12年間勤めた大学を退職いたしました。そのご挨拶です。

長きにわたり大変お世話になりました。
本日令和7年3月31日をもちまして東海学院大学を退職しました。同時に、公立学校教員時代も含め、48年間の教育・研究の仕事を引退します。これまで支えて下さった多くの皆様に心より感謝いたします。
先日27日に71歳の誕生日を迎えました。ある調査によると、日本人男性の平均健康寿命が72.68歳とのことでした。健康でいられる残された時間も限られてきたように思います。
ここ数年間、働き方改革の波に押され、目指す教師像が、私の教育観と合わなくなってきたように感じるようになってきました。私の教育観には、合理性・合理的という言葉はありません。講義内容にそれを加えられないことはありませんが、専門とする教科教育の研究者としての私の意には合わなくなります。
引退を大学に申し出たのは昨年の10月でした。「まだやれる」と「もういいでしょう」の狭間でずいぶん迷いました。
しかし、今は「よっしゃーと思える教育・研究生活だったなあ」と満足に満ちた気持ちです。
今まで関わった小学校教員時代の教え子たち、大学の卒業生、在学生たちにはずいぶん支えていただきました。ありがとうございました。そして、今までの同僚の先生方、先輩の先生方にお導きいただき、私を成長させていただきました。ありがとうございました。
1月23日に、48年間の最後の講義に臨みました。「保育内容・言葉」の最終回でした。子ども発達学科2年生の学生たちの真剣な眼差しが忘れられません。

そして、最後に学生の前に立ったのは3月28日の「入学前セミナー」の国語の基礎でした。目の前の新入生と4月に会えないのが少し残念です。

毎日約1時間30分ほどかけて通勤し、職員駐車場にクルマを停め、本館6階の研究室に入り、学内メールをチェックするという朝のルーティン。勤務最終日、がらーんとした研究室です。




帰り道、名神高速の春日井インターを過ぎた辺りで少し涙が込み上げてきました。
こうして満足して最終勤務日を終えられたのは、出会ったすべての皆様のおかげです。
48年間、本当にありがとうございました。
皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
いつもブログを読んでくださっっている皆様。職を離れる寂しさは大きいものですが、プレッシャーから放たれた開放感も大きなものがあります。物心がついた時には挙母(ころも)ルーテル幼稚園の園児でした。つまり、物心がついて以来、どこにも助続していなかったことがなく、その孤独感のようなものに対する不安。それと同時に、自由を得たという喜びも感じています。
今までどおり、バイク・ツーリング・ジムニー・キャンピングカー・キャンプ等々の話題でこのままブログを続けていきます。仕事は引退しましたが、ブログは引退はしません。リタイアしたクルマ好き、バイク好きの男がどんな楽しみに向かっていくのか、僕自身しだいにわくわくしてくることでしょう。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村

長きにわたり大変お世話になりました。
本日令和7年3月31日をもちまして東海学院大学を退職しました。同時に、公立学校教員時代も含め、48年間の教育・研究の仕事を引退します。これまで支えて下さった多くの皆様に心より感謝いたします。
先日27日に71歳の誕生日を迎えました。ある調査によると、日本人男性の平均健康寿命が72.68歳とのことでした。健康でいられる残された時間も限られてきたように思います。
ここ数年間、働き方改革の波に押され、目指す教師像が、私の教育観と合わなくなってきたように感じるようになってきました。私の教育観には、合理性・合理的という言葉はありません。講義内容にそれを加えられないことはありませんが、専門とする教科教育の研究者としての私の意には合わなくなります。
引退を大学に申し出たのは昨年の10月でした。「まだやれる」と「もういいでしょう」の狭間でずいぶん迷いました。
しかし、今は「よっしゃーと思える教育・研究生活だったなあ」と満足に満ちた気持ちです。
今まで関わった小学校教員時代の教え子たち、大学の卒業生、在学生たちにはずいぶん支えていただきました。ありがとうございました。そして、今までの同僚の先生方、先輩の先生方にお導きいただき、私を成長させていただきました。ありがとうございました。
1月23日に、48年間の最後の講義に臨みました。「保育内容・言葉」の最終回でした。子ども発達学科2年生の学生たちの真剣な眼差しが忘れられません。

そして、最後に学生の前に立ったのは3月28日の「入学前セミナー」の国語の基礎でした。目の前の新入生と4月に会えないのが少し残念です。

毎日約1時間30分ほどかけて通勤し、職員駐車場にクルマを停め、本館6階の研究室に入り、学内メールをチェックするという朝のルーティン。勤務最終日、がらーんとした研究室です。




帰り道、名神高速の春日井インターを過ぎた辺りで少し涙が込み上げてきました。
こうして満足して最終勤務日を終えられたのは、出会ったすべての皆様のおかげです。
48年間、本当にありがとうございました。
皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
いつもブログを読んでくださっっている皆様。職を離れる寂しさは大きいものですが、プレッシャーから放たれた開放感も大きなものがあります。物心がついた時には挙母(ころも)ルーテル幼稚園の園児でした。つまり、物心がついて以来、どこにも助続していなかったことがなく、その孤独感のようなものに対する不安。それと同時に、自由を得たという喜びも感じています。
今までどおり、バイク・ツーリング・ジムニー・キャンピングカー・キャンプ等々の話題でこのままブログを続けていきます。仕事は引退しましたが、ブログは引退はしません。リタイアしたクルマ好き、バイク好きの男がどんな楽しみに向かっていくのか、僕自身しだいにわくわくしてくることでしょう。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます