないのかと聞かれます。
きっと、気分転換になるから… という意味でのお誘いということは分かってます。
基本的に、とても、いい人なので…。(でなきゃ、友達やってられない!!(笑)
でも、もう、私にとって、宝塚はストレスしか感じない場所になっているので、お誘いに応じることはありません。
電話で話してても…


気分転換に観劇して、その後、出待ちしてみれば…


とも言われます。きっと、出待ち写真がほしいんだろうなぁ… というのは、何となく、雰囲気で分かります。
旅行先で風景を撮るのに、もっと、シャッタースピードの早い機種がほしいと言えば、それで、出待ちすれば、いい写真撮れるね!!と、すかさず言われてました(笑)
そういうことが、結構、何度も続いてて、先日のメールだったので、ここに書いたようなことをメールで送りました。
月組エリザが、すごく良かったと興奮気味だったのが、私のメールで水を差されたのか、返信には、宝塚のことには一切触れてませんでした(笑)
親しくしてる人でさえ、こんな風にイラついたりするわけですから、そんなに仲良くない人に焼き増しは当然という態度を取られれば、イライラするのは当たり前ですよね。
しかも、ストーカー扱いされた人の母親(モンペ母=宝塚ファン)に…


写真をもらったら、その後、連絡なんかしないのが普通でしょ!!


と言われました。このご家庭では、写真もらうだけもらったら、お礼も何も言わずに連絡しないのが普通らしいです。
お里が知れますな。でも、こういう非常識な宝塚ファン、結構多いのではないかと思います。
好きなジェンヌさんの出待ち写真、ほしいのは分かるけどさ…


もう少し、譲る人の気持ち考えませんか?


って思う。だって、FC入ってガードに入るのは本人の自由ですよ。
でも、入待ち、出待ちする方は、早い時間に来て待って、観劇後に、また、立ちっぱなしで遅くまで待ってるわけですよ。
退団パレードの写真だったら、始発ですよ?始発!!
そして、一日中、劇場前で待ってるわけですよね?その気力、体力を、どれだけ消耗することか。
これは、やったことのある人じゃないと分からないと思う。
そんな思いをして撮った写真を、当然のように、そんな仲良しでもない人から何十枚単位で焼き増しして!!と言われたら…


はぁ?


ってなりますよ… そりゃ。しかも、なぜか、同じ写真を何枚も焼き増ししてというので、よくよく聞くと…


お友達の分!!


だそうです。もうね… 絶句ですよ。どこの誰かも知らない人のために焼き増しして、一人分づつ分けなきゃいけないんですよ?
それだって、相当めんどくさい!!だって、10人分だよ?それが、何十枚単位であるんだよ?
中には、100枚近くなってる人もいたし…。正直ね…


どんだけ図々しいんだ?


と思いました。だから、もう、あまりにも大変になってきたから、お断りしたら…


商売してるくせに!!


という暴言でしょ?(笑) もうさぁ… 普通の人なら…


もう、宝塚ファンと関わりたくねぇー!!


って思うの当然じゃないですか?(笑)


宝塚ファンに常識あるやついねーのか?


と、その時、思いましたね。まぁ、そういうのが、めんどくさくなったというか、あまりにもトラブルが多すぎて観劇すら行きたくなくなった… というのが本音です。
まぁ、ここまでのことは、友人に言ってませんけどね。
これが、宝塚から離れた理由です。FCやファンの質って大事だなぁ… と、この記事書いてて、改めて、感じた流風香でした。