ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

2010.3 週に2度も長野県

2020-03-31 23:52:43 | ニンジャ650の部屋
 先週の木曜日は、北海道お参りの旅のために年休で連休にしておいた最終日でした。朝から雲一つない快晴。しかも予想最高気温20℃。バイクに乗れと言われているような気がしてきました。
 家庭の事情で朝からというわけにはいいきませんでしたが、それでも11時頃には時間がとれました。奥さんと二人で「乗るしかないね」ということになり、NinjaとVTRのカバーを外しました。やっぱカッコいいね、NinjaもVTRも。二人ともお気に入りのバイクです。行き先は・・・温泉でしょう。
 バイクに跨がり、足助方面へ。R153はいつ走っても気持ちがいいね~。桜が咲いてて、もう春なんだなあ。
 稲武の温泉ドングリの湯に着くと、なんかクルマが少ない。残念、「本日休業」の札。天気もいいし、あったかいし、平谷まで行っちゃおう。もちろん、奥さんも賛成です。
 R153はまだまだ気持ちのいいワインディングが続きます。長野県に入りました。
 根羽村を過ぎ、平谷村に入りました。月曜日も長野県にいて今日も長野。長野県ってドライブにもツーリングにもいい所だなあ。




 平谷温泉ひまわりの湯に着いて、まずはお昼ごはん。僕は天ぷらうどんに大好物の五平餅、奥さんは五平餅に信州牛コロッケのセット。コロッケを一口もらったら、これがまたパリッパリでうまい。


 お昼ごはんの後は目的の温泉です。平谷のお湯は昼神温泉のお湯とよく似ていてツルッツル。露天風呂に入ったらもう最高。
 お風呂上がりはもちろんフルーツ牛乳です。腰に手をあてて一気に飲んでいたらそこへ奥さんが。奥さんも牛乳かと思ったら違うの飲んでた。




 帰りは稲武からR257で名倉を通って設楽方面へ、設楽の田峯からR420で足助方面へ,そしてR473で野原川に沿って下山へと大回りをしてワインディングを楽しみます。その間、ほとんど右へ左へ重心移動を繰り返しっぱなしのライディング。クラッチ操作にギアチェンジも繰り返しっぱなしで忙しい忙しい。これがまたおもしろくてたまりません。
 冬期休業中の下山の野原川観光センターで暖かい缶コーヒーで一休み。それからさらにR301のワインディングが続きます。久しぶりにバイクで走る醍醐味を感じながら走りました。


 温泉とワインディングのお昼前スタートの約170kmコース。これいいかも。
 歳のせいか、ちょっぴり心地よい膝の痛みを感じました。
 いくつになっても、やっぱりバイクはおもしろいなあ。


 4月3日は僕の大学の入学式です。正門の桜並木も、新入生を心待ちにしているかのように花を咲かせ、今日31日は8分咲きくらいでした。


でも・・・、コロナ感染予防のため入学式は行われません。ガイダンスのみで、授業も1週間遅らせてスタートです。大学生活に胸を膨らませて来てくれる新入生たちがなんだかかわいそうです。

にほんブログ村 バイクブログ 夫婦ライダーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.3 シュピーレンで長野周辺2泊ドライブ

2020-03-28 23:51:02 | キャンピングカーの部屋
 大学の卒業式が終わったら北海道へ1月に亡くなった従姉妹のお参りに行く予定でした。でも、北海道はコロナ感染のため非常事態宣言が出されたため、フェリーもホテルもキャンセルしました。と言うことは、海運業者もホテルも、予定していたはずの収入が無くなったということです。もちろんたった2人分なので微々たるものですが、大勢の人が同じことをしたら・・・いや、しているはず・・・。これ、マズイでしょう。で、北海道には行けなくなったけどドライブには出かけることにしました。1泊目は車中泊、2日目は旅館泊ということで、出かけました。


<3月21日>
 午前11時に家を出て、豊田松平インターから東海環状道~中央道を走って恵那峡SAでお昼ごはん。僕は支那そば唐揚げセット、奥さんは鉄板ナポリタン。昔っぽいメニューに惹かれました。そして、食後はリビングモードのシュピーレンでコーヒータイム。のんびりしたドライブです。
 食事がすんだら再び中央道~長野道で長野インターへ。目指すは川中島合戦跡。




 3時半頃に古戦場跡に着きました。そして、古戦場の脇に建てられた長野市立博物館に入りました。


1000万年前の地形から長野盆地ができた6万年前へ。日本海から入り込んだ大きな湾が何回かの隆起によって盆地になりました。そして縄文時代から弥生時代へ、稲作の盛んな地域でした。そしていよいよ川中島の合戦があった室町末期の戦国時代へ。






 12年間5回にわたる上杉と武田の戦が繰り広げられたのが千曲川を挟んだ川中島で、もっとも激しい戦いが繰り広げられたのがここ八幡原でした。その後、江戸から明治の養蚕業~織物工業、そして懐かしい昭和の生活へと、長野の歴史を知ることができました。
 川中島の合戦。人生は戦い・・・かもしれません。今は世界中の多くの人がコロナと戦ってます。特に観光業に飲食業に従事している人達はこのところ毎日激しいが戦いが続いているのです。
 さて、その川中島の合戦の八幡原、こりゃあ広いわあ。今は堤防の内側には畑が広がり、堤防の外側は広い公園として整備され、とても400数十年前に大きな戦があったとは思えないのどかな光景です。ウォーキングがてら八幡原の公園、つまり合戦跡地をぶらぶら歩き、ベンチに腰を下ろし、コーラで喉を潤しました。戦いは必ず収束を迎え、普通の日々が訪れる・・・コロナで大打撃を被った人達にはなんとしても持ちこたえてほしい・・・そんなことを思うひとときでした。




 広い合戦跡地を適度にウォーキングし、次に向かったのは小布施温泉あけびの湯です。ここは2度目ですが、なんかズーンとくる重い感じのお湯で、かすかに硫黄の香りがするいかにも温泉らしい温泉です。熱めのお湯も露天風呂なら首から上がちょっと寒くていい感じ。やっぱり温泉はいいわあ。お湯から上がってからもいつまでも体はポカポカでした。




 温泉のあとは晩ごはんです。僕にしてはめずらしくヒレカツ定食なんかを食べちゃいました。


 そして、今夜の宿は前回の長野の旅と同じ道の駅オアシス小布施です。
 シュピーレンの中で、テレビを観ながら大好物のヨーグルトに熱いコーヒーでゆったりまったり。このひとときはたまりません。奥さんが眠そうにしています。シュピーレンの中をベッドモードにし、FFヒーターの効いたぬくぬくの車内で眠りに就きました。






 明日の宿泊は戸倉上山田温泉です。温泉街が風情があっていいそうです。楽しみ~。

<3月22日>
 道の駅オアシス小布施でのシュピーレン泊はよ~く眠れました。シュラフとマットを畳み、ベッドモードからリビングモードにして、いつもと同じようにパンとスープと朝食です。それから朝ドラ「スカーレット」を観ながら食後のコーヒー。






 道の駅オアシス小布施を出て、まず向かったのは小布施町の隣の高山村にあるフロットモビールという自動車の工房です。シュピーレンを製作している会社です。
 工場に着くと、社長さんの高森さんが出迎えてくださいました。工場に入ると、数台のライトエースバンがキャンピングカーのシュピーレンに生まれ変わっていく途中でした。なんと、今制作中のクルマが171台目ということで、なんだか仲間がどんどん増えていくようでうれしくなりました。今回訪れたのは、テレビのディスプレーを一回り大きいサイズのものに変更することとと、後部の棚の追加をするためです。去年の秋の名古屋キャンピングカーショーで高森さんとお会いした時にお願いしました。




 午前中に作業が終わるということで、その間マツダフレアを貸していただき、高森さんが紹介してくださった渋温泉の先の地獄谷野猿公苑に行くことにしました。
 シブ温泉に向かって走ると、40分ほどで地獄谷に着きました。駐車場から5分ほど歩くと野猿公苑のゲートがありました。えええっ、「1.6km25分」の看板と目の前の急な上り坂。すぐ近くじゃないんかい。座骨神経痛の治療中の僕には無理かも・・・と、ひるんでしまいました。それでも、温泉に浸かるサルも見てみたいし。奥さんと相談して、ゆっくりペースで行こうということにしました。僕の理想とする信条「迷ったらやれ」です。




 時折小雨のパラつく山道を歩くこと30分、極めつけの最後の急坂を上った所にサルたちがいっぱい。
 入場料800円×2を払って柵の中に入るといましたいました、温泉の周りに集まっているサルたちが。その中の家族3人、違った!家族3匹が気持ちよさそうに温泉に浸かってる。


 サルたちのかわいいこと。この光景、テレビの旅番組では何度も見ていますが、ナマで見るのはもちろん初めて。温泉の周りのサルたちも毛繕いをしていたり、追いかけっこをしていたり、見ていて面白くてたまりませんでした。足よ壊れろ!とばかりに歩いた甲斐がありました。あまりのかわいさと面白さでその場を離れたくないと思いましたが、そういうわけにもいかず、後ろ髪を引かれる思いでぬかるんだ山道を戻りました。










 すでにお昼を過ぎていたので、野猿公苑近くのカフェENZA(猿座)で善光寺白味噌ラーメンを食べました。おいしいけど、やっぱり三河人は赤だしのがいいなあ。とっても雰囲気のいいカフェだったので美味しいコーヒーもいただきました。






 高山村のフロットモビールに戻ると、僕のシュピーレンの作業は終わっていました。数ある小型キャンカーの中からシュピーレンを選んだのは、社長さんのお人柄とキャンカー作りへの情熱も決め手の一つになっています。シュピーレンのオーナーになって4年、シュピーレンの楽しさや使いやすさにもそれが表れているような気がします。
 スズキのマツダ車のフレアからシュピーレンに乗り換え、従業員の皆さんに別れを告げ、今日の宿泊地の戸倉上山田温泉「清風園」に向かいました。
 雨が降っていたので寄り道もせずに行ったので、着いたのはまだ4時少し前でした。千曲川の見える部屋で大相撲の千秋楽を観て、のんびりと温泉に浸かり、信州牛のすき焼きで信州の味を楽しみ、またまたテレビを観て、またまた温泉に浸かり、い~い気持ちで旅を楽しみました。










 大きな旅館ですがなんとなくひっそりとしていて、大浴場もほぼ貸し切り状態で独り占めです。3連休の中日だというのに。これもコロナの影響なんだろうなあ。僕は、過度の自粛は関係業種の人達に辛い思いを強いてしまうことになり、あまりいいことではないと思っています。感染予防のため、多くの人が集まる所を避ける、頻繁に手洗いをする、この2つを心がけて、楽しく、また普通の生活をしたいものです。

<3月23日>
 長野ドライブ三日目、朝から食った食った!。清風園の朝ごはん、美味すぎです。
 朝からいい天気で、旅館を出て上山田温泉の温泉街を少し散策しました。まずは千曲川。上山田温泉の売りの一つが千曲川の美しさです。部屋から眺めた千曲川はとてもきれいに見えましたが、河原に下りて見ると・・・昨年の台風の爪痕が。川原は濁流の川底となり、川原の木々は茶色く斜めになっていました。それでも川の澄んだ水は悠々と流れ、美しさを取り戻してきていました。


 旅館街に出てみると、古い通りに昭和の温泉街の雰囲気が漂い、なぜか日本っていいなあと思えてきます。




 クルマに戻り、向かった先は姨捨山。姨捨山には日本一景色のいい駅と言われているJR篠ノ井線の姨捨駅があります。その近くに長野道のスマートインターがあるので、そのまま高速に乗って帰ることができます。
 カーナビに従って坂道を登る登る。たっかい所にJRの線路も、高速道路も通っているもんだ。
 姨捨駅に着きました。新しいきれいな駅舎でしたが、駅員のいない無人駅でした。駅に入って下り線のホームに出ると・・・おおお~っ、すげえ~。なんと蛇行する千曲川に沿って長野盆地全体が一望できるのです。遠くに見えるのが一日目に行った川中島古戦場の八幡原、手前に見えるのが千曲の戸倉上山田温泉。いい天気でよかった~。
 ホームのベンチも線路側ではなく、外側を向いています。線路を見てるより景色を見る方がずっといいわなあ、たまにしか列車来ないし。






 さすが日本一景色のいい駅と言われている駅でした。
 姨捨駅を出てまたまた坂道を登り、長野道姨捨SAスマートインターから高速に入り、家路につきました。お昼も過ぎましたが、朝からお腹いっぱいに食べたので腹が減ってない・・・けど、一応区切りをつけないと。で、岡谷JCTから中央道に入って最初のPA辰野パーキングのコンビニでパンを買ってシュピーレンの中で軽く昼食をとることにしました。




 おっ、昨日フロットモビールで取り替えたちょっと大きめのディスプレーでテレビが見れる!。朝も旅館で観たスカーレットを大きめの画面で観たら、やっぱりいいわあ。
 軽くパンを食べただけでお腹いっぱい。ペットボトルのコーヒーを飲みながら辰野PAを後にしました。
 お腹いっぱい、ポカポカした車内、単調な道、だんだん眠くなる眠くなる・・・。隣の奥さんもうつらうつら。
 マズイぞ!居眠り運転になりそう。どこかで寝てから帰ろう。ということで飯田の手前の座光寺PAでひと休み。シュピーレンのベッド、気持ち好すぎ~。30分のつもりが1時間、1時間のつもりが1時間半。こうなると仮眠じゃないね。た~っぷり寝て気分爽快。ナビでは4時頃家に着く予定が、家に着いたのは6時近くになっていました。


 それにしても面白かったなあ、長野の旅。古戦場にサルの温泉、そして姨捨駅からの眺め。
 コロナのことで予定していた北海道はキャンセルしてしまいましたが、個人的にはレポートの中に書いたように過度な自粛はよくないと考えています。感染予防を心がけた上で、普通に生活し、普通に楽しむ事がいいことだと思えるドライブになりました。

 出発するまえの日は、僕の大学の卒業式でした。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。コロナ感染予防のため全学部全体での式典も、謝恩会もなく、学科だけのこじんまりとした卒業式になってしまいました。これもいつかきっといい思い出になると思います。子ども発達学科のみ~んな、優しかったね。社会での活躍を期待しています。





にほんブログ村 バイクブログ 夫婦ライダーへにほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へにほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへにほんブログ村
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.3 鉄旅⑭ 信楽高原鉄道(滋賀)の旅

2020-03-13 23:26:15 | ローカル鉄道の部屋
「汽車の窓からハンケチ振れば~」「高原列車はラララララ行くよ~」
 誰の歌だったか、僕が子どもの頃にはもう「なつメロ」になっていました。でも、子ども心に、その美しい情景を想像していたことを覚えています。信楽高原鉄道の列車に乗っている時も、そして、帰ってからこれを書いている今も、なぜかこの歌が頭の中をぐるぐる巡っています。
 まずは、これまでのバック・ナンバー <カテゴリー:ローカル鉄道の部屋>です。



⑬熊本・熊本市電
⑫鉄旅スペシャル 神奈川~熊本・「昭和」駅から「平成」駅へ
⑪静岡・伊豆箱根鉄道駿豆線
⑩東京~埼玉~群馬・JR八高線
⑨埼玉・秩父鉄道
⑧山梨~静岡・JR身延線
⑦静岡・伊豆急行線
⑥千葉・小湊鐵道
⑤福井・えちぜん鉄道三国芦原線
④東京・JR青梅線
③神奈川~静岡・JR御殿場線
②神奈川・箱根登山鉄道
①千葉・銚子電鉄


 2014年の銚子電鉄の旅で味をしめて以来、今回で14回目になりました。こうして並べてみると静岡東部~関東一帯が多いのが分かります。僕、関東周辺の鉄道が好きなのです。今回も、はじめの計画では、鹿島臨海鉄道か東武東上線のどちらかにしようと思っていました。そこへ新型コロナウィルス感染の広がり。よっぽど大丈夫だろうとは思いましたが、首都圏周辺の主要駅は大勢の人が集まる場所です。今回は避けた方が賢明な気がしてきました。
 そこで思いついたのが、クルマで1時間半で行ける滋賀県の信楽高原鉄道でした。30分もあれば端から端まで行くことのできる短い距離の鉄道です。ぶらぶら歩ける所もいっぱいありそうです。夜のうちに移動して車中泊すれば、たった一日で鉄旅を楽しむことができるのです。


<3月6日>
 前日の夜にクルマで移動し、道の駅「あいの土山」で車中泊をしました。さすがに国道1号線を走るトラックの音が気になりましたが、うるっせえなあと思っているうちに眠ってしまいました。2時半頃、あっつ~と思って目を覚まし、ヒーターを弱めて次に気づいたのはスマホのピピーピピーというやかましいアラームの音でした。


 パンと温かいスープ、そして食後のコーヒーで朝食を済ませ、8時に道の駅を出ました。
 向かった先は信楽高原鉄道信楽駅です。甲賀土山ICから信楽ICまでは新名神、そこから信楽駅まではR307で30分ほどで着きました。

 駅のすぐ横に信楽高原鉄道利用者用無料駐車場がありました。これは便利です。
 信楽駅で、一日フリー乗車券(940円)を買い、まずは一気に始発駅の貴生川まで(470円)わずか23分の旅。信楽高原鉄道は終点と始発駅を入れても6駅しかないのです。とっても短い路線です。


 スタートの貴生川駅で折り返し運転をするので、停車時間はわずか7分しかありませんでした。ところが、貴生川駅はJR草津線、近江鉄道本線、信楽高原鉄道の3路線の駅があるターミナル駅です。一度外に出て、駅の写真だけ撮ってすぐに列車に乗りました。




 貴生川駅の次の紫香楽宮跡駅で途中下車です。貴生川~紫香楽宮跡駅の1区間だけで全線の半分以上の距離を走ります。出発してすぐに登り坂、眼下に貴生川の町と広い盆地が広がっていました。そこからです、冒頭の高原列車の歌が頭の中を巡り始めたのは。列車はしだいに林の中をひたすら走るようになります。
 13分間の高原の旅を終え、最初の駅の紫香楽宮跡駅に着きました。ホームから出ても駅舎はありません。あるのはトイレだけ。トイレの建物を見て、駅舎かと思っちゃいました。


 駅から住宅街を抜け、10分ほど歩いた所に紫香楽宮跡の一部がありました。案内板を読むと、奈良の都の前の3年間だけこの地に都があったとのことでした。宮跡には笹藪の中に礎石がたくさん並んでいました。案内板には五重塔なども描かれていましたが、完成することなく奈良への遷都となり、幻の都となってしまったのです。当時の天皇の聖武天皇の命を受け建立された東大寺の大仏も、はじめの予定ではこの地に建立されるはずだったとのことでした。すごい所を歩いてるよ、僕たち。






 次の駅は雲井駅です。歩いても行ける距離でしたが、僕たちは鉄旅をしているのです。わざわざ紫香楽宮跡駅に戻って、列車に乗りました。
 紫香楽宮跡駅のホームで列車を待っていると、定刻通りに朱色の一両だけの車両がやってきました。
「なんか、かわいい。」
妻がそう行って、写真を撮っていました。


「旅番組で電車を見て『かわいい~』って言ってるのを見て、電車がかわいいわけないじゃん、バカみたいって思ってたけど、本当にかわいいって思えちゃった。」
と言っていました。そうなんです、かわいく見えるんです。
 次の雲井駅は、駅舎より立派なトイレがあるとのこと。かわいい列車に乗って1分、雲井駅で下車しました。ホームから出ると、確かにどっちが駅でどっちがトイレか分からないような駅でした。情報どおり、トイレの方が立派な建物でした。間違えて改札のつもりでトイレに入っちゃう人がいるかもしれないなあ。


 駅から南に向かって10分ほど歩いて、日雲神社に行ってみました。線路に沿って歩くと、雰囲気は昭和30年代。大きな空き家の古民家がありました。広い庭もあって、500万円くらいなら買ってもいいかなと思いました。でも、生活するにはちょっと不便そうだなあ。
 日雲神社は、境内の中に線路がある珍しい神社です。おもしろかったね、ここも。もちろん、ちゃんとお参りをしました。






 雲井駅に戻り、再びかわいい列車に乗りました。次の勅旨駅はパスして、その次の玉桂寺前駅で途中下車しました。


 この駅での目的地は駅名でもある玉桂寺です。林の中の柵を開けて狭い坂道を登ります。すると、線路を跨ぐ吊り橋があります。僕、吊り橋が嫌いなのです。怖いから・・・。


「もっと速く歩いてよ」
「ムリ、危ない、落ちる。」
「落ちるわけないじゃん。」
 なんで平気で歩けるか僕には分からん。
 吊り橋を渡ると、次は狭い下り坂。下りきったところに小さな集落があり、そこに玉桂寺がありました。玉桂寺が見えた辺りからいかにも荘厳な雰囲気が漂っていました。
 玉桂寺は大きなお不動さんに古くて立派な社殿があり、格式の高いお寺ということが分かります。本殿とお不動さんにお参りをし、せっかくだから御朱印もいただきました。ボケ防止に効くそうです。僕はボケてもいいけど、奥さんがボケたら困るなあなって思ったので、この御朱印は奥さんのためのものということにします。








 再び、玉桂寺前駅に戻りました。こわ~い吊り橋は奥さんに先に行って待っててもらいました。
 玉桂寺前駅の次は終点の信楽駅です。今回の鉄旅最後の列車を降り、改札を出るとちょうど朝ドラの「スカーレット」が始まったところでした。毎日研究室で愛妻?弁当を食べながら観ているので、観ないわけにはいきません。




 「スカーレット」が終わって、駅舎の外に出ました。朝から歩き回って、お腹がぺこぺこ。お昼は近い所で食べようと、駅前にある蕎麦屋に入りました。しいたけ蕎麦1杯でお腹がいっぱいになったのかならなかったのか、とりあえず蕎麦でお腹を満たし、信楽駅周辺の散策です。


 駅にあったパンフレットを見て、窯元の多い通りを中心に歩くことにしました。つぼ坂とかろくろ坂と名付けられた小径を散策しました。坂道だらけなのですね、窯元のある小径は。駅を出て駅前の通りはまさにタヌキの焼き物だらけ。信楽のポスターといえばタヌキの焼き物。でも実際は、信楽焼には奥の深いものがあります。


 窯元が散在する小径の一つろくろ坂と呼ばれる坂を歩いていると、坂のてっぺん辺りに大きな登り窯がありました。そして、すぐ横にカフェとギャラリーがあったので、登り窯を見ながら美味しいコーヒーをいただきました。ギャラリーに入ると、自然釉によるなんとも言えない色合いのお皿に感動し、なんだか心が惹き付けられたような思いがしました。






 これで信楽高原鉄道途中下車の旅は終わりです。
 信楽駅に戻り、列車からシュピーレンに乗り換え、信楽ICから新名神に入り、家路に急ぎました。途中の土山SAで軽食。蕎麦だけではちょっと腹がへって。いっぱい歩いたし。あとはひたすら新名神~伊勢湾岸道~東海環状道を走って豊田松平ICへと一直線。
 たくさん歩きました。スマホの歩数計では15000歩を超えていました。10km以上歩いたのかなあ。
 信楽高原鉄道沿線の途中下車旅、超満足!!の旅でした。
「汽車の窓からハンケチ振れば~」「高原列車はラララララ行くよ~」
「古っ!」今なお、頭の中を巡っています。

にほんブログ村 バイクブログ 夫婦ライダーへにほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へにほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.3 シュピーレン車中泊で信楽散策15000歩

2020-03-09 23:35:14 | キャンピングカーの部屋
 鉄旅、決行です。ただ、当初の予定を縮小してクルマで2時間も走れば着くことのできる滋賀県の信楽高原鉄道に乗って鉄分補給をすることにしました。
 決行は先週の金曜日。奥さんも休みが取れたので、二人で信楽界隈を歩くことにしました。今回も、前夜のうちに移動してアサイチ作戦です。


<3月5日:夜>
 夜の高速道路って、なんか旅情を感じていいもんだなあ。豊田松平ICから東海環状道、そして伊勢湾岸道を強風にあおられながら鈴鹿SAへ。その後、新名神で、え、え、え~、雪が降ってきた~。


 僕のシュピーレンは4WDにスタッドレス。今年はほとんど雪を見ていないので、「もっと降れ~」なんて思って走っていましたが、甲賀土山ICを出る時にはすっかりやんでいました。奥さんは「初雪~」なんて言ってたけど、僕は岐阜勤務なので今日で3度目。今年は本当に少ないなあ。
 夜のR1を走り、甲賀温泉「やっぽんぽん」で遅めの晩ごはん。二人とも鍋焼うどんであったまり、つるっつるの気持ちのいい温泉での~んびり。露天風呂に入ろうかなあと思いましたが、外気温は0℃。すっぽんぽんで外に出る勇気はないなあ、ないなあ、ないなあ・・・ある!!。





 真冬の気温の中での露天風呂もなかなかいいものでした。
 いつものように風呂上がりのフルーツ牛乳を飲んで、この日の宿、道の駅「あいの土山」に向かいました。
 まだ10時でした。シュピーレンの中でテレビを観ながら温かいコーヒーを飲んでゆったりまったり。




 このところ、休日になると奥さんと二人でウォーキングをしています。翌日の信楽高原鉄道で途中下車をしながらのウォーキングが楽しみでした。


<3月6日>
 キャンカー泊2日目の金曜日。
 国道1号線沿いの道の駅「あいの土山」での車中泊はさすがに国道を走るトラックの音が気になりました。でも、寝てしまえば音がないのと同じ。外気は0℃でも車内はFFヒーターでポカポカ。うるっせえなあと思っているうちに眠ってしまいました。2時半頃、あっつ~と思って目を覚まし、ヒーターを弱めて次に気づいたのはスマホのピピーピピーというやかましいアラームの音でした。


 パンと温かいスープ、そして食後のコーヒーで朝食を済ませ、8時に道の駅を出ました。


 向かった先は信楽駅です。甲賀土山ICから信楽ICまでは新名神、そこから信楽駅まではR307で30分ほどで着きました。
 駅のすぐ横に信楽高原鉄道利用者用無料駐車場がありました。これは便利です。




 信楽駅で、一日フリー乗車券を買い、まずは一気に始発駅の貴生川までわずか23分の旅。信楽高原鉄道はとっても短い路線なのです。


 スタートの貴生川駅はJRR草津線、近江鉄道本線、信楽高原鉄道の3路線の駅があるターミナル駅です。一度外に出て、駅の写真だけ撮ってすぐに列車に乗りました。
 貴生川駅の次の紫香楽宮跡駅で途中下車です。


 10分ほど歩いて紫香楽宮跡に行ってみました。奈良の都の前の3年間だけこの地に都があったとのこと。宮跡には笹藪の中に礎石がたくさん並んでいました。案内板には五重塔なども描かれていましたが、完成することなく奈良への遷都となり、幻の都となってしまったのです。東大寺の大仏も、はじめの予定ではこの地に建立されるはずだったとのこと。すごい所を歩いてるよ、僕たち。




 次の下車駅は隣の雲井駅。歩いても行ける距離ですが、僕たちは鉄旅をしているのです。わざわざ紫香楽宮跡駅に戻って、列車に乗りました。
 雲井駅は、駅舎より立派なトイレがあるとのこと。確かに、どっちが駅で、どっちがトイレか分からないような駅でした。


 歩いて10分足らずの所にある日雲神社に行ってみました。この神社は、境内の中に線路がある珍しい神社です。おもしろかったね、ここも。もちろん、ちゃんとお参りをしました。


 雲井駅の次の勅旨駅をパスしてその次の玉桂寺前駅で途中下車。


 こわ~い吊り橋を渡って玉桂寺に向かいました。
「もっと速く歩いてよ」
「ムリ、危ない、落ちる。」
「落ちるわけないじゃん。」
 なんで平気で歩けるか僕には分からん。


 玉桂寺はいかにも荘厳な雰囲気が漂っていました。大きなお不動さんに古くて立派な社殿。ぼけ防止の御朱印をいただいて玉桂寺前駅に戻りました。こわ~い吊り橋は奥さんに先に行って待っててもらいました。


 玉桂寺前駅の次は終点の信楽駅です。ちょうど「スカーレット」が始まったところだったので、駅舎で観てから外に出ました。駅前の蕎麦屋でしいたけ蕎麦を食べ、周辺の散策です。駅にあったパンフレットを見て、窯元の多い通りを中心に歩くことにしました。駅前通りはタヌキの焼き物だらけ。信楽のポスターといえばタヌキの焼き物。でも実際は、信楽焼には奥の深いものがあります。




 坂道の多い狭い通りに窯元が散在していました。ろくろ坂と呼ばれる坂の上で大きな登り窯を見つけました。すぐ横にカフェとギャラリーがあり、登り窯を見ながら美味しいコーヒーをいただき、ギャラリーでは自然釉によるなんとも言えない色合いのお皿に感動し、なんだか心が惹き付けられたような思いがしました。


 信楽駅に戻り、信楽ICから新名神に入り、土山SAで軽食。蕎麦だけではちょっと腹がへって。いっぱい歩いたし。あとはひたすら新名神~伊勢湾岸道~東海環状道を走って豊田松平ICへ。


 たくさん歩きました。スマホの歩数計では15000歩を超えていました。10km以上歩いたのかなあ。
 信楽高原鉄道沿線の途中下車旅、超満足でした。
 鉄旅の部分は概略だけを載せたので、近々、「鉄旅⑭」として詳しく紹介しようと思います。

にほんブログ村 バイクブログ 夫婦ライダーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020.3 バイクより自分の足?

2020-03-04 23:39:10 | いろいろ思う部屋
 鉄旅に向けて、「歩く!」

 先週末、またまた歩いちゃいました。実に健康的!!・・・まあ、神経系のリハビリのようなものだけど。
 土曜日はたった一人の姪の結婚式でした。2年前に父(僕の弟)を亡くしているので、僕が花嫁の父親代わりになって入場。子供のいない僕は、なんかヘンな感じ。そして、緊張した~。




 やっぱり感動したね、姪のウエディング姿、赤ちゃんの頃からよく弟が家に連れてきてくれたから。これからは旦那さんと一緒にいっぱい遊びに来てほしいなあと思いました。いい人オーラが出ている旦那さんですから、きっと幸せな人生が待っていると信じています。


 で、日曜日。いつものように午前中は家の掃除のお手伝い。
 お昼から奥さんは買い物に・・・僕はNinjaでぶら~り・・・ん?、ちょっとまてよ、天気はいいし、暖かいし、ちょっとウォーキングしたくなって「一緒に歩いて買い物に行こうか」と言うと、奥さん即座に賛成。
 スーパーまで思いっきり大回りしてウォーキングを兼ねて買い物に出かけました。
 リュックを背中に、まずは住宅街の下り坂。


 下り終えたところに小さな菩薩様が。


 続いて野見山の裾野をだらだらとした上り坂。






 極めつけの急坂を上りきった所が五ヶ丘の交差点。ローカルな地名になってきたぞ。


 今度は外環状を泉町交差点まで下り坂。


 交差点からR301の上り坂。


 その途中にスーパーがあります。そこでまたスーパーの中をぶらぶら歩いて買い物。
 僕のリュックは鉄旅用の椅子付きリュック、奥さんのはメルセデスF1チームのオリジナルリュック。実はこれ、僕のリュック。二つのリュックに、白菜やら牛乳やら豆腐にジャガイモに納豆エトセトラエトセトラ。




 坂道を歩いてヘロヘロになってから、さらに背中に荷重がかかりました。もうちょっと坂道を上り、ミニストップ野見山店から住宅街に入って家に到着。あっつ~い。
 歩数計は約4300歩を示していました。だいたい3kmくらいかなあ。たいした距離じゃないけど、アップダウンはきつかった~。


 電チャリもバイクもいいけど、ほんとうは自分の足で歩くのが一番いいんだろうなあ。

 「歩く」と言えば、予定していた鉄旅です。途中下車してはそこら辺りをぶらぶら歩いて鉄分補給。そこで困ったのがコロナ騒ぎ。できる限り人との接触を減らす・・・という配慮は必要だろうなあと思えてきました。
 はじめの計画では、鹿島臨海鉄道か東武東上線のどちらかを最終候補路線と決めていました。僕、関東の鉄道が好きなんです。関東のライダーの北の玄関口の大洗、小江戸として魅力を感じている川越。電車に乗って行ってみたいなあ、なんて考えていました。そこへあの新型コロナウィルスの感染の広がり。よっぽど大丈夫だろうとは思いましたが、鹿島臨海鉄道か東武東上線のどちらにしても都内の大きな駅で乗り換えます。首都圏の主要駅は大勢の人が集まる場所です。今回は避けた方が賢明・・・な気がしてきました。
 そこで目をつけたのがほとんど感染者がいない中国地方でした。岡山まで新幹線で行き、JR桃太郎線(吉備線)の途中下車旅です。吉備津神社など桃太郎伝説にまつわる興味深い所がいくつもあります。ほぼ計画がまとまったところで、「新幹線はマズイんじゃないか」・・・。そこで、一日余分に休みをとってシュピーレン(小型キャンピングカー)で行くことに計画を変更しました。シュピーレンなら寝泊まりも食事も移動も自分専用の部屋です。
 そこで思ったのが、このご時世、3日間も出歩いていていいものだろうかということでした。なんか、自粛ムードに乗ってしまって。そこでさらに計画を縮小して、クルマで1時間半で行ける滋賀県の信楽高原鉄道です。30分もあれば端から端まで行くことのできる短い距離の鉄道です。ぶらぶら歩ける所もいっぱいありそうです。夜のうちに移動してシュピーレンの中で車中泊すれば、たった一日でも十分な時間をとることもできます。資料館などは閉館しているようですが、目的は「途中下車して駅の周辺歩く」ですから、これで決まり・・・かなあ。
 中止という選択もあったのですが、観光客激減で蒲郡(愛知)の老舗旅館が廃業という報道で「完全自粛」はよくないと思いました。報道ステーションで大きく取り上げられた廃業した西浦温泉「富士見荘」は、子どもの頃によく連れていってもらった旅館で、最近では、母の米寿のお祝いでも利用させてもらった旅館です。若い支配人のIさんが家族写真を撮ってくれて、フレームに入れてプレゼントしてくれました。facebookで友達にもなっています。老舗旅館を引き継ぎながら自分の代で廃業を決断するというのは本当に辛かったことと思います。だから、極端な「自粛」には反対なのです。
 大幅縮小の鉄旅計画ですが、実のところ、まだ迷いはあります。「不要不急の外出は控えるように」というお達しです。鉄旅はまさに「不要不急の外出」です。
 前回の投稿同様・・・さあ、どうする!!僕。休みは今週の金曜日です。行くとしたら、明日の夜です。シュピーレンのサブバッテリー、充電しとこっ。

にほんブログ村 バイクブログ 夫婦ライダーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする