ELEVEN HOUSE

バイクはカワサキ▽キャンピング・カーはライトエースバン▽クルマはメルセデスCクラス▽旧車はローバーミニ▽鉄道はローカル線

北海道ツーリング2018道南<後編>

2018-11-18 23:16:18 | 北海道ツーリング2018道南

 前編(カテゴリー;北海道ツーリング2018道南)からの続きです。
 8月25日から9月2日までの北海道(道南)ツーリングの記録です。その前後も含め、かなりの長文になっています。そのため、一度に掲載することができず、前編と後編とに分けて掲載しました。

 今年のコースは地図の黄色のラインです。(ピンクは2017年)
 もしよろしければ、前編から読んでいただけるとうれしいです。

 前編では、積丹半島から渡島半島東側を走って函館にたどり着いたところまで掲載しました。後編は、函館から渡島半島西側を走って苫小牧へと向かいます。
 一気に読んでくれる人も、少しずつ分けて読んでくれる人も、さらっと流して読んでくれる人も、大歓迎です。


<8月29日> 大沼公園に長万部 〇函館~長万部(旅館泊)
 やや雲が広がっているものの、まずまずのいい天気だ。
 函館駅近くのホテルを出ると、真新しい欧州風の路面電車が走っていた。函館は間違いなく大都会だ。広い市街地を抜け、R278を東へとバイクを進める。すると、次第に漁村をつなぐローカルな道になる。右に見えるのが津軽海峡。白波を眺めながら走る気持ちのいい道だ。
 まずは恵山を目指したが、特に何もなかった。ただ、道の駅「なとわえさん」の海岸からの景色は美しかった。


 道の駅を出てしばらく森の中を走る。高速コーナーの続く快適なワインディングロードだ。そしてまた海岸に出る。
 道の駅「縄文ロマン南かやべ」でスタンプをゲットし、右に太平洋を望みながら渡島半島の東側を北に向かった。
 鹿部町市街に道の駅があるため、国道を外れると、北海道らしいおしゃれな家々の間に道の駅「しかべ間欠泉公園」があった。なんでも10分間間隔で間欠泉が吹き上がるということだが、諏訪湖で間欠泉を見ているので僕たちにとっては珍しくはない。それよりも、お昼ご飯だ。昨日昼食を食べ損ねているので、食べられる所で食べておかないと大変なことになることを学習している。
 メニューはプレミアムたらこ定食のみ。そして「たらこ」「たらこハーフ」「たらこなし」で料金が200円ずつ異なる。
「たらこなしのプレミアムたらこ定食・・・」ちょっと笑える。コレステロールを心配する僕は「ハーフ」で我慢した。これがまた超美味。たらこはもちろんのこと、おかずの宗八がれいの煮物のおいしかったこと。そのおいしさは感動モノだった。


 次に目指したのが、この日のメインの大沼公園だ。鹿部から道道43号を西に10数kmほど進むと美しい湖があった。なんとも美しくて神秘的な湖だ。そして、公園としてもきれいに整備されていてしばらく離れたくない思いにかられた。




 湖を眺めたあと、湖の見える公園のほとりの店でアイスコーヒーを飲んだ。いい感じだ。高校生の頃に初めて白樺湖を訪れた時の感動に似た感じがした。ただ、賑わう観光客から日本語をほとんど聞くことはなかった。


 鹿部に戻るのに、湖の北側の道道を選んだ。森と湖の道だ。おっと、カモのおチビがよちよちと出てきた。インカムで妻がケラケラ笑ってる。すると今度はキタキツネだ。こそこそと森に入っていった。「しっぽの先だけ白い」と言ってまた妻の笑い声。なんだか愉快でたまらない。観光地化された大沼公園より、こっちのひっそうりした森と湖の道の方が北海道らしくていいような気もした。
 森と湖の道を抜け、再び道道43に戻り、鹿部を目指した。小さな集落に入ると「なんだ、アレは」。今度は黒くて大きい物体が。「牛?ん?馬だ」「えええっ、馬の後ろにソリがついてる」。ソリにはおじいさんが乗っている。インカムからは「馬ゾリじゃん。」毎年北海道に来ているが、馬ゾリを見たのは初めてだ。北海道は本当におもしろい所だ。二人とも笑いっぱなしでR5に合流する森町の手前の道の駅「つどーるプラザさわら」まで走った。
 今はいい天気だが、今晩から明日一日中雨の予報だった。キャンプはできないだろう。そこで、長万部温泉で泊まることにした。大沼で時間を使いすぎたので、森町から高速道路で一気に長万部まで走ることにした。
 いつの間にか青空は消え、風も出てきた。
 風はだんだん強くなり、高速で走るのがつらくなるほどになってきた。それこそ、歯を食いしばって走らないと、風で流されそうになる。
 長万部インターの手前の国縫(くんぬい)インターで下りた時は正直ほっとした。
 インターから10分ほどで今夜の宿の丸金旅館に着いた。大雨になりそうだからと、玄関前の屋根のある場所にバイクを止めさせて下さった。


 そう言えば、北海道に来て一度も温泉に入っていない。


 長万部の温泉は、ぬめぬめ感のないつるっつるのお湯だった。あまりの気持ちよさに、運転の疲れがすうっと引いていく感じがした。美しい海岸や美しい森と湖、そして動物たちと出会い、丸金旅館のおいしい料理に気持ちのいいお湯。これだから北海道ツーリングはやめられない。

*本日の走行    237km
*本日のピースサイン  4発


<8月30日> 雨、雨、雨~ 〇長万部~登別(観光旅館泊)
 天気予報どおり朝から土砂降りだった。旅館の方が玄関の軒下にバイクを止めさせて下さったので濡れずにパッキングができた。本当にありがたい。
 長万部温泉の丸金旅館を出てR5を北に向かった。土砂降りの雨は降り続くし、しかも強い横風でバイクが振られる。幹線道路なので大型トラックが多い。荷物満載のバイクで走るにはかなりの悪条件だ。どこかに寄ればかっぱを脱がなければならなくなるし、この雨では脱いだり着たりも面倒になる。だから、ただひたすら走り続0るしかなかった。海岸から離れた静狩峠辺りは風も弱く少しは走りやすかったが、再び海岸線に出ると、横風でバイクが左右に振られて自然に体全体に力が入る。
 道の駅「とようら」で最初の休憩をとった。今日は洞爺湖一周と昭和新山や有珠山などを見て回ったり室蘭チキウ岬から太平洋を眺めたりして登別温泉に行く予定だった。ところが、長万部を出てからずっと激しい雨と強い風。雨で視界が悪い上に強風でバイクが振られてかなり危険だし、なんと言っても楽しくない。それに景色も見えない。
 そこで、二人で相談してどこにも寄らずに登別まで走り、とっとと温泉に入って温まろうということに決めた。
 室蘭市街は特に走りにくかった。交通量が多い上にペースが速い。信号も多い。僕たちバイクは視界が悪いから相当気を使う。
 市街地を抜けたところで、「ラーメン・カレー・コーヒー」の看板のある小さな店に入った。昭和のにおいがぷんぷんする店だった。狭い店内にはところ狭しと観葉植物が置かれ、なんとも不思議な雰囲気だ。しかし、昼食として食べた味噌ラーメンはうまかった。


 店を出て再び海岸に沿って走る国道を歯を食いしばって走った。楽しいとは言えないが、不思議なことに少しもイヤだとは思わない。悪条件の天候と交通事情でも、北海道を走っているだけで幸せだと思える。しかも、もうすぐ有名な登別の温泉に入れるのだ。
 登別東から北に折れ、立派な旅館が立ち並ぶ温泉街に入った。僕たちが予約した第一滝本館はちょっと尻込みしてしまいそうな立派な旅館だった。バイクも屋根付きのガレージに置かせて下さった。




 時間が早かったので、二人で温泉街を土産物屋を覗きながらぶらぶらした。雨の温泉街も風情があっていいものだ。
 旅館に戻り、夕食前に大浴場に入った。大浴場なんていう大きさどころではないくらい広ーいお風呂で、大大大浴場だ。どこに入ろうか迷うほどだった。塩泉に硫黄泉、ほかにも何かあったが、よく分からない。とにかく、広ーい湯船があっちにもこっちにも。結局露天風呂の硫黄泉を選んだが、これがまたちょうどいい湯加減で超満足。晩ごはんはバイキングでおいしそうなものがたくさんありすぎて・・・食べすぎた。
 食後もまた温泉。
 たまにはこんな高級旅館もいいけれど、食事に行くにもお風呂に行くにもとにかく遠すぎる。大雨と強風でバイクではあまり走れなかったが、自分の足では旅館街や旅館の中をいっぱい歩いたような気がした。


 たまにはこういう日もいいのかなあと思った。

*本日の走行    111km
*本日のピースサイン  7発

<8月31日> 北海道最終日 〇登別~苫小牧(フェリー泊)
 今日の最終目的地は敦賀行きのフェリーが出る苫小牧東港。北海道での最終日だ。昨日が一日中雨であまり走れなかったので、楽しく走れる最後のチャンスだ。
 今日の天気は予報では曇り。バイクツーリングはいつも天気が気にかかる。外を見ると薄日も射していて、これなら昨日パスした洞爺湖周辺を気持ちよく走ってリベンジできそうだ。
 第一滝本館の朝食バイキングは豪華だった。朝から贅沢なご馳走でお腹を満たし、登別温泉を後にした。
 まず向かったのがオロフレ峠。30年前に初めてバイクで北海道を訪れた時以来の峠だ。広大に広がる森林と遠くに見える洞爺湖と羊蹄山の大絶景に心が震えるほど感動したことを思い出した。
 高速コーナーを繋いだワインディングをどんどん駆け登る。薄雲が広がっていて、天気がよかった30年前の景色は期待できなかったが、高度が上がるにつれて左手に雄大な景色が見え隠れした。


 頂上付近のパーキングスペースにバイクを停め、景色を眺めた。蝦夷富士羊蹄山こそ雲に隠れていたが、一面に広がる森と、その向こうに見える洞爺湖。北海道だからこそ見られる雄大な景色だ。
 峠の壮瞥側は時々タイトなコーナーもあったが、ヘアピンというほどではなく気持ちよくバイクを傾けられるコーナーだ。
 走りと景色を楽しみながら壮瞥町の道の駅「そうべつ情報館」でスタンプをゲット。
 道道2号に入ると茶色い岩肌だけの山が目立っている。一目で昭和新山と分かる。標識に従って進むと、茶色い岩肌にどんどん近づいていく。
 昭和新山の駐車場にバイクを止め、目の前の水蒸気を上げる荒々しい山肌の昭和新山を30年ぶりに見上げる。すごすぎる。地球の息吹と神秘さと奇跡に感動を覚える。感動という言葉では言い表せないほど心に迫るものを感じる。


 資料館で昭和新山を含めた有珠山の歴史を見て、奇跡の山を後にした。
 次は洞爺湖一周だ。R230で時計回りに進むと突然雨が降りだした。天気予報では雨は降らないはずなのに・・・。JAの駐車場でかっぱを着てサイロ展望台に向かった。少し低いが美幌峠から眺める屈斜路湖のようだった。いい眺めだ。天気が良かったら、そしてもう少し高い所から眺めたら素晴らしい絶景だろう。


 さらに北に向かうと雨はますます激しくなってきた。
 道の駅「とうや湖」で昼食にした。バイクが2台停めてあった。建物の入り口にいたライダーが札幌からここまでずっと雨だったと伝えてくれた。
 昼食で選んだのは、妻がほたて御膳、僕はカレーライスとほたて汁。カレーもほたて汁もおいしくいただいた。


 洞爺湖周遊道路の道道132号に下り、森と湖の道を走った。大沼同様に神秘的な雰囲気が続く。それにしてもなんと大きなカルデラだろう。半周で20kmほど神秘的な雰囲気を味わって壮瞥に出た。これで洞爺湖を1周したことになる。
 壮瞥からはR453で支笏湖に向かった。いかにも北海道らしいローカルな道が続く。大滝で旧道の駅「フォーレスト276大滝」だった「きのこ王国」で一休み。雨は小降りになってきたがまだ降り続いていた。ぶらっと店を覗いて歩くと美味しそうな赤玉メロン「ようてい」が並べられていた。せっかくだから秀4玉を家に送った。帰ったらおいしいメロンが待っている。


 「きのこ王国」を出ると峠道にさしかかった。森の中の峠道もなかなかいい感じだ。
 支笏湖は北側の湖岸すぐ近くを走る道が好きだ。
 支笏湖温泉を左に折れ札幌方面に向かうと、湖面と道路がほぼ同じ高さになる所がある。天気がよければ湖の向こうに羊蹄山がそびえる美しい景色が広がっているはずだ。羊蹄山が雲にかかって見えなかったが、それでも十分すてきな景色だ。


 ここ支笏湖が今回のツーリング最後の寄り道だ。しっかりと支笏湖の景色を目に焼き付け、バイクをUターンさせ、道道16号で千歳に向かった。千歳で最後の燃料補給を済ませ、道央道千歳インターに入った。美沢PAでトイレ休憩、そして苫小牧東で日高自動車道へ、厚真インターで出て午後6時少し前に苫小牧東港に到着した。


 帰りのフェリーは23:30発の敦賀行き。時間はたっぷりあった。受付を済ませ、ターミナルのカフェでで牛丼を食べ、のんびりと乗船を待った。道の駅「とうや湖」で出会った滋賀の若者二人がやってきた。話を聞くと同じように支笏湖回りでやってきたそうだ。ただ、1台が125㏄のバイクのため高速を使わずに港まで来たようだ。また、僕のバイクの隣の多治見のおじさんはBMWに乗っているがフェリーにバイクを載せるのが苦手だと笑っていた。同じように苦手意識を持っている妻がすごく安心していた。


 そんなこんなで乗船時間になった。


 妻は苦手なはずのヘリ乗船をなんなくこなしていた。1日分のお泊まりセットを持って部屋に入り、荷物を整理したらすぐにお風呂だ。お風呂に入っている時にフェリーは出航した。
 こうして、僕たちの北海道ツーリングは一応幕を閉じた。

*本日の走行    240km
*本日のピースサイン  7発

<9月1日> フェリーでのんびり 〇苫小牧~敦賀(ホテル泊)
 日本海はとても穏やかで、適度な揺れが心地よく、船上で気持ちのいい朝を迎えた。船内アナウンスによると、昨日の23:30に苫小牧東港を出航した本船「すずらん」は順調に敦賀に向かっているとにことだった。
 朝食は軽く自販機のニチレイのホットドッグで済ませた。普通においしく、軽い食事にはこれで十分だ。


 10時からは往路と同じようにビンゴゲームに参加した。往路では討ち死に、二人ともいつもより気合いを入れて臨んだが帰りもさっぱりだ。そもそもビンゴに気合いなど通用しない。かつて1等賞に輝いた神通力はすっかり消え失せ、トリプルリーチの用紙を見ながらいそいそと会場を後にした。去年は行きも帰りも賞品をゲットしたのになあ・・・。
 お昼はいつもどおりカレーライス。新日本海フェリーの味噌汁はおいしいので、カレーと味噌汁のセットにした。これって、学食で食べる時のお昼のメニューと同じじゃん。よく学生に「カレーと味噌汁の組み合わせっておいしい?」と聞かれるが、おいしいから食べてるんです!。


 15時からはピアノとオーボエのコンサート。普段、目の前での生演奏を聴く機会もほとんどない。それに、いつもはオーケストラに組み込まれてしまっているオーボエだけの音を聴くことも初めてだった。結構聴き応えがあり、楽しいひとときになった。

 音楽を楽しんだ後はお風呂だ。これも毎年のルーティン。新日本海フェリーには露天風呂があり、大海原を眺めながらゆったりとお湯に浸かることができる。これがまたいい気持ちだ。極楽極楽・・・。
 18時からは夕食でレストランが開く。僕は、新日本海フェリーで食べる夕食はホエー豚のジンギスカン風と決めている。好きなんだなあ、ホエー豚のジンギスカン風。


 レストランで食事をしていると、日本海に沈む夕日と夕日の光で煌めく雲と海がとても美しく輝いていた。食べかけのフエー豚をテーブルに置いたまま、デッキに出た。夕日の輝きが実に美しかった。そして、日が沈みかけたところでまたテーブルに戻り、冷めたホエー豚を口にした。


 敦賀港到着の8:30が近づいてきた。いつもながら、下船の時間が近づくとそわそわする。
 フェリーは定刻どおりに敦賀港に着いた。バイクは乗用車やトラックが出てからの下船だ。荷物をくくりつけ、ヘルメットを被ってのんびりと待つ。
 バイクの向きを変え、係員の方の指示を確認してクラッチレバーをそっと離す。生暖かい空気を感じながら下船口を出た。夜の名神高速を走るのは怖いし危ないので敦賀で泊まることにしている。予約しておいたα1ホテルまでのわずか10数kmの暑いこと暑いこと。それほど気温は高くないはずのに汗だくになった。
「し、し、しまった!」
 ブルゾンの内側の秋冬用のインナーを取り外すのを忘れてたのだ。インナーを着けた僕のブルゾンは保温効果バツグンで、しかも風をほとんど通さない優れものですから、夏に着たらもう大変なんてのもではないのだ。Tシャツが汗でべったんこになってしまい、走行中はほとんど我慢大会のようなものだった。
 泊まったのはホテルα1敦賀バイパス。この1週間を振り返りながら眠りに就いた。ただ、フェリーの中では寝てばかりだったせいか、寝付きは悪かった。

*本日の走行     11km
*本日のピースサイン  0発


<9月2日> 無事帰宅 〇敦賀~豊田
 今日はただただ帰るだけの日。北海道ツーリングは終わっても夏のツーリングの終わりは家に着いた時だ。安全運転で締めくくらなくちゃ。


 α1ホテル敦賀バイパスを出て10分ほど走れば北陸道敦賀インターだ。
 森に囲まれた一本道は北海道を思い出させてくれる。長浜辺りの平野も家がなければ北海道っぽい。米原JTCから名神高速に入り、東に向かう。米原までは東側に見えた伊吹山が、名神に入ると北側に、そして左後方へと移って行く。青い空に頂上付近の白い雲がいい感じだ。木曽の御嶽山同様に、西濃から滋賀にかけての伊吹山は本当に存在感のある山で、つい見とれてしまう。
 伊吹PAで最初の休憩を取った。


 隣に停まったドゥカティ氏は、これから岐阜方面へツーリングに出かけると言う。僕は北海道ツーリングをまだ閉じてないのに、またすぐにでも岐阜か長野方面へツーリングに出かけたいと思えてきた。頭の中に9月の予定表が映る。来週はオープンキャンパスで出勤、再来週は市のクリーン活動、その次は・・・地域の福祉部会だったはず。そんなことを考えていたらなんだか悲しくなってきた。授業がないから、平日に休みを取ってソロで出かけるか、それとも二人でチョイ乗りくらいしかできないかもしれないなあ。
 伊吹PAを出て、一宮JCTから東海北陸道に入った。
 ここから先は僕の遠距離通勤路だ。毎日クルマで走る道も、休日にバイクで走るとご機嫌な道になる。いつも利用する岐阜各務原ICを過ぎると僕の職場の大学が見える。案外立派な建物に見えるものだ。
 美濃関JCTから東海環状道に入る。片側一車線の高速道路(法的には自動車専用道路)で、ほぼ森や林の中を走る。まるで北海道の一般道路だ。
 美濃加茂SAでお昼ご飯を食べることにした。ちょっとイヤな予感。前を走る観光バスも僕たちと同時にSAに入った。
 バイクを止め、ヘルメットを脱ぎ、ブルゾンも脱ぎ、そんなこんなしてレストランに入ると、悪い予感どおり食券の券売機の前にはバスから降りた人たちの長い行列。僕も妻も並ぶのが嫌いなので、すかさず外の出店に行き、五平餅とジャガ天でお昼にした。


 再び東海環状道を走り、鞍ヶ池PAで乾杯用のコーラを買い、次の豊田松平ICを出た。家まであと5分。あと5分で旅のすべてが終わってしまう。


 家に着くと留守番をしていた母がすっ飛んできた。やっぱり1週間の一人暮らしは退屈だったんだろう。いくつになっても親は親、高校生の頃と同じように、僕がバイクに乗って出かけると心配でしかたがないようだ。僕、半世紀近くもの間、親に心配をかけ続けている・・・。


 まずは家に入って居間のエアコンのスイッチ。それからまた外に出て、荷物を外してガレージや部屋に運び、ひと段落ついたところで「お疲れさま~」の乾杯。冷えたコーラがうまい。
 ダブル台風で出発が一日遅れたものの、楽しく1週間を過ごせたのは本当によかった。心配だった体調も大丈夫だったし、楽しく過ごせたのは気遣ってくれた妻のおかげかなあと思う。

*本日の走行    204km
*本日のピースサイン  6発
〇総走行距離   1534km
〇総ピースサイン数  49発



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2018.11 シュピーレンで小さな親孝行・・かなあ?

2018-11-07 23:32:46 | キャンピングカーの部屋
 今年は母の世話を考え、家でできる仕事は家でできるような勤務形態にしていただいています。母は89才。足腰は大丈夫ですが、クルマの運転をやめたため、僕か妻が母の足になったりしています。
 担当する講義も会議もなかった先週の木曜日のことです。部屋で調べ物などをしていると、母が、
「米を買いに行くからメグ○ア(生協のスーパー)まで乗せてって。」
と言うので、お昼前に出かけました。
 米などの食品を買ったついでにお昼の弁当も買ってスーパーを出ました。
 母は、僕が家にいるとすごくうれしいらしく、自分の部屋から出てはうろうろしています。今年の1月に次男、つまり僕のたった1人の弟が亡くなってからは僕が母にとってただ一人の子どもになってしまったのです。そこで僕は、なぜだか急に母と一緒にどこか景色のいい所で弁当を食べてみたいと思ったのでした。

 行った先は松平氏発祥の地の松平郷。自然の中に東照宮や松平氏の菩提寺だった高月院があります。まだ紅葉には早いものの、少しずつ秋めいた景色になっています。
 僕のクルマは小型キャンピングカーのシュピーレンです。ベースはトヨタのライトエースバン。その荷室部分が小さなリビングのようになっています。秋色の景色をおかずにしてシュピーレンの中で母と二人でお昼を食べました。

そして、食後はお湯を沸かしてテレビを観ながら熱いコーヒー。母は歳のせいか、歳のせいだけではありませんが、同じ話を何度も何度もしていました。僕は、「その話はさっき聞いた」という言葉が喉から出そうなのをぐっと我慢しながら聞き役になっていました。

 天気もいいし、暑くも寒くもない気持ちのいい午後のひとときです。母と高月院へと歩きました。母のペースに合わせてゆっくりゆっくり歩きました。

「お賽銭の10円、ちょうだい。」
 母に10円玉を渡すと、なんだか子どもの頃の反対だなあと笑えてきました。それに、半世紀に渡ってお賽銭の金額は値上げしてない・・・。

 手を合わせた後、お寺の掲示板に目をやると、???。

「おまえも死ぬぞ」
の文字。

 汚い言葉だけど、由緒あるお寺さんとなると・・・なんだか深い言葉だなあ。そうか、俺も死ぬんだ。そんなこと忘れてた。
 買い物や通院などの用事以外で母と二人だけで歩いたのはいつ以来だろう。なんだかちょっとだけ親孝行したようなお昼でした。
 晩ごはんの時、いつも以上に母がハイになっていて、口数の多い母でした。

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2018.11 初秋の阿寺渓谷(長野県大桑村)ツーリング&ハイキング

2018-11-01 15:32:04 | ニンジャ650の部屋
 29日の月曜日、阿寺渓谷へ妻と二人でおにぎりを持ってツーリング&ハイキングに出かけました。土曜日は大学祭で出勤、日曜日は車椅子体験のボランティアで、月曜日が休日出勤の振替休暇。ちょっと疲れぎみでしたが天気はいいし、気温もちょうどいい。こういう日はバイクで走らないと後悔しそう。
 少し暖かくなった10時頃に家を出て、東海環状道で土岐南多治見ICへ、そこから岐阜県道66で恵那へ、恵那から中津川までは中央道でビューン。県道66は森と農村をつなぐ原風景の中を走るローカルな道で、所々秋色に染まっていました

 中津川ICを出たらすぐに事故渋滞。ローギア半クラののろのろ走行が続くとだんだんフラついてくる。前も後ろも横も大型トラックだらけの国道。「ああっ、・・・あぶなっ」。インカムから妻の声。「どうした?」「フラついた」。事故の主はアメリカン・タイプのバイクでした。タンクが細かったからたぶんハーレー。気をつけなくちゃ。
 中津川市街を抜けて坂道を登った辺りからはいつもの爽やかなR19。左に木曽川を眺めて北に進みます。あれっ、急流が岩に当たって水しぶきを上げる荒々しい木曽川が、なぜかこの日は水量が少なく、白い大きな岩だけが目立っていました。
 大桑村から標識に従って西に折れ、橋を渡るとすぐに目的地の阿寺渓谷のアーチ看板がありました。そこから1車線半くらいの狭い道を渓流に沿って登ります。周りの木々は緑~黄色~オレンジ~赤の美しいグラデーション。紅葉真っ盛りの真っ赤な森よりいい感じかもしれません。
 渓谷の真ん中辺りに駐車場がありました。すでにお昼を過ぎています。
 駐車場端のベンチに腰を下ろし、二人でおにぎりを頬張りました。

上を見ると真っ青な空。

周りは秋色のグラデーション。美味しいお昼になりました。
食事がすんだらジェットボイルでお湯を沸かして熱いコーヒー。至福のひとときかも。来てよかった~。

 ここからは1.2kmの散策路。案内看板に従って遊歩道入り口の吊り橋を渡り、深い森の中へと入って行きました。膝を痛めてリハビリ中の僕ですが、1.2kmくらいなら大丈夫だろうと歩き始めました。

げっ、渓谷をナメてました。ひたすら狭い急坂を登ります。

相当登ったのにあと960mの看板。後悔しましたが、行くしかありません。神経系の疾患なので関節痛や筋肉痛と違って痛くはなりません。ただ、足が上がらなくなるのです。無理しないようにゆっくり歩き、なんとか最高地点の小さな橋までたどりつきました。記念に写真を1枚。妻は笑顔、ぼくは作り笑いのヘン顔。

そこからの下り坂もかなり急で、時々ヒノキの幹につかまりながら山を下りました。でも、なぜかいい気持ち。そうして無事に出口の吊り橋に出ることができました。かなりつらかったけど、自然の中を歩くって本当に気持ちがいいものです。
 それに、なんと言っても阿寺川の水のきれいなこと。これは感動モノです。とにかく、水が無いに等しいくらいの透明度なのです。川底の石がそのまま鮮明に見えるのです。

それに淵のように水が貯まっている所は美しいエメラルドグリーン。

所々に滝があり、それはそれは美しい渓谷でした。

 帰りのR19で、周囲の山々の秋色をもう一度楽しみ、あとは中津川から豊田松平ICまで高速道路をビューン。

 一足先に秋を楽しんだような気がして、なんだか得した気分です。



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北海道ツーリング2018道南<前編>

2018-10-28 23:13:02 | 北海道ツーリング2018道南
 8月25日から9月2日まで北海道(道南)ツーリングの記録です。その前後も含め、かなりの長文になっています。前編と後編とに分けて掲載します。
 一気に読んでくれる人も、少しずつ分けて読んでくれる人も、さらっと流して読んでくれる人も、大歓迎です。

 初めて北海道をバイクで走ったのが平成元年の夏。あれから30年、これまで何回北海道に行ったことだろう。しかし、道南渡島半島だけはまだ一度も行ったことがない。初上陸30年目の節目として、今回は渡島半島を一周しようと妻と話し合った。出発は8月24日深夜、25日0時30分発の新日本海フェリーだ。前日の23日に19号と20号のアベック台風が北に抜け、出発当日は台風一過の晴天。荷物を2台のバイクにくくりつけ、出発の時間を待った。相棒はNinja650と妻のVTR250F。ともに乗車姿勢の緩やかな乗りやすいバイクだ。

 

出発予定の8月24日午後3時過ぎ、1本の電話が・・・。
 準備完了。敦賀港に向けてシュッパーツ!
 ブルゾンを着て、ヘルメットを持って、ブーツを履こうとしたまさにその時、電話の音がした。新日本海フェリーから、台風20号の影響で敦賀港発苫小牧東港行きのフェリーが欠航になったとの連絡だった。
 ガーン!
 まあ、家を出るギリギリ直前でよかったのかなあ。
 それで、翌日の深夜23:50舞鶴発小樽行きのフェリーを取ることができた。でも、舞鶴ってメッチャ遠いじゃん。それに、台風のせいで北海道滞在が一日減ったじゃんか。

 それから苫小牧のホテルをキャンセルしたり翌日の小樽のホテルを探したりしてちょっとバタバタしたが、それでもなんとか一日遅れで行くことができる。
 しかたがないか、台風だもん。


<8月25日> 1日遅れの出発 〇豊田~舞鶴(フェリー泊)
 改めてバイクのパッキングを済ませ、午後0時ちょうどに家を出た。とにかく暑い。家から東名三好ICまでの信号待ちでは、停まるたびに汗が吹き出してくる。しかも、こういう時に限って信号運が悪い気がする。
 走り出して40分。守山PAで昼食にした。う~ん、迷った末に名古屋らしく豚汁きしめんにした。しばらく愛知を離れるから、かな。
 走っている時は暑さを忘れられる。高速道路は停まることがないから快適だ。しかし、産業道路化した名神高速はおもしろくはない。
 淡々と走り続けて約100km。東名~名神から米原JCTで北陸道へ分岐し、賤ヶ岳SAで一休み。あっつい。暑いなんてもんじゃないよ。コーヒー休憩と思ってSAに入ったけど、一番に目に飛び込んできたのがかき氷。この暑さ、アイスコーヒーよりかき氷でしょう、ということで、僕は大好きなメロンで妻はなぜかレモン。イチゴにすれば、カワサキカラーとホンダカラーでそれぞれのバイクと同じになってたのにね。
 バイク駐車場の隣のEV充電器の日陰でかき氷を食べた。これがまたうまい。で、べろがすっかりカワサキのライムグリーンになった。
 そしてまた、汗を拭き拭きSAを出ようとすると、妻が「ガソリン入れとこ」という提案。SAのガソリンは高いけど入る量は少ないし、北海道に上陸してからもしばらくは安心だ。




 給油を終え賤ヶ岳SAを出て、敦賀JCTから舞鶴若狭道へ。いつの間にか敦賀まで全線開通してたんだ。交通量は少なく走りやすいがペースが速い。気持ちはいいけど舞鶴に早く着きすぎてしまうんだな、これが。舞鶴東ICに近い加斗PAで最後の休憩兼時間調整。でも、トイレ以外になにもないPAなので時間調整にならない。日陰もなくてただ暑いだけなので、すぐに舞鶴港を目指すことにした。このペースだと5時頃に着いてしまう。

 加斗PAを出て20kmほどで舞鶴東IC。30年くらい前に兵庫県加東に住んでいた頃よくツーリングに来たなつかしい道を走って舞鶴港にたどり着いた。着いたのは見立てどおりの午後5時ちょうどだった。フェリーの出航は11時50分。退屈な時間の始まりだ。もちろん、バイク一番乗りだった。
 受付で手続きを済ますと、7時に乗船口に移動、11時に乗船とのことだった。食事のできるカフェは7時からで、まずは今から1時間半をどう過ごすかが問題だった。でも、ロビーでテレビを観てたらいつの間にか寝てしまった。先月冠動脈の手術を受けたばかりで体調が心配だったが、いまのところなんともない。でも、やっぱり久しぶりの長時間のライディングで実際には疲れたのかもしれない。
 7時にバイクを乗船口に移動させるともちろんポールポジション。ちょっと緊張する。
 ターミナルに戻って晩ごはんだ。妻は限定のあじフライセット、僕はなぜかラーメンが食べたくてしょうゆラーメンと小チャーハンのセット。ありがたいことに、注文から出てくるまでにかなり時間がかかった。普通ならイラつくところだが、今は時間を使いたいところ。しかもスッゴいうまいラーメンだったし、妻のあじフライも一口もらったらうまかった。舞鶴港のフェリーターミナルの食事はオススメかも。

 それからの2時間が大変だった。もう眠たくなくなってるし、やることはないし。スマホの電池もほとんどなくなってるから遊べない。退屈~と思いながら過ごした。
 乗船20分前の10時40分にバイクのところに戻り、一番前で乗船を待った。フェリ乗船に苦手意識を持っている妻はかなり緊張している。いくら苦手でも、こればかりは自分で運転して乗船するしかないのだ。そして10分遅れで乗船一番乗り。

 一日分のお泊まりセットとヘルメットだけを持って指定の616号室へ。グレードはデラックスA。昨日欠航になったフェリーはベーシックな部屋を予約してたが、旅程が一日減ったので、その分その分ちょっと贅沢してデラックスAにグレードアップしたのだ。もちろん初めて。
 昨日の舞鶴発の便も敦賀発の便も欠航になったせいか、乗客はすごく多い。まずはお風呂ということで大風呂に行ったらものすごく混んでいた。デラックスAはバス付きの部屋だが、混んでいてもやっぱり大風呂の方が体が休まるような気がする。
 日本海の北の方に二つの台風くずれの移動性低気圧があるため海は荒れていた。いつもより揺れは大きい。午前1時、よく揺れるなあと思っているうちに眠りに就いた。

*本日の走行    231km
*本日のピースサイン  3発


<8月26日> 小樽上陸 〇舞鶴~小樽(小樽ゲストハウス泊)
 今日は一日フェリー暮らし。
 台風くずれの温低の影響でよく揺れる。それでもしっかり熟睡し、目覚めたのは7時10分。8時のレストラン開店に合わせて朝食を取り、その後は部屋でごろごろしていた。やることがないのだ。

 10時からビンゴゲームに参加したけど、僕も妻もさっぱりだった。4年前に1等賞になって2000円券をゲットして太っ腹になったのは夢のまた夢。その後もよく当たったんだけどなあ。

 お昼はレストランが混んでいたので自販機のニチレイの焼おにぎりとハンバーガーを買って二人で分けて簡単に済ませた。何もしてないから腹も減らない。
 デラックスAの部屋には贅沢にもデッキテラスがついている。これがまた気持ちがいい。青い空に大海原。潮風にあたってコーヒータイム。極楽極楽。またまたうだうだと過ごして4時になったら大浴場へ。おおおっ、大陸が見える。もう北海道の南西まで来ているんだ。

 晩ごはんは、ずっと前から決めておいたホエー豚のジンギスカン風。去年の新日本海フェリーで行きも帰りもこれを食べてすっかりお気に入りになっている。去年よりちょっと味が薄めかなあなんて思ったりして少しだけしょうゆを垂らしたらやっぱりうまい。たぶん帰りの便でも食べるんだろうなあ。

 晩ごはんが終わったらいよいよ下船の準備だ。わくわくどきどきの時間帯・・・。なぜか落ち着かないひとときだ。

 予定より少し遅れて9時過ぎにフェリーから出た。北海道上陸だ。あれっ、雨が降ってるよ~。それも霧雨でヘルメットのシールドに点々と細かな雨粒がついて前が見えにくくなる。ただでさえ小樽の街のどこを走っているのかよく分からないのに前が見えないから困ったもんだ。

 スマホのナビを予約した小樽ゲストハウスに設定し、ナビに従って走ると、坂路発進だらけ。インカムで妻の悲鳴がたびたび飛んでくる。雨の中、どこをどう走ったかよく分からなかったけどとにかくなんとか山の中腹の宿にたどり着くことができた。ホントめでたしめでたしって感じだった。これでいよいよ明日から北海道ツーリングのスタートだ。今日はぐっすり寝ておこう。・・・って、今日は一日中ごろごろしてたじゃん。

*本日の走行      8km
*本日のピースサイン  0発

<8月27日> 積丹半島を1周 〇小樽~せたな町(せたなのキャンプ場泊)
 曇り後晴れのはずが、外は雨。しばらく部屋でだらだらしてたけど、9時になっても雨がやまないので出発することにした。それでも、パッキングしているうちに雨が上がり、かっぱを着ることもなく小樽ゲストハウスを出ることができた。

 平日のR5は 混んでいた。それでも余市でR229に入ると徐々に交通量は減り、ようやくほんの少し北海道らしい雰囲気を感じながら走ることができるようになった。R229を離れ、道道913に入ると、森と集落の間を走る道。道東と道北ばかり走っていた僕は、なんだか集落と集落の間が短く、今ひとつ北海道らしさが足りないなあと思いながら走っていた。そもそも積丹岬にい行くみちに集落がいくつもあることに疑問を感じ始め、「道、間違えたかもしれん」なんて思ったりもした。そのうちに雨粒がポツリポツリ。

 かっぱを着る時に、ツーリングマップルで確かめてみたが、地図上に記されている道なんて、この913しかない。間違える道さえないから、合っているはず。積丹岬に着いた時には誰も走っていない占有道路に近い状態になっていた。さすがにここまで着て「これぞ北海道、前にも後ろにも何一つ走ってない」と、ようやく北海道を実感できた。
 雨は上がっていた。薄い雲が低くたちこめていたため積丹岬から眺める海の景色は積丹ブルーとは言えないまでも、それでも澄みきった海はとてもきれいだった。青空が広がっていたらどんなにきれいだろう。




 積丹半島を反時計回りに回って、神威岬へ。ちょうどお昼だったのでシーフードカレーで昼食にした。コレがまたシーフードだらけでうまい。

 そのままぐるっと回って神恵内の道の駅「オスコイかもえない」で日本海を眺め、岩内の道の駅「いわない」でコーヒータイム。さらにR229を日本海に沿って走り、寿都の道の駅「みなとま~寿都」でもスタンプをゲットし、島牧村の道の駅「よってけ島牧」で一休み。


 ここで、今夜の宿を二人で相談した。地図を見るとせたな町にしかキャンプ場が見当たらない。電話をすると「空いてますよ。5時頃まで受け付けをやってますから。閉まっていたら、朝受付を済ませてください」との返事。さっそく予約をしてさらに南へと向かった。問題は受付時間に間に合うかということだった。朝でもいいとは言われても、どこにテントを張ればいいのか分からないし。とにかく安全な範囲内でのハイペースで走った。それでも、せたな町との町境辺りの長いトンネルの中で速度メーター脇のデジタル時計が「17:00」になってしまった。どんよりとした空はいつの間にか空は青空になり、海の青さが美しすぎ~。R229はずうっとずうっといい気持ち。

 5時14分、せたな青少年旅行村キャンプ場に着いた。5時頃と言っていた受付は実際には5時15分までだったのでギリギリセーフだった。
 広~い広~いキャンプ場で、テントは僕たちだけ。遠く離れたコテージに家族連れがいただけで、ほとんど独り占めだった。


 晩ごはんは、温めるだけの五目ご飯に、鍋。鍋と言っても、セコマで買ったカット野菜とうどん1玉をコンソメで味付けしただけだが、なんと、これがめっちゃうまくできて大満足。






 でも、イヤなことが一つあった。走行中にバイクのバッテリーで充電していたはずのスマホがなぜかバッテリー0になっていた。これには焦った。焦ったが、仕方がない。明日も充電しながら走ればいいかと思い、寝ることにした。ちょうどいい気温で、布っきれ一枚のテントがホテルなみの快適さになり、熟睡。

*本日の走行    241km
*本日のピースサイン 14発

<8月28日> 絶景、絶景、空腹 〇せたな町~函館(ホテル泊)
 よ~く寝た。今日もいい天気だ。キャンプ場の朝は爽やかでいい。

 キャンプの朝ごはんはいつもパンとスープ。お湯を沸かすだけでできる。

 9時半、せたなのキャンプ場を出て、再び渡島半島の西海岸を南下。

 またまた道の駅巡りだ。道の駅てっくいランド大成で那須ナンバーのVストローム氏としばらく談笑。この時期の道南はライダーとほとんど出会わないので、お互いうれしかったように思えた。
てっくいランド大成を出てしばらくすると、おおお、なさに熊だ。海岸に突き出た親子熊岩は、まるで親熊が子熊を抱えている姿そのもの。しばらく見入ってしまった。その親子熊岩、この地では古くから大きな影響力があったとみえて、その先々の地名が「熊石××」が延々と続いていた。
 道の駅ルート299元和台からの景色は超絶景だった。北海道の海と海岸は本当に美しい。

 江差を過ぎた辺りでお昼になり、道の駅上ノ国もんじゅでお昼ご飯にしようとしたら・・・、ガーン!

 レストランは臨時休業。どこかで食べればいいや、そう思って道の駅を出たけど、通称追分ソーランラインはどれだけ走ってもなんにもない。景色だけは絶景続き。きれい過ぎて空腹を忘れかけてしまいそうだったが、絶景でお腹は満たされない。松前にたどり着いたのは2時過ぎ。道の駅北前船松前では食事系のメニューはすべて売り切れだった。串カツやらメンチカツやらおやつっぽいのを適当に食べ、お昼代わりにした。




 せっかくだから松前城に行ってみた。小さなお城だが、最北端の城ということと、防御がすべて海を向いていたことに感動した。




 次に向かったのが木古内だったが、途中の道の駅しりうちでおもしろいものを見た。新幹線青函トンネルの出口だ。入り口かも。それが見える展望塔まであって、なんだかすごく珍しいものを見たような気がした。

 その後、木古内で新幹線の駅を見て函館のスマイルホテルに入った。




 晩ごはんを食べに街に出たが、最初に向かったのがauショップだ。やっぱり僕のスマホは充電できていない。
 ショップで調べてもらった結果は・・・チーン!
 帰ったら機種変更するしかないか・・・。悲しい~。

 晩ごはんは駅前近くの根室花まる。おいしいお寿司をたらふく食べて満足満足。でもスマホが~。

*本日の走行    251km
*本日のピースサイン  8発

(後編に続く)

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2018.10 Ninjaで行く初のダムカレー

2018-10-24 23:49:10 | ニンジャ650の部屋
 先週はいろんなことがありました。
 家で資料調べなどの仕事をしていた時のことです。7月下旬に入院してた時に、退院したらダムカレーを食べに行こうと思っていたことを思い出しました
 お昼に近い11時半、ぽかぽかしていい天気だったのでバイクに乗って豊田下山の羽布ダムに行くことにしました。確か、三河湖観光センターにダムカレーがあったはずです。三河湖は羽布ダムのダム湖で、家から40分ほどの距離のところにあります。休憩を兼ねてぶらっろNinjaで下山方面へと向かいました。先週相撲を見たあとにバイクを洗ったばかりなので僕のNinjaはピッカピカ。空は青いし、いい感じでした。引きこもりの仕事をしているような日ではないなあと、ちょっとだけ思いました。

 羽布ダムのある三河湖に着き、バイクを停めると、あれっ、観光センターはお休み。駐車場はひっそりしていて僕のNinja と後から入ってきた変なモンキーだけ。なんか変なモンキーだなあと思ったら、発売されたばかりのモンキー125でした。最新のモデルです。そのモンキーが出て行って僕一人。仕方がないのでダムの麓の香恋の里に行ってみました。




 やったね、ダムカレー。ここにもありました。ダムカレー初体験です。850円だけどJAF割引で10%オフ。ルーが御飯のダムで塞き止められています。香恋の里のダムカレーはいのししコロッケや詮のように埋められている手作りソーセージなどがトッピングされ、ちょっと豪華っぽいカレーでした。崩すのがもったいなくて・・・。崩れないように気をつけながら食べました。


 さて、バイク屋に寄って帰ろうかなあと思いましたが、あまりにもいい天気でもうちょっと足を伸ばしてみようと思い、新城市作手の道の駅に行くことにしました。下山から作手のR301は時折北海道を感じさせてくれるような高原道路。大好きな散歩ツー・コースです。


 いつもバイクでいっぱいの作手の道の駅も平日はすいていました。作手に来たらフランクフルトソーセージ、三河フランクです。三河フランクはジューシーで評判です。
 フランクを買ってバイクに戻ると、隣のカワサキ乗りの親子ライダーさんに出会いました。4才くらいの女の子とそのお父さんです。彼のカワサキはZ1000R・・・そうです、名車ローソンレプリカと呼ばれるバイク。81年式だそうなので貴重なR1か。40年近くも前のバイクなのにものすごくきれいでした。これから牧場へ行って親子で小動物と遊んでくるそうです。face book の友達交換をして別れました。とてもさわやかで素敵なお父さんとかわいらしい娘さんでした。


 作手から豊田に戻り、ちょっとだけバイク屋さんに顔を出そうかと思って上郷のトーカイオートへ行ってしまいました。とんでもなく長い休憩時間になっています。
 まずはエントリーしていたカワサキKAZEチャレンジクルーズのゴールのシートを提出。北海道ツーリングは台風で予定より1日少なくなった上に今回は道南巡りだったのであまり距離を走ってないし、7月下旬に入院したために8月はほとんど走ってないし、と言うことで今年もたぶん参加賞だけだと思います。
 次に、Ninjaの旧400にあって同型の650にないアンダーカウルのKAWASAKI のロゴマークのステッカーを注文しました。カウル下部ののっぺり感が気になっていましたが、これでたぶん解消されるはずです。
 次に、前回の点検の時に指摘されたタイヤの磨耗。もう少し持ちそうですが、早めの交換を選択。もちろんこだわりのミシュランです。ミシュランパイロットパワー3、全車ZRX1200ダエグの時もミシュランを穿いていてすごくしっくりきていたのでとても楽しみです。
 ちょっとお昼御飯を食べに出かけたのに、半日がかりの130kmほどのショートツーリングになってしまいました。ヤエーと名を変えたピースサインも10人以上と交わし、素敵な親子ライダーさんと出会い、念願のダムカレーを食べ、楽しい半日になりました。その分、夜遅くまで資料調べ・・・でしたが、こんなのは夜でもできます。天気のいい日に時間が取れればやっぱりバイクでぶらり、ですね。

 さて、途中で出てきた相撲の話題も付け加えます。普段、おすもうさんをナマで見ることはまったくと言っていいほどありません。僕、特に相撲に大きな興味があるわけではないけど、見る機会があれば見てみたいとは思っていました。
 6月に大相撲地方巡業豊田場所があることを知った僕は相撲好きの妻と母を誘って見に行くことにし、すぐに先行予約をしました。ました。そして待つこと3か月、先週の土曜日、いよいよその日がやってきたのです。


 89歳の母は、高齢ですが足腰は丈夫です。妻と3人で10分ほど歩いて最寄りのバス停まで行き、豊田市のコミュニティバスのおいでんバスに乗りました。母は鉄道系I C カードを使うのは初めてで、僕たちは母に使い方を教えながらの乗車でした。こういう僕もおいでんバスに乗るのは初めて。バスフェチの僕はちょっぴり興奮です。豊田本町バス停で降り、また10分ほど歩いて豊田市体育館スカイホールに行きました。またまた初体験。豊田市民でありながらスカイホールに入るのも初めてだったのです。僕、市民税を払っているだけであまり恩恵はないみたい。普段は岐阜の各務原市にいるし。
 「おおお、すげぇや。本物じゃん。」
 思わず声が出てしまいました。唐揚げの売店に細めのお相撲さんが並んでいました。


 体育館に入ると公開練習の真っ最中。栃ノ心がやけに目立っていました。妻が輝もいると教えてくれました。さすが相撲好き。僕、大きい小さい以外はほとんど同じに見えてしまうのです。ぶつかり稽古だけでも間近で見ると大迫力でした。
 相撲特製弁当という名の普通よりちょっとだけ豪華な弁当を食べながら序二段、三段目の取組を見ました。小さい力士がでっかい力士に勝ったりすれば大きな拍手が場内に響き渡ります。どんどん盛り上がってきたところで、相撲甚句。唄、なかなかおもしろい。「相撲負けても下駄穿いて歩きゃ、カッタカッタと音がする」などの歌詞で、しかも張りのある歌声。さらに続いて初切(しょっきり)。二人の力士によるコントのようなコミカルなショーで、みんな大笑い。しかし、元来ルールを観客に分かりやすく説明するステージだったとのことで、それも納得。地方巡業ではこんなにおもしろいこともやってたんだ。

 そしていよいよ十両~中入りと取組が進みます。さすが十両となるとこれまでとは迫力が違いました。それに臥芽丸や安美錦など幕内にいた力士も登場し、見ていて楽しくなってきました。中入りに入るともう大変。場内は大声でひいきの力士の名前を叫ぶように呼び、テレビで見る相撲中継の雰囲気になってきた。こうなると僕の楽しみは御嶽海と稀勢ノ里。母はものも言わずに土俵を見つめていました。
 御嶽海の取組相手は栃ノ心。母は御嶽海の大ファンです。目が真剣です。始まるとすぐに御嶽海が押して行き優勢な体勢になりました。でも、背の高い栃ノ心に吊り上げられて土俵の外に。残念ながら負けてしまいました。結びの一番は鶴竜と稀勢ノ里の横綱同士の取組でした。本場所でよく見られるように稀勢ノ里は土俵際ギリギリで負けそうになりながらも最後はタイミングよく力を加えうっちゃりで勝ちました。地方場所とはいえ、やっぱりナマで見ると「すげぇ」の連続です。
来年は3人で名古屋場所に行ってみようかなあとちょっとだけ思いました。F1もサッカーもホッケーも、目の前で特別にすごいプレーヤーが高度な技を駆使して戦っているのです。見なくちゃ。






 で、目の前にスーパースペシャルなすごいプレーヤーが登場。アジア大会金メダリストとのツーショットです。
 この夏にインドネシアで行われたアジア大会で優勝したホッケー日本代表さくらJapan の星選手がひょっこり僕の研究室に顔を出してくれました。すっごく嬉しくて、嬉しさを通り越して感激しちゃいました。3月まで僕の勤務する東海学院大学でプレーし、4月から日本リーグ無敵のソニーブラビアレディスに所属する日本代表選手です。在学中は僕のゼミ生だったので、普通に僕の研究室に出入りしてた星選手ですが、なんだか卒論を書いていた頃より大きく見えました。ソニーに入ってからのこと、日本代表選手としての活動やアジア大会などのことなど、いろいろな話を聞かせてくれました。

 ずっとずっと応援しますよ。ホッケーのおもしろさをもっともっと多くの人に知ってもらいたいなあと思っています。訪ねてきてくれて本当にうれしかったです。卒業生の活躍を目の当たりにすると、この仕事を続けてきてよかったなあと心から思います。
 星さんのface bookに、次のように綴られていました。


大学でお世話になった先生
久々に話せて嬉しかった!
学生の時も今もずっとホッケー応援してくださっていることに感謝しています。
出会いを大切にします。

 東海学院大学子ども発達学科に赴任して6年目。僕も、多くの学生たちと出会ったことをうれしく思っています。


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